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2月5日(水)ほんまにええもん

※本日のスカーレットの感想です

今日もきみちゃんの話や。明日もきみちゃんの話や。毎日きみちゃんの話や。それくらいにきみちゃんはもう、うちらの体の一部にまでなってしまってる。

ええ色が出た。ほんまにええ色やった。

炎で燃え尽きて穴窯が崩れた時、ためらうどころか更に火が付いたみたいに、薪を焚べ続けるきみちゃんの目、怖かった。壊れてしもたと思った。お母さんも引いてた。誰だって引く。怖かった。だからええ色が出た。

あれくらいの覚悟がないと、ほんまにええもんは生まれへんのやということ、物語を通じて教えてもらった。なんでかわからんけど胸が熱くなって、涙が出て、こういう種類の感動もあるんやって知った。

スカーレットのいいところは、使われてる焼きもんがほんまにちゃんとした良い作品なところやと思う。「え?こんなもん?」っていう程度のんじゃなくて、ほんまにちゃんとしたいい作品。見ただけで心が震えるような、ああ、ほんまにいい色出たんやな、って納得するような。

だから今回のええ色には、ほんまに感動した。物語としての感動と、作品に対する感動、その2つが同時にあった。

陶芸家になる前のきみちゃんの作品は、確かに「陶芸好きの奥さん」レベルやった。面白さはあったけど、野暮ったさとか、どんくさい雰囲気が拭えへんかった。でも今度のは違う。洗練された田舎やった。ほんまにいい壺やった。素敵やった。感動した。

私の家は陶磁器との関わりが強くて、小さい頃から色々な焼きもんに触れてきてた。だから焼きもんって生活にあって当たり前というか、逆にその特別さに気付いてなかったんやけど、大人になってからその面白さが分かるようになった。

小さい頃には家族旅行で各地の窯元にも行ったらしいけど、ほとんど覚えてない。覚えてないけど、絵付け体験をしたカレー皿は今も現役で残ってる。下手くそなトンボの絵が描いてあって(描いたんは自分や)、けどめちゃくちゃ使いやすくて、あの感じ。あの普通な感じ、大好きや。カレー皿は唐津やったけど、他にもいろんなお皿がある。

またいつか自分でも窯元に旅行に行ってみたいなぁと思ってて、でもこうして行けない体になってしまって無念だった。陶磁器のお皿は重たいから今の生活では使うことも出来なくなって、台所にも行けへんから焼きもん自体見んようになって、寂しかった。お皿好きやねん。お皿が好きやった。今も好きや。だから、スカーレットで陶芸を扱ってくれて本当に良かった。

いい色が出て良かったです……

明日もきみちゃんを見ます……

さようなら


【出来事】

漢方薬の勉強、というほどでもないけど、本が届いたので読んでいる。薬膳は一通り読み尽くして、食べ尽くして、実際に胃腸の調子も安定してきた。

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漢方医学(東洋医学/中医学)は受け皿の広さが良いなと思う。漢方薬、3年くらい色々と飲んでて、実際、割と効くので、不定愁訴の塊の方にはおすすめできるかもしれません……

西洋医学は劇的ビフォーアフターで、東洋医学は1日1個いらんもの捨てる、みたいな整え方だなと思った。

階段昇降機の業者の人が状況確認に来てくれはったらしい。階段がいつもいる部屋の真隣なので、うるさかったら嫌やなと思ったけど、そうでもなくて助かった。昇降機付けるとしたら工事がうるさいんかなぁ、ちょっと不安……

おしまい


HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞