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2023年1月の記事一覧
シン・映画日記『ピンク・クラウド』
ヒューマントラストシネマ渋谷でブラジルのSFスリラー映画『ピンク・クラウド』を見てきた。
突如現れたピンク色の雲。この雲に触れると10秒ぐらいで死ぬらしい。
そこで人々はピンクの雲に触れないように引き篭もる生活を強いられることに。
主な登場人物はジョヴァナとヤーゴのカップルと二人の間に産まれたリノ。
基本的にはこの3人の引き篭もり生活を見ていくんだけど、
まあ、リアリズムがないこと。
まず、
シン・映画日記『ノースマン 導かれし復讐者』
TOHOシネマズ新宿にてロバート・エガース監督最新作『ノースマン 導かれし復讐者』を見てきた。
主演で主人公アムレート役にアレクサンダー・スカルスガルド、主人公の母親・グートルン王妃役にニコール・キッドマン、父親でホーヴェンディル王役にイーサン・ホークなど豪華なキャストでおくる10世紀のアイスランドを舞台にしたスペクタクルロマン&アクション&復讐劇!
シェイクスピアの悲劇「ハムレット」のベース
蔵出し映画レビュー『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
元の『ジュラシック・パーク』シリーズが三部作だったからか、『ジュラシック・ワールド』シリーズも三部作というつもりで作る側も見る側も思って見た『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』。
後半はそれなりに面白いと思える部分もあるにはあったけど、全体的に「何でこうなったかな?」とか「これ、違くない?」と思うシーンが多いシリーズ最終章だった。
確かに凶暴なギガノトサウルスとかアロサウルスとか出
蔵出し映画レビュー『ゴーストブック おばけずかん』
平成・令和の子供向け妖怪百科「おばけずかん」を元にして山崎貴監督が作り上げた『ゴーストブック おばけずかん』。
穿った見方をすれば和製『ハリー・ポッター』っぽい入り口ながら、意外にもピリッとした脚本で、『ジュブナイル』で監督デビューした山崎貴監督作品らしさがいい方向で出た映画になった。
ストーリーは異世界のパラレルワールドでおばけを図鑑に期限内に封じ込める。そのおばけは一反もめんのようなポピュ
2022年 映画ベストテン(ハリウッド、アメコミ他大作映画部門)
■総評:アニメ映画部門だけでなく、他にもジャンル特化型のベストテンを作ってもいいかなと思って作ったのがこれ。人によって好みの傾向もあって、その場その場では高い評価を出しても、いざ年間ベストテンを組むと中規模、小規模の作品と比べにくいというのがある。ということで、アメコミ映画やハリウッド映画等に特化したハリウッド・アメコミ・大作映画部門を作ってみた。そうなるとMCUの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・
もっとみる蔵出し映画レビュー『PLAN75』
うっかりオムニバス映画版のオリジナルを見てはいなかったが、SFと倍賞千恵子の異様な食い合わせに期待が膨らんだ早川千絵監督・脚本の『PLAN75』。冷淡な近未来社会派かと思いきや、思いっきりくたびれた感じの倍賞千恵子で包み込んだヒューマンドラマで、不器用な群像劇と淡白なSFであっさりしすぎた印象である。
てっきり、倍賞千恵子が演じる主人公と磯村勇斗が演じる「PLAN75」の職員がチグハグな感じで絡
蔵出し映画レビュー『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』
アニメはそれほど見てなくてもジャンプ黄金期をオンタイムで経験した世代ということもあって劇場の新作は一通り見る「ドラゴンボール」の劇場アニメ映画最新作。新キャラの弱さは否めないが、当作品で古くからあるキャラクター、レッドリボン軍を上手く使ったり、悟空・ベジータといった二大メジャーキャラをほぼほぼ抜きで作った展開は見応えは十分。
基本的には劇場アニメ映画『ドラゴンボール超 ブロリー』の続編ながら、「