記事一覧
谷郁雄の詩のノート52
先日、都知事選の投票に出かけたとき、投票場になっていた小学校のフェンスに見つけた「えがお」の3文字。こういうの、学校にはよくありますね。このとなりには「あいさつ」ということばもありました。学校って、昔からちっとも変わりません。大人が変わらないのです。「好きに生きなさい」とか「恋をしよう」とかあると、自然に「えがお」になれるのに。小池百合子さんの時代がしばらく続きそうです。ずっと昔、アナウンサー時代
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仕事が終わり、高円寺駅のホームで電車を待っていたぼくの目の前に、ふくよかな背中に「世界地図」のタトゥーを彫り込んだ女性がいました。めったに見られないタトゥーなので記念に一枚。この「世界地図」には日本は描かれていないようです。残念。でも、素敵なタトゥーでした。さて、29日夜の詩のイベント「Poetry Hour ポエ泡」が間近。ぜひ遊びにいらしてください。「文喫 六本木」のイベント情報をチェック
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高円寺の氷川神社は天気の神様としても知られています。結婚式とか、デートとか、イベントの日の晴天を願う人たちが訪れ、願い事を書いた絵馬を吊るしていきます。氷川神社の絵馬は、お天気を占う下駄の形をしています。「脱!雨女」の絵馬が気に入って写真に収めました。梅雨の季節、氷川神社の絵馬はますます人気が出そうです。イベントのお知らせです。6月29日夜に六本木の書店「文喫」にてトークと詩の朗読を行ないます。ま
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高円寺の駅前に活気のある八百屋さんがあります。ときどき、そのお店の前を通ります。何も買わないのですが、店先に並べられた季節ごとの果物や野菜を眺めるのが好きです。なんだか元気が出ます。先日は美味しそうなスイカを発見。もう夏なんですね。皆さん、もうスイカを食べましたか? インスタにも詩を投稿中です。(詩集「詩を読みたくなる日」他、発売中)
「おつかれさま」
道具も
人も
使い捨て
人は
道具じゃ
谷郁雄の詩のノート48
一年のうちでいちばん好きな月が五月です。仕事に行く途中や散歩の途中で見かける若葉の美しさは格別です。特別なことがない日々でも、心が高揚します。写真は、高円寺にある高円寺というお寺の駐車場で缶コーヒーを飲みながら見上げたときの、一枚。皆さんも五月を堪能してください。インスタもときどき投稿中。(詩集「詩を読みたくなる日」他、発売中)
「つづれ織り」
人生は
ゲームさと
言う人もいる
人生は
旅さ
谷郁雄の詩のノート44
先日の風の強い日に、ランチに行こうと、高円寺駅の高架下を歩いていたら、この赤いマフラーが目にとまりました。
誰か(女性)が落としていったマフラーを別の誰かが見つけて、このガードパイプに結び付けておいたのでしょう。ぼくにはそれが、たまたま結ばれた人の縁として心に映りました。マフラーがどうなったのかは知りません。春になり、マフラーの出番はなくなります。この日の出来事も、ぼくの中では、淡い色の思い出にな
谷郁雄の詩のノート39
皆様、あけましておめでとうございます✨今年は元日から大きな自然災害が発生して、一日中そのニュースばかりでした。被災された方々の気持ちを思うと「おめでとうございます」という新年の挨拶にも陰りが出ます。3日の日に夫婦でお寺にお詣りに行ったら、日光猿軍団の猿回しをやっていました。猿くんも猿に芸をさせる女の子もデビュー戦で、おっかなびっくりな感じ。見物人は大笑いしていましたが、猿くんはなんだか苛立っている
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年の瀬の東京は青空続きの心地よい日々です。巷ではインフルエンザが猛威をふるっていて、病院の待合室には人があふれているようです。年の瀬とくれば年末ジャンボ宝くじ。今年は1等前後賞合わせて10億円。幻のような10億円よりポケットの中の千円札を大切にしたいと思います。夢がないなぁ~。noteも年内最後の更新です。皆様よいお年を。(詩集「詩を読みたくなる日」他、好評発売中)
「ティッシュ」
ポケットか