谷郁雄

詩人。1955年生まれ。同志社大学在学中より詩作を始め、これまで40冊ほどの詩集を刊行。ホンマタカシ、青山裕企、リリー・フランキー、尾崎世界観、吉本ばななとのコラボ詩集でも知られる。作品は合唱曲になったり、教科書に採用されたりしている。詩集『詩を読みたくなる日』他多数。

谷郁雄

詩人。1955年生まれ。同志社大学在学中より詩作を始め、これまで40冊ほどの詩集を刊行。ホンマタカシ、青山裕企、リリー・フランキー、尾崎世界観、吉本ばななとのコラボ詩集でも知られる。作品は合唱曲になったり、教科書に採用されたりしている。詩集『詩を読みたくなる日』他多数。

    最近の記事

    谷郁雄の詩のノート8

    noteの連載用にと、散歩や仕事に行く途中で、気になる物や面白い物を見つけると、こっそり撮影しています。前回(詩のノート7)、女性の顔が3つも印刷されたシュールなTシャツを着たじいさんとすれ違い、お願いして撮影させてもらったのですが、立ち話をしたところ、その方はとんでもない人生を歩んできた人物であることを知りました。一時期は音楽業界で大活躍し、沢田研二さんや木の実ナナさんなど昭和の大スターを育てた名プロデューサーだったことを知りました。道を歩けばいろいろな出会いがありますね。

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      • 谷郁雄の詩のノート7

        先日、読まない本を200冊くらいまとめてブックオフに買い取ってもらいました。全部で4500円ちょっと。おかげで狭い部屋が少しだけ広くなりました。読まない本は他にもまだたくさんあります。というより何度も読み返すような本はごくわずかです。読まない本は売り払い、お金に変え、その本を読みたい人に読んでもらったほうが、本も幸せでしょう。売り払った本の中には自分の詩集も含まれています。いつか誰かが読んでくれるのでしょうか?  「七月の街角」 頭上に 空が 青く開いた 人々は 光の中

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        • 谷郁雄の詩のノート6

          昨日、安倍元総理が奈良で演説中に銃撃され亡くなりました。まさか、と思いましたが、ほんとの話でした。政治はきれいごとではないから、恨みを買うこともあるでしょう。でも、その死は突然すぎました。安倍さんはぼくと同年齢だから、家庭環境はまったくちがっていても、同じ時代の空気の中で生きてきたことになります。子供の頃は、テレビで「鉄腕アトム」や「鉄人28号」を見たことでしょう。ちなみに「鉄腕アトム」の主題歌は谷川俊太郎さんが作詞しています。その頃のぼくは、未来の自分が詩人になっているなん

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          • 谷郁雄の詩のノート5

            子供の頃、どちらかといえば虚弱体質で、よく風邪ばかり引いていました。小学校高学年になってもおねしょをしていた記憶があります。普通そういうタイプの子供は、家に引きこもりがちになると思うのですが、なぜかぼくは外遊びが好きなやんちゃな少年でした。無茶をして死にけたことも何度かありました。でも、きっと見えない大きなチカラに守られて今日までなんとか生きてこられたのでしょう。いつも、生きることが何よりも好きです。 「成長」 失恋したのに 君は 晴れやかに 笑っている きっと いい恋

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            • 谷郁雄の詩のノート4

              ある日の朝、自分の詩集を持って近所の公園に行きました。そのとき、詩集をブランコに乗せて、写真を撮りました。これがその写真です。「詩を読みたくなる日」というタイトルの詩集ですが、若い頃にたくさん読み漁った詩集は、本棚の片隅で埃をかぶって眠りこけています。そろそろ図書館か本屋さんに行って、知らない詩集を見つけ、詩を読む時間に没頭したいと思ったりしています。 「あなたの一日」 あなたが 見たもの あなたが さわったもの あなたが 感じたこと あなたが 生きる一日 あなたが

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              • 谷郁雄の詩のノート3

                まだ梅雨入りは少し先のことですが、アジサイの花が咲き始めています。咲いてはじめて、おやこんなところにアジサイの花が、と気づきます。花それぞれに色がちがって見飽きることがありません。アジサイの葉っぱにはカタツムリがいたものですが、いまは彼らの姿を見かけることはありません。わが家のベランダにいるアゲハ蝶のサナギが蝶になり、空へと旅立つ日も間近です。 「コーヒーカップ」 誰にも 読んでもらえない 手紙のように 君はひとりぼっち ひとりで食べ ひとりでお風呂に入り ひとりごとを

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                • 谷郁雄の詩のノート2

                  恐る恐る始めたnoteでの連載ですが、さっそく「スキ」をつけてくれたり、フォローしてくれるやさしい人たちがいました。吉本ばななさんや枡野浩一さんや文月悠光さんにも「ありがとう」と言いたいです。その人たちに励まされるようにして、2回目の詩をお届けします。今日はゴールデンウィーク明けの仕事の日ですが、ランチのあとで高円寺の街をぶらぶら歩きしたいと思います。皆さま、良い一日を! 「先生」 強さや 知識や 才能は 生きるうえでの 武器になります けれど 他人を思いやる やさしさ

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                  • 谷郁雄の詩のノート1

                    木々の緑が美しい季節の到来です。散歩していても、気持ちが高揚し、心がワクワクしてきます。その気持ちに背中を押されるようにして、新たに詩の連載を始めようと思います。たぶん、気まぐれな連載になると思いますが、2週間くらいごとに更新していくつもりです。詩が好きな人たちだけじゃなく、普段は詩を読まない人たち、詩は難しそうで苦手という人たちとも、詩でつながれたらいいなと思います。 「ジグソーパズル」 自分の 心の中に 収め切れないことは 小さな かけらに 分割して みんなの 心

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