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創作に役立ちそうな記事

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小説やエッセイを書く上で役立ちそうな記事を集めてみました。自分にも、他の皆様にも役に立てれば良いと思っています。
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#日記

【エッセイ?日記?随筆?コラム?】あなたのエッセイを本物の「エッセイ」にする方法(2016年11月号特集)

【エッセイ?日記?随筆?コラム?】あなたのエッセイを本物の「エッセイ」にする方法(2016年11月号特集)


エッセイは日記とは違う!他人に読まれるもの エッセイには「私」を書きます。私が思ったこと、私が感じたこと、私が考えたことを書きます。
 しかし、書かれたものは他人が読みます。これが日記との違いです。日記なら、何をどう書いてもいいし、誰にも理解されなくてもいい。自分にだけわかれば、それで用は足ります。

 一方、エッセイはと言うと、誰かに読まれます。ボツ原稿でも審査員は読みます。応募もせず、誰にも

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小説は、じわっと文章が浮かんでくるのを待つもの

小説は、じわっと文章が浮かんでくるのを待つもの

また小説を書いている。公開はするが、誰かに読んでもらうのが目的ではない。小説執筆は自分にとっては大事な作業だと再認識した。

自分は誰にも読まれたくない日記と、こうして人に読んでもらうことを前提としたエッセイを日常的に書いている。これに加えて、虚構の力を借りて文章を書く、という習慣も必要なのだと思った。これが自分にとっての第3の文章表現である。

完全に誰にも読ませない日記をずっと書いている。高校

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創作ノートの使い分けのお話

創作ノートの使い分けのお話

わたしは文具沼の住民なので、ノートは数え切れないほど所有しています。
そもそも紙は不可算名詞ですからね、なんて。笑。

手帳的な用途のものだけでサイズ違いが四つあります。
しかも、なんとなく、仕事の予定を手帳に残したくないというのがありまして。週間レフト式の手帳にさらに週間スケジュールの付箋を貼って使っているという。ここで手帳を分けるという考えはわたしの場合はないのですね(仕事とプライベートで分け

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小説書けた!

小説書けた!

スランプでしたが久々に小説が書けました。
企画に参加して、与えられたお題に沿って書くというのが強力な補助輪になってくれました。

スランプを経て書いてみて、感じたことがあります。

よいものを書きたいあまり、あれこれ画策しているせいで書けない。
そういう行き詰り方。
解決策は単純で、とにかく書き始めてしまえば書ける。

小銭入れに入るくらいのアイデアさえあれば十分。
それこそ小さなアイデア一個だけ

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だれも理解してくれなくても、だれに求められなくても

だれも理解してくれなくても、だれに求められなくても

冒頭タイトルは名文記者として知られる朝日新聞編集委員・近藤康太郎氏の著書『三行で撃つ――〈善く、生きる〉ための文章塾』(CCCメディアハウス)の一節から抜粋した言葉である。

「文章は、だれに書くのか」——その問い先にある「理解」について話が及んだ時、近藤氏はこう綴る。

しかし、ここからが重要なのだ。この一節に近藤氏は急いでこう付け加える。“「だれも理解してくれなくてもいいから、自分の書きたいこ

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行き当たりばったりだった私が、Trelloでプロットを書く話

行き当たりばったりだった私が、Trelloでプロットを書く話

こんにちは!気まぐれに現れるよ。沖果南です。
今回はプロット書かないマンだった私が、Trelloでなんとかプロットを書こうとしている話をします。

そもそもTrelloって何?Trelloとは、タスク管理ツールとしてFog Creek Softwareという会社が開発したウェブアプリケーションのことです。

スクショ画面見てもらうと分かると思いますが、とてもシンプルなつくりです。UIもドロップして

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作家の適正がある人とは?

作家の適正がある人とは?

小説を書くとき、「小説家の適正がある人はどういう人なのか?」みたいなことをよく考える。

もちろん、人には個性があり、「自分はこういうものが書ける」という得意ジャンルがそれぞれ違うと思うので、だからこそいろいろな作品が生まれていくとは思うのだけれど、「そもそも小説家に向いている人・いない人」という区分けがあるような気がしている。

ネットを見ると、「夫に不倫されて離婚を考えている」みたいな人の呟き

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物語の「面白さ」と伏線回収について

物語の「面白さ」と伏線回収について

96年から続いている漫画「ワンピース」の最終章がついにはじまり、毎週楽しみに読んでいる。

昔、大学生ぐらいの頃までは毎週ジャンプを買っていたのだが、十数年ぶりにふたたび購入しはじめた(電子版だが)。もう30年近く連載している漫画になるわけで、「まだやってるのか」と思う人もいるかもしれない。

しばらくジャンプから離れていたため、ワンピース以外知っている漫画がひとつもジャンプにない、というのには驚

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雑記:主人公の魅力と弱点

雑記:主人公の魅力と弱点

小説のハウツー本みたいなものは、基本的にあまり読まないのだけれど、公募に挑戦するようになってから、少し気にすることが増えた気がする。傾向と対策は考えるほうではなくて、自分の書きたいことを書きたいように書こう、と思ってはいるけど「その賞に受かるためにどうしたらいいか」ではなくて「おもしろい小説を書くにはどうしたらいいか」は知っておいてもいいな、と最近思う。

これは、うろ覚えで出典がないのだけれど、

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自分の心を揺さぶる文章を書くべき理由

自分の心を揺さぶる文章を書くべき理由

文章を書くとき、よく思い出す漫画がある。

「魔人探偵脳噛ネウロ」っていう漫画なんですけど、ご存知でしょうか?

見ての通り、独特なタッチのイラスト。
読み進めてくとわかりますが、この絵がまたクセになるんですよ・・・
ちなみに、漫画の内容は文章と全く関係ないです。

で、この作品に「アヤ・エイジア」という歌姫が出てきます。

アヤ・エイジアは、「人の脳を揺さぶる歌声」の持ち主でした。聞く人の脳を直

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