『tobira.』通信

書く人。古本と雑貨のお店『tobira.』を試行錯誤中。

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  • 自分と向き合う

    迷ったり、悲しんだり、そんな心の動きを記事にしています。あくまで個人の見解や感情に基づいて書いているものですが、日常のさまざまな場面において揺れ動く気持ちに響くような記事をまとめています。

  • 『tobira.』マガジン

    毎月テーマを決めてインタビューやエッセイなどをお届けします。

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    往復書簡 私たちを照らす光のこと

    【作品紹介】 仕事、家族、子育て、人間関係……さまざまなテーマを女友達2人が交わす往復書簡。とある職場で社員と学生アルバイトとして出会った「れいちゃん」と「りーりゃん」。当時、20代後半の「れいちゃん」と大学4年生だった「りーりゃん」の16年後の「今」を綴ります。30代、40代となった2人の仕事、結婚、子を持つこと、人との付き合い方、身近な人の死について……。 「書く」行為を通して、私自身の足元を照らし、漠然と見失いがちな希望や願いに光を当てています。 【目次】 はじめに ー 足元を照らすように りーりゃんへ 大変さの奪い合いについて れいちゃんへ なぜ男性は微熱でも大騒ぎするのか りーりゃんへ 「夫、ときどき微熱」の風景 れいちゃんへ 北陸新幹線の中で りーりゃんへ 分かり合えなさから私が得たもの れいちゃんへ 軸のない私が見つけた仕事の強み りーりゃんへ 誰かの救いになる存在として れいちゃんへ 人としての深みを形成するもの りーりゃんへ 子育てを通して人生を生き直す れいちゃんへ 子どもを持つ人生・持たない人生 りーりゃんへ 人生を明確に選択肢した瞬間 あとがき ー 外れた人生でも恥ずべき人生ではなく (B6/35ページ) ◆著者紹介◆ 「れいちゃん」……1980年岐阜県生まれ。ライターときどきITスタートアップ企業でアルバイト。前職は翻訳会社勤務。一児の母。 「りーりゃん」……1986年福井県生まれ。外資系物流企業勤務。2年前に初めての転職を経験。夫婦と猫の三人暮らし。
    800円
    tobira.
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    ZINE「深海の底で待ち合わせ」 

    人生や日常で味わう孤独や絶望、そして喜びや幸せを深海の底でひっそりと語り合うような気持ちで綴った創作とエッセイ。 過去の恋愛から学ぶ未来の生き方、「自分らしさ」と社会、私の自由を阻むものについて——。 深海の底に沈む感情と思考の欠片が月明かりに照らされるように、そこはかとなく存在する憂鬱や孤独にやさしく光を当てる一冊でありますように。 【著者】 tobira. 【目次】 ●short story 『出口のない恋人たち』 ・愛とお玉は紙一重 #彼氏のストーリー ・顔を失った女のはなし #彼女のストーリー ●essay 『肯定と受容、私との再会 2021-23の記録』 ・恋と人生が交錯する瞬間 ・自由と不自由のはざまで思うこと ・「ありのままの自分」をきれいごとにしない ・人生のどん底が教えてくれたこと ・人をあるべき場所に引き戻してくれるもの 【詳細】 B6サイズ(128mm×182mm) 中綴じ35ページ
    1,000円
    tobira.
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    ポストカード(4枚セット)

    自作の詩を綴ったポストカード 【サイズ】100mm×148mm ※手作りのため、若干の色の違いが生じる場合がございます。
    350円
    tobira.
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    往復書簡 私たちを照らす光のこと

    【作品紹介】 仕事、家族、子育て、人間関係……さまざまなテーマを女友達2人が交わす往復書簡。とある職場で社員と学生アルバイトとして出会った「れいちゃん」と「りーりゃん」。当時、20代後半の「れいちゃん」と大学4年生だった「りーりゃん」の16年後の「今」を綴ります。30代、40代となった2人の仕事、結婚、子を持つこと、人との付き合い方、身近な人の死について……。 「書く」行為を通して、私自身の足元を照らし、漠然と見失いがちな希望や願いに光を当てています。 【目次】 はじめに ー 足元を照らすように りーりゃんへ 大変さの奪い合いについて れいちゃんへ なぜ男性は微熱でも大騒ぎするのか りーりゃんへ 「夫、ときどき微熱」の風景 れいちゃんへ 北陸新幹線の中で りーりゃんへ 分かり合えなさから私が得たもの れいちゃんへ 軸のない私が見つけた仕事の強み りーりゃんへ 誰かの救いになる存在として れいちゃんへ 人としての深みを形成するもの りーりゃんへ 子育てを通して人生を生き直す れいちゃんへ 子どもを持つ人生・持たない人生 りーりゃんへ 人生を明確に選択肢した瞬間 あとがき ー 外れた人生でも恥ずべき人生ではなく (B6/35ページ) ◆著者紹介◆ 「れいちゃん」……1980年岐阜県生まれ。ライターときどきITスタートアップ企業でアルバイト。前職は翻訳会社勤務。一児の母。 「りーりゃん」……1986年福井県生まれ。外資系物流企業勤務。2年前に初めての転職を経験。夫婦と猫の三人暮らし。
    800円
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    ZINE「深海の底で待ち合わせ」 

    人生や日常で味わう孤独や絶望、そして喜びや幸せを深海の底でひっそりと語り合うような気持ちで綴った創作とエッセイ。 過去の恋愛から学ぶ未来の生き方、「自分らしさ」と社会、私の自由を阻むものについて——。 深海の底に沈む感情と思考の欠片が月明かりに照らされるように、そこはかとなく存在する憂鬱や孤独にやさしく光を当てる一冊でありますように。 【著者】 tobira. 【目次】 ●short story 『出口のない恋人たち』 ・愛とお玉は紙一重 #彼氏のストーリー ・顔を失った女のはなし #彼女のストーリー ●essay 『肯定と受容、私との再会 2021-23の記録』 ・恋と人生が交錯する瞬間 ・自由と不自由のはざまで思うこと ・「ありのままの自分」をきれいごとにしない ・人生のどん底が教えてくれたこと ・人をあるべき場所に引き戻してくれるもの 【詳細】 B6サイズ(128mm×182mm) 中綴じ35ページ
    1,000円
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    ポストカード(4枚セット)

    自作の詩を綴ったポストカード 【サイズ】100mm×148mm ※手作りのため、若干の色の違いが生じる場合がございます。
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ZINE「深海の底で待ち合わせ」

11月下旬から作り始めたZINEがようやく完成しました。私の数少ない友達が完成を喜んでくれて、それがうれしかった。 世の中には素晴らしい文章や物語がたくさんあるので、わざわざお金を払って、私のつたない言葉を紙に記録する意味などないのだろうけれど、それを上回る何かが私の中に生まれたのですね。まるで他人事のようだけど。 ここ数年は、幸福と不幸をパレットでぐちゃぐちゃに混ぜ合わせたような、もはや何色とも言い難いような感情が心に居座っているような日々でした。自分軸って言葉、あるじ

    • 日記(ハマるドラマ、友達がクビになった話など)

      久しぶりにリポビタンDを買って飲んだ。疲れている。 昨日の夜から左目が充血し、痛む。寝ながら読もうと楽しみにしていた漫画『僕の地球を守って』を諦めて寝る。 朝5時半に起きて、最近ハマっているNHKドラマ「燕は戻ってこない」を録画で観る。桐野夏生さんの原作ドラマなのだけど、テーマは代理出産。現代における「生命」の扱いについて描かれていて、同時にその裏側にある女性の貧困や格差、人間の優劣だとか、そういった現代社会が抱える闇がじわじわと胸にせまる感じ。これは原作をぜひ読みたい。

      • 人間の優劣と幸福の幅

        頭ではわかっていても、できないことばっかりだな、人生、と思いながら、生きている。 「人に優しく」とか「人と比べない」とか、わが子を前に真っ当なことを口にしてみるものの、人は人と比べるものだし、世の中を生き抜いていくために人に優しくなんてしていられないことも多い。 特に「人と比べない」なんて、右ならえで育ってきた日本人には難しいことだし、子どものみならず、親もまたわが子と他の子を比べて、立ち位置を確認するみたいなところはある。まあ、平均以内に入っていればよしとするかとかなん

        • 私の中の記録と記憶とは 〜小林エリカ×寺尾紗穂「戦争と音楽」

          一昨日、近所の喫茶店で開催されたイベントへ。 小林エリカ×寺尾紗穂「戦争と音楽」——小林エリカ『女の子たち風船爆弾をつくる』(文藝春秋)刊行記念対談 小林エリカさんの新刊『女の子たち風船爆弾をつくる』は、第二次世界大戦中に東京宝塚劇場に集められ、風船爆弾づくりに動員させられていた少女たちの物語。膨大な資料や取材を基に、意図せず戦争に巻き込まれていく「わたしたち」「わたし」の声を掬い取るように描かれる、詩的な長編小説。 本イベントでは、小林エリカさんが企画・脚本を手がける

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        ZINE「深海の底で待ち合わせ」

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        • 自分と向き合う
          10本
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          5本

        記事

          小さな言葉たちをかき集めて

          文学フリマ東京への出店を機にはじめた詩の創作。 人の気持ちや起きた出来事、そういった物理的に触れられない、目に見えないものにも肌触りみたいなものがあるなと最近つくづく思っています。色や形、軽さ重さみたいなものを絵にして言葉にしていく面白みがあるんだなと。 今回は短い三編の詩を。

          小さな言葉たちをかき集めて

          「40を過ぎても料理ができない」を探る

          40を過ぎても、いまだに家事全般がうまくできない。 特に料理が下手なのです。 この戸惑いはあれに似ている。 小学生の頃、母の達筆な字を見て、大人になれば私も自然と字が上手くなると信じ込んでいたこと。残念ながら私の字の進化は叶わずにいる。(ちなみ小学生の娘の漢字練習を手伝ったとき、私が書いた一文字を先生に思い切り赤ペンで直されていたのを見たとき、もう笑うしかなかった) 掃除はまあ、わりとなんとかなっている。キレイ好きな方ではある。 しかし料理はさっぱりダメで、たまにおし

          「40を過ぎても料理ができない」を探る

          言葉を届けるということ

          興奮冷めやらぬ気持ちを抱えたまま、文学フリマについて記した昨日のnote。 主観的に見た風景、起きた出来事、抱いた感情を率直に書いてみて、いかにもまだ自分の中で緊張がとけずにいるなと、午前3時、再びnoteを書いています。 売れなくて震えた時間もあったけれど、その後、興味を持って足を止めてくださった方、見本誌を手に取ってくださった方、そして購入までしていただいた方には感謝しかありません。本当に本当にありがとうございました。 自分のことばかりに気をとられてすぎて、余裕がな

          言葉を届けるということ

          文学フリマ東京38、売れなくて震えて、友達に叱られ、ヒリヒリな一日

          初出店の文学フリマ東京、開始1時間くらい、まったく売れなくて震えました。 知らない方に一冊は手に取っていただけたら……そんな言い訳がましい目標を胸に家を出て、ワクワクドキドキしながら電車に揺られていた私はその3時間後、心の中でひっそりと冷や汗をかくことになる。 店番をお手伝いしてくれたりーりゃんと交互にお買い物に出て、それぞれの戦利品を見せ合うひとときを過ごす。 りーりゃんはおゆZINEさんという方のブースでZINEとトートバッグをゲットし、その後の第二散策ではなぜかア

          文学フリマ東京38、売れなくて震えて、友達に叱られ、ヒリヒリな一日

          【文学フリマ東京38】言葉と暮らし

          最近はずっと頭の中が忙しく、左手でつかんだゴミを捨てようと思ったら、右手に持っていた歯磨き粉をゴミ箱に捨てていたり、リビングの戸棚前に来て、何が必要だったのかど忘れしたりと、相当やばいことになっています。 さて、いよいよ今週は文学フリマ東京! 初出店ということで勝手がわからないうえ、扱う本が一冊しかないという状況の中で(計画性ゼロ……)、友人に声をかけ、なんとか往復書簡という形でもう一冊が完成。よって本は計2冊を販売します! 『私たちを照らす光のこと』 「れいちゃん」とは

          【文学フリマ東京38】言葉と暮らし

          日記(青春ってなんだ)

          頭の中で、いつも独り言が始まる。 そんなときは文章を書くに限る。 最近のぼんやり考えていたことを。 青春はいつだった?いつも髪を切ってくれている高校時代の同級生と高校卒業後のあれからについて話す。 私「18で上京して、東京での暮らしは青春って感じだったんじゃない? どう?」 友人「東京っていっても、私いたの八王子だよ。それに別に青春って感じじゃなかったな。それをいうなら、高校時代はわりと青春やってたよね」 私「そう?私の青春は中2かも。永遠の中2病だもん。それに、まだそれ

          日記(青春ってなんだ)

          日記(生きるとか死ぬとか、冷凍食品で満たす食卓とか夫のいびきとか)

          ああ、死にたいなと何度も思ったことはあるけれど、それはただ単に生きるのをやめたいっていうだけで、リアルに死を想定したものじゃなかったんだろうなと、思う。 生きているのが当たり前の自分、いつかのタイミングで本当に死ぬんだけど、どう死ぬかの選択などできないんだろう。先日、大阪にある子どもホスピスを取材した記事を読んでいたら、ものすごく泣けてしまった。 「死ぬことは負けじゃないんです」という言葉がずっと頭の中に残っている。子どもを生かしたい親の強い想い。小さな心は置き去りにされ

          日記(生きるとか死ぬとか、冷凍食品で満たす食卓とか夫のいびきとか)

          変わらない、変われない

          夢の中で大笑いしたまま、ワハハと言って目が覚めた。しかも一晩で2回も……。 夢の中で、私は小中の同級生と集まっておしゃべりをしていた。でも彼らは卒業式以来会うこともなかった、さして親しくもない知り合いばかり。 それでも学生時代の楽しい瞬間を切り取ったような時間だった。みんなが本気で腹を抱えて笑ってる感じ。 なんだ、この安心感。言いたいこと言い合って、言いたいことを言わせ合える感じ。 学生時代を振り返ると、同じ思いであの頃の記憶を掘り起こせる人って思うほど多くないんじゃ

          変わらない、変われない

          日記(読みたい文章、面白い文章)

          気づいたら2024年もすでに2月を過ぎていて、年末年始、娘と関西旅行に出かけたこともなんだか幻みたいになっている。 年始からはなぜか簿記の勉強したり、決算書のわかりやすい読み方とかいう本を借りたりして、新しい1年の始まりにやりがちな、「今年こそはこれまでとは違うことをやってみるんだ」という、意気込みだけが前のめりなやつになっている。 図書館で予約していた本がどんどん届いて、これまた気分が散漫になりながら、それなのに図書館に行くと、つい文芸誌もろもろを借りてしまう。 それ

          日記(読みたい文章、面白い文章)

          夫の主夫デイズ、妻のひとりごと

          ここ半月ほど、夫に主夫業をお任せしている。 昨年12月に転職先が決まり、現在有給消化中の夫は、私より料理が圧倒的に上手く、何より家事を楽しんでいる様子。もともと凝り性で、こだわったらとことんこだわりぬく性格というのもあるけれど、たとえば娘に「ハンバーグがいい」と言われれば、夕方に買い出しに行って、せっせと玉ねぎ刻んで挽肉こねて、愛読する有名定食屋の料理本を戸棚から引っ張り出してきて、熱心に目を通しながら、ものすごい集中力で料理を仕上げていく。私だったら平日に手作りハンバーグ

          夫の主夫デイズ、妻のひとりごと

          働き続けること、年齢の壁とか

          40代、人生に対する敗北感なんていうと、まだ少し早いような気もするし、「お前は日々そんなに戦っているのか」とツッコミを入れたくなる気持ちもある……だけど、その気持ちは確かに「敗北感」であって、何が自分をそう感じさせているかって、やっぱり急激に衰えていく体力や気力、萎んでいく感性、薄れゆく時代感覚がとてつもなく大きい。 先日、仕事関係の方とランチをしたときのこと。今の自分は一向にキャリアが積み上がっていかないと、彼女たちに弱音を吐いてしまった。 例えば、この世にある仕事の中

          働き続けること、年齢の壁とか

          憧れと諦めと人生の本番

          また一つ、年をとった。 誕生日を年始めに迎えるせいか、年を取ることはどこかリセットスタートをきるような気持ちになる。 いよいよ自分に決断を下すような時機に思えて、今年の私はちょっと違うと言いたい気分である。一言でいえば、「諦めの先にこそ本番が始まる」ってこと。必要以上に自分に期待をかけ続けているうちは、現実は何も見えてこないままだなと。 ここ数年は、とにかく自由に、心地よいことだけを選んで仕事をしてきた。でもその分、するすると手の内からこぼれ落ちていったものは多かったか

          憧れと諦めと人生の本番