マガジンのカバー画像

『tobira.』マガジン

5
毎月テーマを決めてインタビューやエッセイなどをお届けします。
運営しているクリエイター

記事一覧

【40代の練習帳】正しいおばさん的生き方とは?

【40代の練習帳】正しいおばさん的生き方とは?

正しい“おばさん”像とは一体何なのか?
最近は、そんな“おばさん”の生き様について研究中の『tobira.』店主のれいです。

数年前、とある友人の前で「もうおばさんだから」と何気なく口にした時のこと。

「そういう言い方、しないほうがいいんじゃない……。」

私の何気ない発言を、そう軽くたしなめた友人。

「私もつい言いがちなんだけどね」と、つぶやきながら……。

そのとき私は思ったのです。

もっとみる
ルッキズムの呪い、ジェンダー格差の壁 若き日のバイアスを解き、“私”を取り戻していく人生の道のり

ルッキズムの呪い、ジェンダー格差の壁 若き日のバイアスを解き、“私”を取り戻していく人生の道のり

今思えば、悪い夢を見させられていたような気がする。

性別や集団における自身の立ち位置にふさわしい振る舞いが求められたあの時代。私は社会に出たばかりで、右も左もわからないまま、社会の暗黙のルールに従うことしかできなかった。

面白くもない上司のセクハラ発言も笑顔で受け流し、男性優位の社会でよきサポート役として賢く立ち振る舞うことで、社会になじんでいるとでも思いたかったのだろう。

違和感や疑問を感

もっとみる
日常に気付きを与える、心に響く言葉たち

日常に気付きを与える、心に響く言葉たち

なぜか思い悩むと、遠い昔に聞いたり読んだりした言葉をふと思い出すことがある。

主に友人からの辛辣な言葉だったり、好きな小説家のエッセイの一文だったりするのだけれど、不思議なもので、その場で突然降ってきたと思ったら、悩みが解決すればすっかり忘れてしまう。

意外なほどに言葉に助けられる瞬間が個人的にとても多いのだ。

そして心に響く言葉との出合いは何気ない日常の見え方を少し違う角度から示してくれる

もっとみる
【40歳の交換日記】理想通りではない人生をまんざらでもなく生きる

【40歳の交換日記】理想通りではない人生をまんざらでもなく生きる

今回のマガジンは、過去を共有できる相手との交換日記で綴られる“ここで暮らす”を表現していこうと思う。

交換日記の相手に選んだのは、私が社会に出たばかりの頃に出会った元同僚のKさん。(同世代独身。3月に仕事を辞めて広島の実家でくつろぎ中)

出会った当時はお互い近所に住んでいたので、私の部屋にいつも毒ばかり吐き捨てて、帰って行っていた記憶が懐かしい(笑)

あれからもう17年たつのだ……。

今の

もっとみる
たおやかに受け流し、疲れない“私らしさ”を生きる
ラエステレン代表 岑山萌子さん

たおやかに受け流し、疲れない“私らしさ”を生きる ラエステレン代表 岑山萌子さん

日々の暮らしをもっとラクに生きられたらどんなに幸せだろう。

特別ハッピーでもラッキーでもなく、静かに自分を愛し、いまここにあるもので心を満たす。

そして“私”であることを呼吸するように生きる。

8、9月のマガジンテーマ「ここで暮らす」の第1回目を迎えた今回は、私らしさを自然体で生きるゲストを迎え、その人の暮らしぶりをちょっぴり覗き見する時間に。

マガジンを始めた理由やテーマについてはコチラ

もっとみる