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ポップカルチャーは裏切らない

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”好きなものを好きだと言う"を基本姿勢に、ライブレポート、ディスクレビュー、感想文、コラムなどを書いている、本noteのメインマガジン。
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2019年11月の記事一覧

11月のいだてん

11月のいだてん

第41回「おれについてこい!」
物語の舞台は1960年に定まり、1964年東京オリンピックに向けてクライマックスへと突入。残り数話にして安藤サクラ(髪型どないなってん)、松田龍平(クドカンが描く龍平、ど真ん中)、井上順(キレキャラも素敵)を用意しているキャスティングは恐ろしく、前野健太、増子直純らのゲストミュージシャン勢の登場も楽しく、大団円に向けてキャラクターが出揃いつつある。ていうか徳井さんめ

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2019.11.03 ACIDMAN "創、再現"@福岡DRUM LOGOS

2019.11.03 ACIDMAN "創、再現"@福岡DRUM LOGOS

ACIDMANが2002年にリリースしたメジャー1stアルバム『創』、発表から17年を経ての再現ツアー。個人的には2週前にアジカン、エルレ、ストレイテナーのNANA-IRO ELECTRIC TOURを観ていたので、その延長戦かのようにして観てみたりした。やっぱゼロ年代ギターロックなんですよ、、、と言いつつ、ACIDMANに関してワンマンは初めてで、観たのも2013年のワイルドバンチ以来。気分とし

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11月に観たアイドル(眉村ちあき/私立恵比寿中学/lyrical school)

11月に観たアイドル(眉村ちあき/私立恵比寿中学/lyrical school)

11.2 14:00- 眉村ちあき Special LIVE@九州産業大学・香椎祭2019

「1時間あれば何でもできるぜー!」と序盤で宣言していたけど、本当に使えるスペースは使える限り使う、全身全霊のライブであった。九産大はかなり広い敷地面積があり、ちちゃんの出演するステージもかなり広大な観客スペースを有していて。前方に集った濃いオタクたちの数は正直それほど多くはなかったのだけど、3曲目の時点

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秋の風が硝子を叩くプレイリスト

秋の風が硝子を叩くプレイリスト

こうなったら12カ月分作ってやろうか、っていう。2月、4月、6月、8月、8月終わり、10月は既にある。難しそうなところから埋めようということで11月を。ここ最近、サブスク解禁になった人たちをふんだんに入れてみた。

1.小沢健二「いちょう並木のセレナーデ」[AM1:00]
オザケンが歌う去り際と去った後の余情っていうのはどうしてこんなに胸に来るのか。秋暮の埠頭をひとりぼっちで歩きながらふと聴きたく

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10月のいだてん

10月のいだてん

第38回「長いお別れ」
嘉納治五郎の死以降、深まる太平洋戦争、そして第二次世界大戦へ突入していく、恐らくいだてん史上最も歴史の暗い部分が描かれる回。永井道明(杉本哲太)も久々の登場し、また肋木を語ってくれるのかと思ったけれどそんなムードは一切なく。戦争とオリンピック、その2つの間で揺れる副島道正(塚本晋也)の表情はムッソリーニと会談した時よりもはるかに険しかった。そして決定する1940年東京オリン

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ASIAN KUNG-FU GENERATIONとラブソング

ASIAN KUNG-FU GENERATIONとラブソング

ところでなぜラブソングというのがこの世には沢山あるのか。今の自分なら身近なテーマで共感されやすいからとか、色々な関係性に置き換えやすいからとか、それっぽく説明できそうだ。しかし音楽を聴き始めた小6頃から中二病をこじらせ散らかしていた僕は甘ったるいラブなど知らん、もっと刺激的な表現をくれよ、と恋愛以外のテーマを持つ歌を探して聴き漁っていた。BUMP OF CHICKENは公認ラブソングが少ないという

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フジファブリック、僕なりの15曲

フジファブリック、僕なりの15曲

2019年はフジファブリック、メジャーデビュー15周年。本日、2019年11月10日は1stアルバム『フジファブリック』のリリースからちょうど15年。幾つも困難を抱えながらもバンドをグレードアップしてきた歴史、アルバム単位どころか1曲ごとに変貌する楽曲たち、推しポイントは多々あるが。しかし、ストレートに書いてても多すぎてキリがない。なので、好きな曲をピックアップしてその良さに浸りつつ、15周年記念

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