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UXデザイン

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記事一覧

デザインチームが推進するカスタマージャーニーマップ・マネジメント

デザインチームが推進するカスタマージャーニーマップ・マネジメント

こんにちは。デザインチームの米本です。私は、インハウスデザイナーが活動しやすいよう、幅広くプロジェクトに関わってサポートを行っています。

今回はそのうちの1つで、デザインチームが注力している「カスタマージャーニーマップ・マネジメント(以下、CJMM)」について、共同して取り組んでいただいている、株式会社コンセントのデザインマネージャー大崎さん、サービスデザイナー池村さん、そしてSMBCのデザイナ

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「AIをムダにしないサービスづくり〜プロダクト開発に正しく取り入れる方法とは?」ーGoodpatchXPKSHAイベントレポート

「AIをムダにしないサービスづくり〜プロダクト開発に正しく取り入れる方法とは?」ーGoodpatchXPKSHAイベントレポート

生成AIが社会を賑わせた2023年、デザインと開発の視点からAI実装を考える生成AIが世界中を賑わせた2023年、様々な企業がAIの導入に向けアクセルを踏んでいた年でもありました。PKSHA Technologyは「人とソフトウエアの共進化」というミッションのもと、12年にわたりAIの社会実装に取組んでいます。
もともとは、企業の個別課題をAIで解決するソリューション事業がビジネスの主軸でしたが、

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「Atomic Research」の導入によって進化するUXリサーチの取り組み

「Atomic Research」の導入によって進化するUXリサーチの取り組み

こんにちは。Web3×エンタメ領域のスタートアップ Gaudiy でUXデザインを担当している坂田です。

これは Research Advent Calendar 2023 の22日目にエントリーしている記事です。リサーチをテーマとした記事であればなんでもどうぞ、ということなので、私が現在取り組んでいる「Atomic Research(アトミック・リサーチ)」をご紹介したいと思います。

UXリ

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[UX小話]サイゼリヤの新オーダーシステムの話

[UX小話]サイゼリヤの新オーダーシステムの話

あたしは自他ともに認めるサイゼリヤエンスージアストなんですが、昨夕、出先でWiFiが使いたくなって近くにあったサイゼリヤに立ち寄った際、なんとオーダーシステムが顧客自身のスマホを使ったセルフオーダーシステムに変わっていました。
(店員さんにお聞きしたところ、現時点では全国で数店舗だけの試験導入段階とのこと)

あたしが体験したオーダー手順は以下のとおりです。

1.席に設置してある電子棚札(※)に

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「ターゲット=全員」への取り組み方とは

「ターゲット=全員」への取り組み方とは

みなさん、こんにちは。
Accenture SongでインタラクションデザインとUIデザインの領域をリードしている冨金原(ふきんばら)と申します。

僭越ながら、2023年10月1日に開催された日本最大級のデザインカンファレンス「Designship 2023」のMeetupイベントにて、私が2018年1月からデザイナーとして参画している伊予銀行様とのインクルーシブな取り組みについて、5分間のライ

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ビジネスとユーザー体験を接続する方法とは?【グロースサイクル実践編】

ビジネスとユーザー体験を接続する方法とは?【グロースサイクル実践編】

この記事はGoodpatchアドベントカレンダー2021の22日目の記事です。

私はGoodpatchという会社で、様々な企業や事業にExperience Designの専門性を持って携わってきた経験をもとに、現在は事業開発を行なっています。

本記事では、以前投稿した「グロースサイクルの本質」の続編として、グロースサイクルをユーザー体験の設計までどのように接続していくべきなのか?という部分に焦

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あらためてジョブ理論の話をしよう

あらためてジョブ理論の話をしよう

外資系IT企業でプロダクトマネージャーをしていますハヤカワです。

今回はジョブ理論についてあらためて基礎から実用的な話まで網羅的に話そうと思います。

まずはGoogle スライドで内容をまとめたのでこちらも合わせてご覧ください!

スライドの内容をベースに解説したいと思います。

一般的にイノベーションとは3つの円で表すことができます。この中でも今回は「DESIRABILITY」、人々がそのプ

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note急成長のカギ、「グロースモデル」徹底解剖

note急成長のカギ、「グロースモデル」徹底解剖

note急成長の秘訣、それは「ひとつのKPIではなく、”グロースモデル” で、バランスよく施策をまわしたこと」かもしれません。

この「グロースモデル」とは一体なんなのか。noteの開発を語るうえで必須用語であるものの、全体像が語られることはありませんでした。

そこでnoteのプロダクトマネージャー(PdM)である石坂さんが、グロースモデル発案者でCXOの深津さん、グロースモデルに沿った開発と運

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noteにおけるコア体験と相互作用メモ

可読性テストとして、書体や行間、文字色を通常のnote.muのページと変えています。ご了承くださいませ。

noteにおける最優先のユーザー体験は、「読んで楽しい」と「書いて楽しい」だと考えている。

この2つの相互作用があれば、最小構成モデルとしてエコシステムが機能するからである。

「読む」と「書く」の相互作用は、ユーザーの行動という側面で考えると、以下のような4要素のグロースサイクルとして落

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グロースサイクルの本質とは何か?

グロースサイクルの本質とは何か?

私はGoodpatchという会社でクライアントワークを通じて、様々な企業や事業・組織にUXデザインやサービスデザインの専門性を持って携わってきました。
特に新規事業を立ち上げる際に「事業や組織共通のコアとなる循環をどのように作るのか」「複数の観点を統合するためにはどうすれば良いか」「何を持ってMVPを定義するのか」などを考える上で起点にしていたのがこのグロースサイクルです。

本記事では、グロ

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#3-5 デザイン思考は「はやすぎる」(UX戦略の教科書)

#3-5 デザイン思考は「はやすぎる」(UX戦略の教科書)

サービス仮説を立案するための方法論としては、一般的に「デザイン思考」や「デザインスプリント」「リーンUX」などの手法が提唱されている。

しかし、これらの方法論を活用してサービス仮説を立案しても、「経営サイドからSTOPをかけられてお蔵入りする」や「経営サイドの要望に応えているうちに、企画段階とは全く異なるサービスとしてリリースされてしまう」といった結末を辿ることが多い。

なぜ、このような現象が

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【レポート&ご質問への回答】突撃!となりの業界のUX ―― 教育・金融・医療の「業界のプロ」とつくるデザイン

【レポート&ご質問への回答】突撃!となりの業界のUX ―― 教育・金融・医療の「業界のプロ」とつくるデザイン

こんにちは。デザイングループの中村です。先日、イベント『突撃!となりの業界のUX』に登壇させていただき、THE GUILD代表取締役でnoteのCXOを務める深津貴之さんをモデレーターに、「医療」のUbieさん、「教育」のatama plusさん、そして「金融」のみんなの銀行という異なる業界の担当者が集ってトークセッションを行いました。今回はイベントを振り返りながら、当日いただいたご質問に回答して

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10年選手のUXデザイナーがプロダクト開発をイチから学び直した話

10年選手のUXデザイナーがプロダクト開発をイチから学び直した話

こんにちは。
Ubie株式会社にて、デザイナー / プロダクトオーナーをしている村越(@smurakos)です。

外資系コンサルティングファームでのUXデザイナー・シニアマネジャーを経て、2021年2月にUbieにジョインしました。

この4月からはAI問診ユビーという医療機関向けのプロダクトのプロダクトオーナーをしています。

これまでは、事業会社でUXデザインチーム立ち上げ・UXリサーチのた

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UXデザインのビジネス価値をROIの観点で考えてみました

UXデザインのビジネス価値をROIの観点で考えてみました

こんにちは!株式会社ニジボックスの執行役員の丸山潤です。
UXデザインの価値を経営者や自分が所属する部署の上長に説明する際、その相手がUXやデザインに対する理解が浅い場合、ROI(投資利益率)を説明することが不可欠になってくるのではないでしょうか。
そこで、デザインやUXリサーチに日頃から携わっているという人も、具体的にUXデザインやUXリサーチがどんなROIをもたらしてくれるのかを改めて知ってお

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