SMBC DESIGN

三井住友銀行のインハウスデザイナーによる公式アカウントです。 デザインに関する取り組みや活動報告などを綴っていきます。

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三井住友銀行のインハウスデザイナーによる公式アカウントです。 デザインに関する取り組みや活動報告などを綴っていきます。

    最近の記事

    「デザインシステム」の活用をどう推進する? 品質向上を目指した“ネクストステップ”とは

    SMBCインハウスデザインチームが発足してから6年 。私たちはデザインを通じてサービスおよびプロダクトの品質をさらに高めるべく、日々さまざまな活動に注力しています。 特に2021年以降、継続的に取り組んでいるプロジェクトの一つが「SMBCデザインシステム」の構築と運用です。私たちはこのデザインシステムが、当行をより多くのお客さまに選んでいただくために必要不可欠なものだと考えています。 「お客さまに対して、SMBCのどのサービスを利用いただいても一貫した体験をご提供できるよ

      • 書籍『銀行とデザイン』

        インハウスデザイナー3人の共著として、書籍『銀行とデザイン デザインを企業文化に浸透させるために』を本日リリースいたしました。   三井住友銀行にデザイナーが入って6年目になりますが、ここにきてようやく「デザイン」という言葉が社内外に受け入れられるようになってきたなと思います。 そこで今回、直近5年間のデザインへの取り組みを、私たちインハウスデザイナーの目線で1冊の本にまとめてみました。   銀行という組織・カルチャーの中で、サービスやプロダクトの品質を上げるために、私たちが

        • SMBCデザインチームをつくることへの挑戦

          初めまして。4月に入行した森川です。 入行して3ヶ月、デザインチーム内外の皆さんと積極的に話したり、食事に行ったりして少しずつ距離が縮まってきて楽しく過ごしています。様々な案件にも参加させてもらい日々忙しく過ごしている中で、少し時間は経ってしまったのですが遅い自己紹介も兼ねて、入行の経緯とデザインチームに対する想いを書いていきます。 まずは、今までの経歴について、簡単に紹介させてください。 経歴 2014 - 2018年:多摩美術大学 情報デザイン学科 情報デザインコース

          • 美大でプロダクトデザインを専攻していた私が銀行のインハウスデザイナーになった理由

            こんにちは、今年3月にSMBCデザインチームにジョインした郭です。 まだ入行から日が浅いですが、私がSMBCのインハウスデザイナーになるまでの道のり、今後やっていきたいことについて書きます! 思春期を海外で過ごして感じた「モノ」母の海外駐在を機に、中高を海外のインターナショナルスクールで過ごしました。 話す言語もカルチャーも違うのに、感性に触れるものが似ていたり、日常で使いたいと思うものも共通していたり‥言葉や文化の壁を超えて「誰しもの生活に影響を与えるモノ」の存在を体

            私がSMBCデザインチームに入った理由

            今年1月にSMBCのデザインチームにジョインした、UI/UXデザイナーの岡﨑です。今回は、私が入行した経緯と今後についてお話します! これまでの経歴実は、もともとはデザイナーではありませんでした。 学生時代まで遡るのですが、最終学歴は文系四大卒で、かつ陸上部に所属しており毎日30km以上も走る超体育会系学生。そんなハードな学生時代の癒しは、美術館巡りや広告業界誌(特に『広告批評』)を読み漁ることでした。 美大にちょっとしたコンプレックスを抱き、華やかな広告クリエイターに

            部長が語る、SMBCとデザイン 【求む! 鋭気に満ちたデザインマネージャー】

            こんにちは。SMBCリテールIT戦略部長、中村です。 いま、銀行は大転換期の真っ只中にいます。デジタルの普及や足元のコロナ禍によって対面以外の流れが加速した結果、駅前や繁華街の店舗よりも、お客さまにとって便利でお得か、直観的で分かりやすいサービスか、が重視されるようになりました。そういった環境で、お客さま視点に立ったサービスをどうやって実現していくか。辿り着いたのが、UI/UXデザインでした。 「いつだってすぐそばに、SMBC」 これが実現したい世界観です。私たちがお客

            デザインチームが推進するカスタマージャーニーマップ・マネジメント

            こんにちは。デザインチームの米本です。私は、インハウスデザイナーが活動しやすいよう、幅広くプロジェクトに関わってサポートを行っています。 今回はそのうちの1つで、デザインチームが注力している「カスタマージャーニーマップ・マネジメント(以下、CJMM)」について、共同して取り組んでいただいている、株式会社コンセントのデザインマネージャー大崎さん、サービスデザイナー池村さん、そしてSMBCのデザイナー金澤、須貝(株式会社日本総合研究所)と振り返りました。 CJMMは、企業全体

            インハウスデザインチームが挑んだ「SMBCデザインシステム」の裏側

            より多くのお客さまに当行を選んでいただくため、デザインの品質をさらに高める——そんなミッションのもと、SMBCインハウスデザインチームでは1年半にわたり、ある大きなプロジェクトに取り組んできました。それが、「デザインシステム」の設計・構築です。 2021年度のグッドデザイン賞では、デザインを活用した顧客体験の向上に向けた取り組みの一つとして、このデザインシステムも受賞の対象となりました。 今回は、私たちがどのようにデザインシステムを構築していったのか、プロジェクトの裏側を

            SMBCホームページ、デザインリニューアルの裏側。

            こんにちは。デザインチームの八嶋です。2021年3月22日、SMBCのホームページが大幅にリニューアルされました。このホームページリニューアルは、約5年ぶりの大幅リニューアルでページ数は約1500ページにも及ぶ大プロジェクトでした。このプロジェクトはインハウスデザイナーによるホームページのデザインディレクションとデザインチームが作ったデザインシステムによる連携で作られています。ホームページの役割からUIの設計までコアとなる部分をインハウスデザイナーが設計し、多数のパートナー様

            デザイナーインタビュー

            デザインチームの金澤です。 今回は三井住友銀行アプリのデザインを担当している堀さんにインタビュー。 2019年話題になったnote「三井住友銀行アプリについてお話します。」の筆者としても行内外で認知されています。 海外体験を日本に還元!SMBCを選んだ理由とは─ 今はどんな業務をされていますか? 堀:主に銀行アプリです。 その他、銀行内のシステムの改善やHP、デザインシステムで単発でプロジェクトに参画することもあります。 インドネシアのJeniusという金融アプリの制作者

            SMBCのインハウスデザイナーとして活躍してくれる仲間を募集しています。

            デザインチームの金澤です。 新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 さて今回は、私たちデザイナーの仲間募集の投稿です!(直球っ!) 一緒に働いてくれるデザイナーさんに向けて、私たちから何か伝えることができないか、昨秋ぐらいから検討を始めました。 周りにヒアリングすると、SMBCのデザインの仕事ってどうなの?企画担当者との棲み分けは?どこからどこまでデザイナーが関わっているの?など様々な声が多くありました。 そのため、今回改めて、デザ

            デザイナーインタビュー

            こんにちは。デザインチームの金澤です。 今回は、2017年4月に中途採用で入行し、デザイナーとして働く金子さんにインタビュー!さらに、デザイナーは社内でどう思われているのか。同じ現場で働く仲間にも、金子さんについて聞いてみました。 ー 今はどんな業務をされていますか。 金子:実はここ1年くらい、銀行だけでなく三井住友カードの業務もやらせてもらっています。あるプロジェクトが立ち上がる時、デザイナーいた方が良い!とお声がけ頂いた事がきっかけでした。ありがたいです。 三井住友カ

            ストーリーボードは解像度とスピードのトレードオフだ。

            年始の投稿からあっという間に半年が経とうとしています。デザインチームの金澤です。その間に社会は大きく変わってしまいましたが、我々デザインチームの仕事の仕方もオンラインベースとなり、在宅で働くというのもすっかり慣れてきました。 他には、我々の話ではないのですが、デザイン界隈のビッグニュースとしてグッドパッチさんが東証マザーズへの上場承認を受けられたということで、社会的にも大きくデザインの力が証明されてきていること、デザイナーの一人としても、明るいニュースでデザインの話題が上が

            2020年は個人でデザインする時代からチームでデザインする時代へ

            新年あけましておめでとうございます(遅)。 はじめまして。三井住友銀行の金澤と申します。 私は2016年に入行し、デジタル領域中心のインハウスデザイナーをしています。 昨年は私たちのnoteの記事を大変多くの方々に読んでいただき、本当にありがとうございました! 同じ思いをされている方からのコメントや、インハウスデザイナーの導入方法のご相談を頂くなど、思ってもいなかった反応の大きさに感謝しかない気持ちと、それと同時に身が引き締まる思いを感じていたら、あっという間に年を跨いでしま

            三井住友銀行アプリについてお話します。

            こんにちは!三井住友銀行 デザイナーの堀と申します。 前回の初投稿から、SNSなど多方面でたくさんの反応をいただきありがとうございました。予想以上の反響で銀行内でも話題となり、三井住友銀行のデザイナーの活動が少しでも広がったことにうれしく思います。 その中で「銀行アプリが変わった」とのコメントを多くいただき、自分たちが関わったプロジェクトがお客さまの手元に届いているんだなぁと感動しました。 今回はその「三井住友銀行アプリ」について書いていきたいと思います。 本題に入る前に

            三井住友銀行がnoteをはじめる理由。

            はじめまして。三井住友銀行の金子と申します。 私は2017年に入行し、デジタル領域中心のインハウスデザイナーをしています。 今回の投稿では、三井住友銀行にデザイナーが誕生してから今に至るまで、そしてnoteをはじめる理由、についてお伝えしていきます。 得体のしれない存在 そもそも当行で「デザイナー職」ができたのは3年ほど前。 Macはもちろん、デザインツールもないところからのスタートでした。 (今では作業環境もかなり進化していますが、それはまた別の記事にて。) 当初、何を