マガジンのカバー画像

私の好きな

11
ものことひと
運営しているクリエイター

記事一覧

読書人間📚『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香

読書人間📚『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香

『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香

2017年5月20日 第6刷発行 
朝日新聞出版

この本にあるようなセクシャルな "未熟な発情" なんて私には微塵もなかった様に思います。主人公は中学生になり、さらに発情し、衝動を抑えようとはしない。けれど自分の世界を容赦なく踏みにじってくる男の子達を嫌い、見下す。
うーん、私も子供ながらに見下していたのかな...。冷やかす男の子たちを見下していた

もっとみる
明治村の王道ではない見どころ紹介

明治村の王道ではない見どころ紹介

本題に入る前に明治村の敷地面積は約100万㎡ということで、これは東京ドーム21.3個分。
おっと間違えました、バンテリンドームナゴヤ(ナゴヤドーム)20.7個分です。ありゃありゃ?あまり変わりませんでした。
これでは名古屋人が東京ドームはあまり知らないからナゴヤドームで言われないとよく分かんないよ、とかいうのはよく分かんないことになります。

話が逸れました。
ハウステンボスとリトルワールドと明治

もっとみる
《世界史》エジプト最後の女王・クレオパトラ7世

《世界史》エジプト最後の女王・クレオパトラ7世

こんにちは。
本日はエジプト最後の女王・クレオパトラ7世について取り上げます。

B.C.356年、アレクサンドロス大王が亡くなりました。彼には妻子がいましたが、彼の部下たちが覇権を争うようになります(織田信長の死後の織田家ようですね)。彼の部下による王朝が各地に成立しますが、そのなかのひとつがプトレマイオス朝でした。

クレオパトラ7世(B.C.69〜B.C.30)

クレオパトラ7世は紀元前6

もっとみる
[詩集]のをこえ

[詩集]のをこえ

無題

前回の詩集から2ヶ月近くになりましたが、
お久しぶりの詩集 第5弾になります!!

今回は「春」と「朝」に纏わる詞や文が多いです。
また、暗めの表現もいくつかありますが、
気に入っていただけるとうれしいです。

それでは。

いつもの朝



火花

アネモネ

椎名林檎になれなかったガール

椎名林檎になれなかったガール

14歳の時に夢中になったものが、その人を形作る。

昔、誰かが言っていた。理由は「深夜」を発見するからだという。家族が寝静まったあと、たった1人の時間に世界を知った。親とか学校とか、そういう昼の世界とは全く違う、危なくて鬱屈して美しいものだった。

どうやらこれは信憑性のある話らしく、人の音楽の好みは14歳の時に聴いたもので形成されるという研究結果が出ているくらいだ。

14歳。身体が大人になって

もっとみる
自然の圧がすごい

自然の圧がすごい

子どものころ、結構、自然に囲まれて育ちました。

少し高い建物に登れば、街のどこからでも360度山が見える、というようなところです。

昔から山と空ばかり眺めていたせいか、視力だけは良くてマックス2.0ありました。
視力がいいと早く老眼になる、とは聞いてましたが、30歳くらいからぼちぼち始まって、今ではスマホを見るのに手の長さが足りません。

田舎に暮らすことの利点の一つは、目が疲れたな、と思った

もっとみる
旅行と写真

旅行と写真

子どもと飛行機に乗るときはAIR DOかソラシドエアをなるべく利用している。機体がかわいいからだ。息子は乗り物酔いをほとんどしない。自動車も新幹線も飛行機も船も余裕そうだ。ぼくは公園のブランコで酔ってしまうのでうらやましい。

息子はお菓子を食べたりゲームをしたり、一緒につれてきたぬいぐるみや窓からの景色を撮影したりしている。息子が撮った写真は細かいことを気にせず撮っていてとてもいい。

流氷が見

もっとみる
君は岡本太郎式特撮活劇『TAROMAN』を知っているか

君は岡本太郎式特撮活劇『TAROMAN』を知っているか

タローマンとは

 岡本太郎式特撮活劇『TAROMAN(タローマン)』とは、強烈なインパクトを残したものの、そのあまりにアバンギャルドな作風のためか後続作品が作られることなく、半世紀が経過した現在においても芸術家岡本太郎氏の独創的な作品群と鮮烈なメッセージとともに語り継がれる、70年代に一世を風靡した特撮番組……という体で制作されたバリッバリの令和4年コンテンツです。「展覧会 岡本太郎」にかこつけ

もっとみる
お笑いの賞レースをみよう

お笑いの賞レースをみよう

お笑いが好きだ。

関西地方で産まれ育った自分にとって、お笑いは物心ついたころから当たり前に身近にあるものだった。

ベタな話ではあるが、土曜のお昼に吉本新喜劇を観ることは生活のルーティーンに組み込まれていたし、なんでもない普通の日曜の昼間に放送される、ただひたすらに漫才が流れ続ける2時間番組なんかを食い入るように観る幼少期を過ごした。

昨今は動画関連サービスの普及に伴い、多様なお笑いに気軽に触

もっとみる