死を、想え。「ペルソナ3 リロード」感想
私にとって高校生時代にプレイした「ペルソナ3ポータブル」は忘れられない作品だった。時はリーマンショックで先行きが見えない世の中に将来が見通せなくて、憂鬱な日々を過ごしていたことを覚えている。あの時点で既にオリジナル版から2年経過していた物語は、それでも全く色褪せておらず、かけがえのない体験だった。そんな思春期の年頃にペルソナ、ひいてはアトラス作品に出会ったことによる後の人生への多大な影響は計り知れない(この後のシリーズはもちろんのこと、メガテンまで遡っていくことになるのだが