幡野広志

写真家、元狩猟家、血液がん患者。 お仕事のご相談はこちらに hatanohiroshi0301@gmail.com

幡野広志

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    最近の記事

    打ち上げ成功

    「天候不良で着陸ができない場合、羽田空港へ引き返す可能性があります」予約した飛行機が欠航になり、すこし早い便に振替をしたときにこういわれた。これから10年に一度の大寒波が来るようだ。 風が強く、寒い。だけど夕日は綺麗だ。大寒波が来る前に着陸してほしい。だけど搭乗時間がどんどん遅れている。上空待機の時間もありそうだ。万が一、羽田空港に引き返したら搭乗時間も長くなる。振替の便なので混んでいる可能性も高い。窓側席をとっていたけど、トイレに行きやすいよう通路側席に変更をした。 J

      • 軽井沢のソリとサファリパークのゾウ

        ちょっと前に軽井沢でロケをした。雪がとても綺麗だったので、妻と息子をつれてまた軽井沢にやってきた。家族旅行だと車の運転やお店の調整などをするので、写真はあんまり撮れない。家族で旅行してるのにお父さんが写真ばっかり撮ってたら、ロケみたいなものだから家族写真はほどほどでいい。 スキー場にいってソリで遊んだ。雪で眩しそうな息子にサングラスを貸した。息子はたのしそうだ。おとうさんは眩しい。 タイヤみたいな浮き輪に乗って、滑り降りるアトラクションを体験した。三半規管が揺さぶられて、

        • 高野山と有田焼

          和歌山県の高野山と有田市に行ってきた。高野豆腐は高野山が発祥の地だと知った。有田みかんは東京のスーパーでも買えるんだけど、直売所のもぎたての有田みかんが美味しいことを知った。 お土産に有田焼を探したけど、有田焼は佐賀県の焼き物ということ知った。そもそも有田市は“ありたし”じゃなくて“ありだし”と読むことを知った。てっきりみかんのことも“ありたみかん”って読んでたけど“ありだみかん”が正しいようだ。 日本に住んで40年、まだまだ知らないことがいっぱいあるわ。

          • 年末から年始

            ありきたりだけど年末にサバゲーをして、年始にタコ上げをした。両翌日に筋肉痛がきたので、例年の年末年始とちがい贅肉ではなく筋力をアップした。 息子の自転車を買いに行って、お好み焼き屋さんでホットーケーキを焼いた。いままでの人生でいちばんホットーケーキがうまく焼けた。公園の池が凍っていたで息子と遊んだ。お好み焼きの鉄板で焼いたらきっと誰でも上手に焼ける。 お義母さんがきたのでマリオカートをした。お義母さんが選んだキャラクターとマシンをそっくりそのままマネする便衣兵プレイをして

            根室のトーチカと渋谷のNHK

            旅の写真がはじまるのはだいたい空港からだ。新幹線でもフェリーでもタクシーでも中央線に乗ってても写真を撮るけど、飛行機はとくに写真が撮りたくなる。緊張したときに心拍数が上がるように、テンションが上がると撮影枚数も上がる。 一昔前は機内での電子機器の使用が制限されていた。制限の緩和と機内モードが登場したことで、世界で爆発的に増えた写真のひとつが飛行機から見える景色の写真だ。爆発的に世界中の思い出になってるわけだ、素晴らしい。 女満別空港から野付半島を経由して根室に向かう。助手

            「うまいけど、ダメな写真」と「ヘタだけど、いい写真」

            作家の岸田奈美さんと16才の男子高校生に写真を教えることになった。二人ともカメラのことも写真のこともまったく知らないようだ。それでもシャッターを押せばうつるのが写真の魅力のひとつだ。 しっかりのレベルにもよるけど、カメラのことと写真のことをしっかり学ぼうとしたらそれなりに時間がかかる。大学や専門学校で写真を専攻したぐらいだと、撮影現場ではまったく役にたたず、足をひっぱるだけの存在になって辛酸をグイッと飲まされる。(あれ、つらいよね) どれくらいの時間をかけてどこで何を学ん

            3%の偶然

            昨年末に中判カメラのRZ67を購入したとき、サブ機と露出計を兼ねてGR IIIを一緒に購入した。 軽量でコンパクト、操作も簡単なので電源ボタンとシャッターボタンぐらいしか知らない息子と妻もよく使っている。軽量なので息子がカメラを落として足を怪我をする心配もなさそうだ。 子どもが生まれたことをきっかけにカメラを購入する人は多い。スマホが普及する以前は子どもの運動会をきっかけにビデオカメラを購入する人が多かったらしい。 広告の影響ってすごいよね。バレンタインのチョコレートも

            たのしく生きるのってたのしい。

            2018年に血液がんと診断されて感染症にバッチリ弱い体になってしまった。どれくらい感染症に弱いかというと、納豆を食べないほうがいいぐらい弱くなった。治療をしながらベトナムに3回、香港、ロシア、ネパールを旅した。コロナ禍がなければここにモンゴルと北朝鮮と南極とベトナムをあと3回ぐらい加えたかった。ベトナムは何度旅してもいい素晴らしい国だ。 海外にいくとだいたい何かしらの感染症にかかっている。海外でお腹を下す程度のことあれば、肺炎や敗血症にもなった。香港では警官隊が撃った催涙ガ

            刑務所の壁

            八王子市の子安町に解体予定の刑務所がある。刑務所といっても身体や精神を患った受刑者を収容する、病院にあたる医療刑務所だ。2018年昭島市に移転したことで役割を終えた。先日、満期出所した日本赤軍の元最高幹部の重信房子氏もここに収容されがん治療を受けていた。 刑務所が解体される前に一般開放されたので家族で見学にいってきた。妻の祖父はここで刑務官として務めていたこともあり、妻はなんだか感慨深いものがありそうだ。 敷地内はたくさんの植物がある。温室らしきものまである。受刑者がシク

            2022年3月11日 気仙沼

            気仙沼から東京に戻った2日後に東北で震度6強の地震があった。被災した方々にはお見舞い申し上げます。また宮城も福島も訪れて美味しいものをたくさん食べます。 八王子から気仙沼まで車で向かった。気仙沼まではだいたい500kmぐらいの距離がある。八王子から神戸に向かうのとおなじぐらいの距離なんだけど、気仙沼は神戸よりも遠く感じる。 神戸までは東京、神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪を通過して兵庫に入る。気仙沼までは東京、千葉、茨城、福島を通過して宮城に入る。通過する都道府

            大阪のタクシーとスーパーモンブラン

            前回のnoteが北海道、その前は沖縄と高知と徳島で旅をしている。なんだか一人で旅にいってばっかりな雰囲気だけど、実際に一人旅ばかりだ。家族に申し訳ないので、毎年息子と妻の誕生月と夏休みと年末は、お父さんっぽく息子と妻をどこかに連れていってあげている。 2021年の最後の旅は息子の希望でUSJになった。USJにはスーパー・ニンテンドー・ワールドというマリオが推されてるエリアがあって、マリオ推しの息子にとっては夢の国だ。大阪行きが決まったのが出発の4日前。USJのチケットは取れ

            アイスランドにいきたかったから、北海道にいってきた。

            RZ67というカメラをオークションで購入した。6×7(ロクナナ)というフォーマットの中判のフィルムカメラで1982年にリリースされた初期モデルだ。届いたカメラについていたストラップの結び方で、前オーナーのこだわりがよくわかる。 シャウエッセンのウインナーぐらいの大きさの、細長いブローニーフィルムをつかう。ぼくが写真学生のときは1本400円ぐらいだったけど、いまでは1本1500円ぐらいまで値上がりしている。 カメラはとにかく重くて2500gぐらいある。SONYのa7は本体だ

            人生会議と沖縄

            いままでに10回ぐらい沖縄を訪れているけど、すべてを仕事で訪れていてプライベートで旅行したことがない。仕事で沖縄いけるっていいなぁなんていわれるけど、仕事で沖縄にいけるっていいことだ。それが好きな仕事なら尚更である。しかもお金まで貰えるのだ、なにかのバグじゃないだろうか。 撮影業界に身を置いてこれを10回ぐらい繰り返しているけど、いまだに沖縄行きはテンションが上がる。テンションが上がっているからなのか、飛行機に乗ってから写真をたくさん撮ってしまう。 これが沖縄から羽田

            高知から自宅へ

            ホエールウォッチングが休航になり予定がなくなった。一人旅なんて予定はあってないようなものだ。とりあえず路面電車に乗って高知駅に向かう。 路面電車も路線バスも電車も地方によってルールが違うので、乗るのにちょっと緊張する。高知の路面電車はSuicaが使えるのかいまいちわからない。JR高知駅ですらSuicaが使えないので望みは薄そうだ。 入り口に電子マネーを読み取る機械があった。Apple WatchをあててもiPhoneをあててみても反応しないのでSuicaは使えないよう

            高知のカツオと鯨と息子の約束

            ホテルに泊まったらいつもロックアイスと牛乳と無糖の紅茶をコンビニで買う。それを部屋のグラスでミルクティーにする。ちょっと贅沢な瞬間だ。今日のミルクティーはいつもと味が違う、間違えてレモンティーを買ってしまったようだ。残念すぎる。ロックアイスとレモンティーを水筒にいれて出発の準備した。 四国を時計回りしながら室戸岬を経由して高知に向かう。今日は雨が降っているけど、屋根付きなのでちょっとの雨でも平気だ。顔はまったく濡れない。お遍路さんをチラホラと見かける。お遍路さんのための

            徳島のラーメンとナルト

            デリケートなのでフェリーの揺れと振動でほぼ眠れなかった。自分がデリケートなことは重々承知しているので、今日はあまり移動しなくていいように徳島市内でホテルをとっている。 徳島はよく晴れている、夏のように暑い。朝ごはんに海を眺めながらシーフードのカップヌードルを食べて上陸の準備をする。徳島港に降りると、旅館の人が誰かを送迎のために歓迎している…さすがお遍路の国。とおもったらぼくだった。旅館の人じゃなかった。 わざわざ出迎えに来てくださったようだ、お土産までいただいてしまっ