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読んで特に好きだった記事。 また読みたくなる記事。
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#エッセイ

しわいや

しわいや

題名は、私の一番好きな落語の演目。
ケチすぎる人の話。
「ケチと泥棒は金を払ってまで落語を聞かない。」ということで、落語にはケチと盗っ人の話が多いらしい。

でも私も吝嗇な女だと思う。
カレンダーには、お金を使わなかった日に印を付けている。
1円もお金を使わなかった日は何だか自分が誇らしい。ノーマネー記念日だ。
最高でも財布を開くのは週に2回までに留めたい。

基本電子マネーを使う。ポイントも貯ま

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戦国時代じゃなくて良かった

戦国時代じゃなくて良かった

~人の上に立つ対象となるべき人間の一言は、深き思慮をもってなすべきだ。軽率なことは言ってはならぬ。~

こちらは、上杉謙信の名言です。

言葉通り、人の上に立つ場合
いい加減なことを言わず
責任持って深く考えて
言葉を発しなければいけないという意味です。

戦国武将って名言が多いですよね。

未だに現代でも
確かにその通りだと感じるものが
多いです。

今回、上杉謙信の言葉が
身に染みた出来事があ

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拝啓10年前うつ病だった私へ。今の私を見てどう思いますか?

拝啓10年前うつ病だった私へ。今の私を見てどう思いますか?

 初めてうつ病になったのは、およそ10年前。

 新卒で入った会社で、仕事量に押しつぶされ、責任に疲弊し、罵詈雑言を身体中で浴びたのち、私は目を血走らせながら家の玄関で倒れ込んでいた。

 家にたどり着けた時はまだよかった。

 私は帰りの道でよく座り込んでしまった。あと5分歩けば自分の家に帰れるというのに。

 帰る理由がわからなくなってしまうのだ。帰って何をする。ひとりで何をしたらいい。シャワ

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ランドセルとランドセル型リュックを背負ってアラフォーが3km歩いてみた話

ランドセルとランドセル型リュックを背負ってアラフォーが3km歩いてみた話

去年の話になるが、息子のランドセルを買った。

私は昔から高い買い物をする時アホほど調べる習性があるので、ランドセルなんて買うことになったらそれこそものすごい時間を検索に費やしてしまうだろうと思い、「ランドセルは調べない!!天使のはね一択!!」と決めていた。

なぜ天使のはねかというと、昔々仕事でランドセルのカタログを作った時に掲載されていたランドセルの中で、天使のはねがダントツで高機能だったから

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春に備えた脳内会議

春に備えた脳内会議

noteの隅の方で細々と書いているのだよ

でも、とある記事だけ急にビュー数が伸びて
どうかしちゃったんじゃないの?と思った。
ああでもこれはマガジン登録されたからなのね
きっと。公式なのかしら

そんな効果があるのねェー

ということで
しばらくランチの時間は休みます。

平常に戻そうさて、あいもかわらず
飛び交う花粉が眼球を手加減なしで
引っ掻き回すような日が続いております

もう、いい加減に

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やって良いことと凄く悪いこと

やって良いことと凄く悪いこと

~皆様、脳が五感から得る情報の割合はどのくらいか、ご存知でしょうか?~

視覚83%
聴覚11%
嗅覚3.5%
触覚1.5%
味覚1%

と言われています。

視覚で得る情報が8割

つまり、
私達はほとんど目に頼って生活しているのです。

我々は本来、
五感を研ぎ澄まして
あらゆる情報を得て
慎重に行動をして生活しなければいけないはずが。

ついつい
目で得た情報だけを信じて
失敗してしまうよう

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父のお弁当【家族エッセイ】

父のお弁当【家族エッセイ】

私の家には、高校生になったら自分の弁当は自分で作るというルールがあった。
それは母の、「大人になって料理が出来ないと困るから」という意図の下に施行された。

高校に上がってからの最初の1年間は毎日自分で作っていた。
「作った」といっても母が炊いておいてくれたご飯と、母が買っておいてくれた冷凍食品を詰めるだけ。

これが何の意味も成さなかった事は現在の私の家事力が物語っている。

実はこのルール、姉

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漫画『39歳の免許合宿〜ストーリーは自分で創れ〜』

漫画『39歳の免許合宿〜ストーリーは自分で創れ〜』

PROLOGUEDAY1DAY2DAY3これは僕が39歳の時、同い年の友人と行った免許合宿で体験記です。悲しみと喜び、怒りと美味しいをまとめた中年青春漫画になります。
同年代の方に読んでいただきたいのはもちろん、これから車の免許を取ろうとしている方にもリアルな教本として読んでいただきたい一冊です。
紙も電子もあるので、つづきが気になった方は読んでみてください。

一緒に免許合宿に行った友人はミュー

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友達ん家の犬へ

友達ん家の犬へ

友達の家の犬が身体を抜け出して長い長い旅に出掛けた。ありとあらゆる和犬と洋犬を少し混ぜたような、大型犬と中型犬の狭間のようなサイズ感のナイスドッグだった。
犬を失った日から悲しみに暮れ、寂しさに打ちのめされて生きる私の友達は先日誕生日を迎えた。何か欲しいものはないか、それか私に出来ることはないかと聞いたところ、犬への弔辞がほしいとのことだったので、今こうしてキーボードを叩いている。
正直人間相手の

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Day1. はじまりの記憶をめぐる旅│大塚国際美術館 Ⅱ

Day1. はじまりの記憶をめぐる旅│大塚国際美術館 Ⅱ

Feb.2023

イタリアのことを書くだけで、楽しくていくらでも書けてしまう。ルネサンスだけでなく、バロックのこともゴシックのことも、その先のほかの国の芸術のことも書きたいけれど、思い出を綴ろうとすると終わりがない。

現地で観た絵画だけでなく、日本にやってきた世界中の絵画と、ここで再会することができたのも嬉しかった。「あの展覧会で観た」とか「あの子と一緒にみて、二人とも好きな絵だった」とか。そ

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もんがまえにこころ

もんがまえにこころ

こんばんは、白子です。

欲しいものがたくさんあって迷っています。
欲しいもののことをたくさん考えて迷う時間ってなんでこんなに楽しいのでしょうか。

自分には趣味があります、その中でも1番継続して楽しんでいるのが『お散歩』です。

前にも書いたことがありますが、自分はお散歩中には音楽を聴かないのがこだわりです。
周りの景色に集中して楽しみたいのと、
感情を音楽で盛り上げたり落ち込ませないためです。

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家庭訪問先でステーキを食べて泣いた話。

家庭訪問先でステーキを食べて泣いた話。

「さあさ、もう焼き上がりますんで。」
玄関で靴を脱いでいると、にこやかにそう言われた。

もう、焼き上がり、ますんで・・・?

漂う焼けるお肉の、暴力的なまでにそそられるいい匂い。お昼に食べた給食はすっかり消化し終えている。ほどよく空っぽの胃が、物欲しげにきゅるきゅる動く。

・・・ちょうどご夕食の準備中だったのだろうか。タイミングが悪くて申し訳ない。早くお暇しなければ。
そんなことを考えながら、

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【日記】気持ちが上がらないので、丁寧にお茶を淹れてみる

【日記】気持ちが上がらないので、丁寧にお茶を淹れてみる

なんだか漫然としている。

調子が悪いわけではないけど、良くはない感じ。
気分が落ち込んでいるわけではないけど、上がらない感じ。

水を吸って重たくなったスポンジの気分だ。
これ以上何かを吸収する余力もないし、何よりどんよりと体が重い。

とにかく、なんだかすっきりしないのだ。
こういう時は、何をやっても上手くいかない気がする。

それは、例えば、仕事中。
いつもは気持ちよく滑らせることが出来るペ

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