部谷直亮

ドローンという現代の火縄銃を視点にして、現代戦の実相を皆さんと考えたいと思っています。…

部谷直亮

ドローンという現代の火縄銃を視点にして、現代戦の実相を皆さんと考えたいと思っています。 専門:安全保障(技術と戦争、米国政軍関係等)

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記事一覧

第26号(2024年5月17日)最新の民生技術がウクライナ戦争の千日手をもたらし、戦略爆撃を復活させた(4月期)

皆さんこんにちは。今号ではウクライナ戦争の動向を中心にご紹介します。 ウクライナによるドローンを使用したロシア石油ルート攻撃概要 Bloomberg に2024年1月23日掲載(…

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部谷直亮
4日前
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第25号(2024年5月3日)迫撃!火炎放射犬型UGV、そしてドローンを巡る撃墜権限(3月期)

皆さんこんにちは。第25号では「カウンタードローン」に関する記事を中心にニュースを振り返ります。 ウクライナの戦場が示した米国製ドローンの限界概要 The Wall Street…

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部谷直亮
2週間前
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第24号(2024年4月19日)米軍のドローン戦はウクライナやロシアよりも時代遅れと複数の米軍幹部が批判(3月期)

第24号では3月期の最新のドローンにまつわる現代戦の話題と論文をご紹介します。 英国が新しい軍用ドローン戦略を発表概要 BREAKING DEFENSE が2024年2月22日発表(記事本…

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部谷直亮
1か月前
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第23号(2024年4月5日)恐怖!機動中国軍・無人艦隊(2月期)

 皆さんこんにちは。新生活が始まってまだ落ち着かない方もいらっしゃるかもしれませんが、いかがお過ごしでしょうか。  今号では2024年2月期の話題と論文をご紹介いたし…

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部谷直亮
1か月前
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第22号(2023年3月22日)万国の軍人よ、湾岸戦争という幻想から脱却せよ!(2月期)

皆さんこんにちは。第22号では2月期の最新のドローンにまつわる現代戦の話題と論文をご紹介します。 目には目を、ドローンにはドローンを!~制空ドローンのすゝめ~概要 M…

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部谷直亮
2か月前
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第21号(2023年3月8日)安価なデジタル民生技術が変えた現代戦の司令部、そして偽装(1月期)

皆さんこんにちは。第21号では2024年1月期の話題と論文についてご紹介します。 ロシア軍がジェットエンジン搭載シャヘドをウクライナで使用か?概要 The Warzone に1月2日…

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部谷直亮
2か月前
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第20号(2024年2月23日)民生用ツールをハックする取り組みを始めた米軍、ウクライナ軍に学ぶフーシ派(1月期)

皆さんこんにちは。ありがたいことに今号で20号を迎えました! これからも有意義な情報を発信して参りますのでよろしくお願いします。 データ処理ツールを自作する米第4…

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部谷直亮
2か月前
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第19号(2024年2月9日)米陸軍、自爆ドローンを全軍配備へ。ドローン産業政策で明暗の韓国とロシア(12月期)

 皆さんこんにちは。なんと早いもので20号まであと1号となりました!  今号は2023年12月期の話題と論文をご紹介いたします。 米海軍が配備する大型UUV「オルカ」とは?…

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部谷直亮
3か月前
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第18号(2024年1月30日)2018年から準備されていたウクライナ軍の軍事的成功(12月期)

皆さんこんにちは。温暖化進行中とはいえいよいよ寒さが厳しくなって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。今号は2023年12月期の話題と論文をご紹介します。 ロシアの…

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部谷直亮
3か月前
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【お詫びとお知らせ】第18号発刊は1/30とさせて頂きます

 誠に申し訳ありませんが、諸般の事情により1/26(金)に予定しておりました第18号の発刊を、1/30(火)にさせて頂きたく存じます。  楽しみにしてくださっている方、土日を…

部谷直亮
3か月前
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第17号(2024年1月12日)ドローンがもたらす軍事組織の構造改革(11月期)

 あけましておめでとうございます。今年は元旦からインパクトの大きな出来事が続き、厳しい状況に置かれている方もいることと存じます。このような形でスタートした2024年…

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部谷直亮
4か月前
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第16号(2023年12月29日) 忘年会だよ!全員集合~年忘れほろ酔い座談会~

皆さんこんにちは。いい年末を迎えられているでしょうか?! 今号は特別企画として、今年の一押し記事について座談会を行いました。 メンバー紹介部谷直亮 言わずと知れた…

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部谷直亮
4か月前
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第15号(2023年12月15日)ボトムアップ型軍事革命を体現するウクライナ及びロシア(11月期)

 皆さんこんにちは。明くる年もあと少しといったところですが、いかがお過ごしでしょうか?今号は11月期の話題と論文についてご紹介します。 米陸軍にドローン戦シフトの…

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部谷直亮
5か月前
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第14号(2023年12月1日)軍需産業の黄昏 ~民生技術の戦争への”復帰”~ (10月期)

皆さんこんにちは。今号では2023年10月期の記事と論文についてご紹介します。 ハマスの奇襲攻撃におけるドローンとその戦術概要  ドローンの危機管理を研究するDrone SEC…

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部谷直亮
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第13号(2023年11月17日)ウクライナの戦訓で大転換を図る米陸軍、ハマスの脅威のドローン戦(10月期)

こんにちは。第13号では10月期の話題と論文についてご紹介します。 無人機に空自スクランブル 過去最多ペースで推移概要 沖縄タイムスプラス が10月13日掲載(記事本文)…

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部谷直亮
6か月前
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第12号(2023年11月3日)ロボット犬が戦車を吹き飛ばし、軍艦を修理する実験が始まる(9月期)

皆さんこんにちは。第12号では引き続き9月期の話題と論考についてご紹介します。 双発輸送用ドローンが英海軍空母に着艦概要 Defence News に9月8日掲載(記事本文 ) 原…

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部谷直亮
6か月前
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第26号(2024年5月17日)最新の民生技術がウクライナ戦争の千日手をもたらし、戦略爆撃を復活させた(4月期)

第26号(2024年5月17日)最新の民生技術がウクライナ戦争の千日手をもたらし、戦略爆撃を復活させた(4月期)

皆さんこんにちは。今号ではウクライナ戦争の動向を中心にご紹介します。

ウクライナによるドローンを使用したロシア石油ルート攻撃概要
Bloomberg に2024年1月23日掲載(記事本文 )

要旨
 2022年から続くロシアによるウクライナ侵攻で新しい戦線が開かれた。ウクライナのドローンが国境から1000km離れたロシアのレニングラード州にある石油ターミナルに攻撃を行った。1月21日の攻撃にお

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第25号(2024年5月3日)迫撃!火炎放射犬型UGV、そしてドローンを巡る撃墜権限(3月期)

第25号(2024年5月3日)迫撃!火炎放射犬型UGV、そしてドローンを巡る撃墜権限(3月期)

皆さんこんにちは。第25号では「カウンタードローン」に関する記事を中心にニュースを振り返ります。

ウクライナの戦場が示した米国製ドローンの限界概要
The Wall Street Journal に2024年4月10日掲載(記事本文 ※有料)
原題 ” How American Drones Failed to Turn the Tide in Ukraine”

要旨
 米国製の小型ドローンは

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第24号(2024年4月19日)米軍のドローン戦はウクライナやロシアよりも時代遅れと複数の米軍幹部が批判(3月期)

第24号(2024年4月19日)米軍のドローン戦はウクライナやロシアよりも時代遅れと複数の米軍幹部が批判(3月期)

第24号では3月期の最新のドローンにまつわる現代戦の話題と論文をご紹介します。

英国が新しい軍用ドローン戦略を発表概要
BREAKING DEFENSE が2024年2月22日発表(記事本文)
原題 "UK launches military drone strategy backed by $5.7 billion funding and Ukraine analysis"

要旨
 英国は新

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第23号(2024年4月5日)恐怖!機動中国軍・無人艦隊(2月期)

第23号(2024年4月5日)恐怖!機動中国軍・無人艦隊(2月期)

 皆さんこんにちは。新生活が始まってまだ落ち着かない方もいらっしゃるかもしれませんが、いかがお過ごしでしょうか。
 今号では2024年2月期の話題と論文をご紹介いたします。

中国軍が開発中の新型USVはガンダムSEED風概要
Naval News が2024年2月8日に発表 (記事本文)
原題 "China Unveils Next-Gen Attack USV ‘Thunderer A2000

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第22号(2023年3月22日)万国の軍人よ、湾岸戦争という幻想から脱却せよ!(2月期)

第22号(2023年3月22日)万国の軍人よ、湾岸戦争という幻想から脱却せよ!(2月期)

皆さんこんにちは。第22号では2月期の最新のドローンにまつわる現代戦の話題と論文をご紹介します。

目には目を、ドローンにはドローンを!~制空ドローンのすゝめ~概要
Modern war institute に2024年1月5日掲載(記事本文 )
原題 ”DON’T BRING A PATRIOT TO A DRONE FIGHT—BRING FIGHTER UAVS INSTEAD”

要旨
 

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第21号(2023年3月8日)安価なデジタル民生技術が変えた現代戦の司令部、そして偽装(1月期)

第21号(2023年3月8日)安価なデジタル民生技術が変えた現代戦の司令部、そして偽装(1月期)

皆さんこんにちは。第21号では2024年1月期の話題と論文についてご紹介します。

ロシア軍がジェットエンジン搭載シャヘドをウクライナで使用か?概要
The Warzone に1月2日掲載(記事本文)
原題 ”Russia May Have Started Using Jet-Powered Shahed Drones In Ukraine”

要旨
 ロシアがウクライナの戦場において、ジェットエ

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第20号(2024年2月23日)民生用ツールをハックする取り組みを始めた米軍、ウクライナ軍に学ぶフーシ派(1月期)

第20号(2024年2月23日)民生用ツールをハックする取り組みを始めた米軍、ウクライナ軍に学ぶフーシ派(1月期)

皆さんこんにちは。ありがたいことに今号で20号を迎えました!
これからも有意義な情報を発信して参りますのでよろしくお願いします。

データ処理ツールを自作する米第4歩兵師団の兵士達概要
Defense One に12月26日掲載(記事本文 )
原題 ”In the 4th Infantry Division, soldiers are cooking up homebrew data tools”

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第19号(2024年2月9日)米陸軍、自爆ドローンを全軍配備へ。ドローン産業政策で明暗の韓国とロシア(12月期)

第19号(2024年2月9日)米陸軍、自爆ドローンを全軍配備へ。ドローン産業政策で明暗の韓国とロシア(12月期)

 皆さんこんにちは。なんと早いもので20号まであと1号となりました!
 今号は2023年12月期の話題と論文をご紹介いたします。

米海軍が配備する大型UUV「オルカ」とは?概要
Defense One に12月20日掲載(記事本文 )
原題 ”The Navy has its first giant robotic submarine”

要旨
 ボーイングは海上試験の後、大型無人潜水艇(XLU

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第18号(2024年1月30日)2018年から準備されていたウクライナ軍の軍事的成功(12月期)

第18号(2024年1月30日)2018年から準備されていたウクライナ軍の軍事的成功(12月期)

皆さんこんにちは。温暖化進行中とはいえいよいよ寒さが厳しくなって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。今号は2023年12月期の話題と論文をご紹介します。

ロシアの対ドローン塹壕vsウクライナのFPVドローン攻撃概要
Rob Lee と Samuel Bendettがそれぞれ12月10日に投稿。記事本文Lee氏。

Bendett氏

要旨
 ウクライナのFPVドローンがロシア軍塹壕に攻撃を仕

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【お詫びとお知らせ】第18号発刊は1/30とさせて頂きます

【お詫びとお知らせ】第18号発刊は1/30とさせて頂きます

 誠に申し訳ありませんが、諸般の事情により1/26(金)に予定しておりました第18号の発刊を、1/30(火)にさせて頂きたく存じます。

 楽しみにしてくださっている方、土日を使って読まれている方には誠に申し訳ございません。より高いクオリティの情報を提供するべくお時間をいただくこと、何卒ご容赦下さい。
                           代表 部谷直亮

第17号(2024年1月12日)ドローンがもたらす軍事組織の構造改革(11月期)

第17号(2024年1月12日)ドローンがもたらす軍事組織の構造改革(11月期)

 あけましておめでとうございます。今年は元旦からインパクトの大きな出来事が続き、厳しい状況に置かれている方もいることと存じます。このような形でスタートした2024年ですが、皆様にとっても実りのある一年になりますよう、お祈り申し上げます。
 さて、今号は2023年11月期の話題について紹介いたします。

ウクライナ製新型長距離ドローン「モロク」とは?続々と新兵器の驚異のメカニズム概要
MILITAR

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第16号(2023年12月29日) 忘年会だよ!全員集合~年忘れほろ酔い座談会~

第16号(2023年12月29日) 忘年会だよ!全員集合~年忘れほろ酔い座談会~

皆さんこんにちは。いい年末を迎えられているでしょうか?!
今号は特別企画として、今年の一押し記事について座談会を行いました。

メンバー紹介部谷直亮
言わずと知れた日本におけるドローンに代表されるデジタル民生技術と戦争研究のパイオニア。現代戦研究会代表。

量産型カスタム氏
唯一無二の防衛技術系ハッカー。ハード、ソフトから料理など何でも…Hacking Awesome!。

大規模攻撃 
知ってい

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第15号(2023年12月15日)ボトムアップ型軍事革命を体現するウクライナ及びロシア(11月期)

第15号(2023年12月15日)ボトムアップ型軍事革命を体現するウクライナ及びロシア(11月期)

 皆さんこんにちは。明くる年もあと少しといったところですが、いかがお過ごしでしょうか?今号は11月期の話題と論文についてご紹介します。

米陸軍にドローン戦シフトの動き概要
Defense One が10月4日投稿( 記事本文)
原題:Army moves ahead on Ukraine-style bomber drones

要旨
 軍応用研究所のポートフォリオマネージャー、ダン・ヒルティ氏

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第14号(2023年12月1日)軍需産業の黄昏 ~民生技術の戦争への”復帰”~ (10月期)

第14号(2023年12月1日)軍需産業の黄昏 ~民生技術の戦争への”復帰”~ (10月期)

皆さんこんにちは。今号では2023年10月期の記事と論文についてご紹介します。

ハマスの奇襲攻撃におけるドローンとその戦術概要
 ドローンの危機管理を研究するDrone SEC が10月9日発表( 本文PDF請求ぺ―ジ)

要旨
 このレポートは紛争中のハマスによるドローンの使用を記録したものとなる。10月7日、パレスチナで活動するハマスを中心とする武装勢力は、イスラエルのさまざまな標的に対して

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第13号(2023年11月17日)ウクライナの戦訓で大転換を図る米陸軍、ハマスの脅威のドローン戦(10月期)

第13号(2023年11月17日)ウクライナの戦訓で大転換を図る米陸軍、ハマスの脅威のドローン戦(10月期)

こんにちは。第13号では10月期の話題と論文についてご紹介します。

無人機に空自スクランブル 過去最多ペースで推移概要
沖縄タイムスプラス が10月13日掲載(記事本文)

要旨
 防衛省統合幕僚監部は13日、2023年上半期(4~9月)に領空侵犯の恐れがある外国機に対し航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)で対応した回数を公表した。総数424回のうち偵察用などの無人機に対する緊急発進は6

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第12号(2023年11月3日)ロボット犬が戦車を吹き飛ばし、軍艦を修理する実験が始まる(9月期)

第12号(2023年11月3日)ロボット犬が戦車を吹き飛ばし、軍艦を修理する実験が始まる(9月期)

皆さんこんにちは。第12号では引き続き9月期の話題と論考についてご紹介します。

双発輸送用ドローンが英海軍空母に着艦概要
Defence News に9月8日掲載(記事本文 )
原題 ” Britain tests transport drone’s ability to land, take off from ship”

要旨
 英海軍は9月7日の発表でHCMCと呼ばれる無人機が、英海軍の空

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