マガジンのカバー画像

Essay

76
日々の雑記帳
運営しているクリエイター

#モヤモヤ

G.I. と A.I. の狭間で

G.I. と A.I. の狭間で

Original Love New Album "bless You!"に収録された「AIジョーのブルース」という曲名が、やけに気になります。

「G.I.ジョー」と「G.I.ブルース」にインスパイアされた?と思う人も少なくないでしょう。

いつもの癖で「A.I.ジョー」や「A.I.ブルース」は、いかに存在するのか?と考えてまった。

物知りの Google 君に質問したところ、「A.I.ジョー」

もっとみる
Chronicle of Gal

Chronicle of Gal

誰にでも一つや二つ、知ってるようで知らないモノやコトがあると思います。

クロニクルってなんですか?さすがに「眼にくる、腰にくる」は関係ないと思ってましたが、有名な小説の影響もあり、長らく「螺旋状のバネ」のようなモノをイメージしてました。

デジタル大辞泉の解説により「年代記、編年史」ということが正式に分かりました。

意味を知ったら使いたくなるのが人情というものでして、さっそく "Gal"

もっとみる

今日は私の悩みを聞いて下さい



そんなセリフを告げられることが年に何度かあります。

根がお節介なので、自分の体験、他者事例、Google検索などを頼りに、悩みの解決につながりそうなヒントを探したり提案したりしてしまいます。

しかし、返ってくる言葉としては「悩みを聞いてくれてありがとう。どこまでやれるか分からないけど、もう少し自分の力で頑張ってみます」というものが多いです。

結局、僕からの提案は既読スルーのまま、その後も

もっとみる
ラグビーワールドカップも関係ない

ラグビーワールドカップも関係ない



もうすぐ平成も終わり。

元号が昭和から平成に変わると知ったのは、自粛ムード漂う学生街で麻雀を見物している時でした(麻雀のルールを知らないので)。

あれから30年が過ぎましたが、祖父母のように「激動の明治大正昭和を生きた」という常套句もあり、まさか自分が3つの時代を生きることになるなんて…と感慨に耽ることもありました。

が、1868(明治元年)から2019年(平成31年)までの約150年間

もっとみる
Deep Purple は関係ない

Deep Purple は関係ない

4年に一度じゃない。一生に一度だ。

最近よく目にするキャッチコピーです。

二度目があったらどうするんだよ?という冗談はよし子さんとしても、個人的には既視感ありありでモヤモヤしてました。

やっとこさ思い出したところ、佐々木圭一著「伝え方が9割」に書かれている「ギャップ法」にたどり着きました。

例)「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」(踊る大捜査線:青島俊作)

スッ

もっとみる
路上のSM、職場の方言

路上のSM、職場の方言

今年の1月末から週3日の派遣生活を始めたのですが、いまひとつ馴染めないことがありまして…

それは、職場で方言を使って話すことです。

19才の春から一昨年の春まで東京に住んでいたこともあり、つい最近まで家族や地元の友人知人との私的空間限定で方言を使って話してました。

なので、公的空間と方言の組み合わせというのは何だかムズムズします。

じきに「気にしない」日が訪れるとは思いますが、今はそ

もっとみる
893

893

直近の週間アスセス数が893だったので、数字にちなんだ想い出ばなしを。

数学の授業中、高校のクラス担任だったK原先生が「893は足して20なんな(大分弁)」と言いましたが、当時は何のことやらさっぱり分かりませんでした。

時は流れて数年前、北区田端にある「青い麦 -AOIMUGI-」の常連だったY田さんから「アタシの亡くなったダンナは元893だったのよ。893は足して20でしょ。真っ二つに折れ

もっとみる

夕やけだんだん

谷中銀座の近くにある「夕やけだんだん」って、80年代のテレビ番組「夕やけニャンニャン」と言葉のリズムと響きが似てますね。

Wikipediaによれば「平成2年に石段が改装された際の愛称募集時に、作家・タウン誌『谷根千』編集者の森まゆみが命名した」そうです。

「ニャンニャン」という言葉から「猫の街・谷根千」を連想する人もいるでしょうから、これら二つのネーミングは密かに繋がっているという気がしま

もっとみる

業(カルマ)



「これも何かのご縁」という体験をすることは意外と少なくない。

満たされない感情を埋めてくれる不意の小確幸だったり、雲の切れ目から届く心温まるひとすじの光のようだったり、何となく神秘的だ。

しかしながら、ご縁も所詮は因果の一形態に過ぎない、というのがワタシの個人的な見解だ。

無意識のうちに、ご縁と思える結果につながる動きをしているのだ。

例えば、タレントになりたいという願

もっとみる

生命と快感の存在する場所



最初の投稿にも書いたように「生命は快感により駆動され、快感は物事が移動することから生じる」と考えているのだが、もう少し書き加えてみたい。

移動とは、大雑把に言って、物事が二つの世界の間を行き来することだと考えている。

光と影、動と静、男と女、文明と野生、都市と自然...

快感とは、二つの世界の境界を超える瞬間に生じるのではないだろうか。

そして、生命とは、快感のシーケンスの

もっとみる

あの日に帰りたい?



生きていると、嫌なこと・辛いこと・悲しいこともある。

あの日(楽しかった)に帰りたい、と思った経験のある人も少なからずいるだろう。

ただし、そこには「今の自分の状態で」という前提が暗黙のうちに含まれているように思える。

しかし、あの日に帰れたとしても、自分の記憶と同じ楽しさではないかもしれないし、むしろ全く楽しくなかったりするかもしれない。

反対の願望として、過去は振り

もっとみる

続・逆立ちする因果関係



人生にはリスクがつきものだ。

リスクをマネジメントするのも人生だ。

しかし、人は何か勘違いしているような気がする。

保険について、だ。

保険はリスクマネジメントなのか?

戦争、地震、津波、水害、大爆発、火事、事故、破産、怪我、病気、障害、老い、死亡など、リスクは数限りなくある。

可能な範囲でという条件付きだが、
リスクを軽減するためには、
・定年のない仕事に

もっとみる

逆立ちする因果関係



因果を支配するのは確率だ。

現実の世界では、一つのインプットに対して不変的なアウトプットが得られることは少なく、むしろ大半のアウトプットは可変的である。

例えば、

神社に祈願したからといって、合格判定の低い第一志望の学校に受かる訳ではない。

合格という結果が出たことによって、神社での祈願が原因の座 No.1 を占めるのだ。

最大の原因は、受験する朝に食べた納豆の菌が脳を活性化させたこ

もっとみる

旋律、編曲、うねり



本当にほしいものは自分には分からない。
いつも出逢ってから初めて気づく。

人の心に届く言葉を手に入れることは難しい。

仮に幅広い知識、鋭い視点、深い思考を手に入れられたとしても、共感という的に当たる確率は求められない。

むしろ、共感を期待しない無垢な姿勢でなければ、共感を得ることはないのかもしれない。

まず、積み重ねた知識と経験に背を向け、あたりまえのように目の前にある事物を、何も知ら

もっとみる