業(カルマ)
「これも何かのご縁」という体験をすることは意外と少なくない。
満たされない感情を埋めてくれる不意の小確幸だったり、雲の切れ目から届く心温まるひとすじの光のようだったり、何となく神秘的だ。
しかしながら、ご縁も所詮は因果の一形態に過ぎない、というのがワタシの個人的な見解だ。
無意識のうちに、ご縁と思える結果につながる動きをしているのだ。
例えば、タレントになりたいという願望により、つい原宿あたり風をきって歩いてる人もいるのではないだろうか。
また、悲しいかな、ご縁は必ずしも良いことだとは限らない。
ご縁と感じる体験が、実はキャンペーンや騙しの手口だったということもあり得るだろう。
その瞬間を過ぎてしまえば、ご縁も現実の一部と化すのだから、ありふれた日常の出来事よりも判断力を鈍らせるリスキーな体験かもしれないな、などと今日もモヤモヤしている。
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