【元号での説明】便宜的には明治や昭和という元号(記号)で物事は説明されるが大雑把である。明治といっても1868年と1885年と1894年と1910年では景色が違う。昭和前半は1926年と1936年と1942年と1945年で景色が違う。10年単位の時流こそ大事なのではないか。
【明治維新について】明治とは『易経』の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」である。「聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治まる」という堯・舜を彷彿とさせる中国の徳治主義である。維新は『詩経』の「すべてが改まり新しくなる事」である。