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004 大宝


大宝

大宝(たいほう)701年−704年
飛鳥時代
別読み(だいほう)

デザイン:響雷レオ

身長・誕生日・性格

184cm
5月3日生まれ
度が過ぎる真面目。
融通がきかない。

年号について

対馬国から金が献上されたのをお祝いして改元しちゃった大宝。大きなお宝!そのまんまですね。
でも実はこの金は対馬産じゃなくて朝鮮半島産だったようです。金の製錬技術者と住民が共謀して捏造したんだそう。
日本ではこれまで金が採れたことがなくて輸入に頼っていました。初めて日本で金が産出!こんなめでたいことはない!そりゃ喜びますよね。昔から産地偽装ってあったんですねえ🤔
これの前の年号は朱鳥で、朱鳥は一年間くらいちょろっとあった年号です。その後15年ほど年号は中断して、また思い出したかのように大宝が制定されました。

大宝年間の大きな出来事といえばそりゃあ「大宝律令」の完成ですね。
律は刑法のことで、令は行政法・民法のこと。つまりは法律です。日本の律令国家のスタートです。
後の世で武士が政権を握ったときには「御成敗式目」や「武家諸法度」などの法律が制定されましたが、これらは武家独自のものであって、皇室・朝廷には適用されませんでした。大宝律令は、皇室と朝廷の基本法典として明治維新まで使われていたそうです。思ったより最近ですね!

そして、この大宝律令によって年号を使うことが決定されて今に至るわけです。
大化から2度中断した年号は、大宝から令和までは途切れることなく続いています。真面目だ………。

ちなみに、役所の文書には印鑑を押しなさいなんてのもこの大宝律令で決まっています💮🏢
この印鑑を押しなさいとか書類は和暦をつかうとか決まった形式の文書じゃないと受理しないよとかそういうのを重視したのを文書主義といって、これも大宝律令で導入されました。今も残ってますね〜……というか、これが管理するにあたって合理的なんですよね。ちゃんとした文書で残すことによって後で確認検証できるので。
でも今は行政手続きのほとんどがはんこレスになっていますよね!時代とともに変わっていくこと変わらないことを比べてみるのも楽しいです。

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