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アレコレ楽書きessay

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はてなブログのつぶやきエッセイを転載。イラストエッセイには書かないこぼれ話あれこれ。
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#整理整頓

いちばん上の引き出しの中身を見ればわかる

いちばん上の引き出しの中身を見ればわかる

よく使う場所のいちばん上の
引き出しを見れば
そこで暮らす人間がどんな現状を
生きているのかよくわかる。

以前暮らしていた家の
キッチンの脇にある
大きな収納家具の引き出しを
昨夜久しぶりに見た。

父親と暮らしている
息子が探しものをしていた。

びっくりするくらいの
薬箱が並んでいた。
元ダンナの両親の家の
リビングにある家具の引き出しに
そっくりになってきた。

コレクションのように
並べ

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より削ぎ落とした方が全体のバランスが整うという極意

より削ぎ落とした方が全体のバランスが整うという極意

この秘技を伯母から教わった。
小学生の頃の夏休み
よく親戚巡りをしていた。
両親の生まれは岩手。
東北方面をまわることが多かった。

当時福島に住んでいた伯母は
華道と茶道を教えていた。
私がひとりで遊びに行ったとき
彼女が基礎を教えてくれた。

フラワーアレンジメントや
華道を他で習ったことはない。
植物と会話をしながら
器にバランスよく配置するのが
得意だし大好き。

「ちょっと取り過ぎかなと

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実体のない世間様を最優先することをやめた結果〇〇が増えた【イタリアの復活祭と大掃除】

実体のない世間様を最優先することをやめた結果〇〇が増えた【イタリアの復活祭と大掃除】

2023年4月9日はパスクワ。
(イースター・復活祭)
その前に神父さんが
各家を祝福をしてまわる。

年末の大掃除ではなく
ほとんどの家庭では
復活祭前に家をキレイにする。

キリスト教徒ではないので
聖水を振りまく儀式を
屋内でやってもらわないし
大掃除もしないけれど
気持ちの整理整頓はする。

いらない思考は分別ゴミみたいに
いったん観察してから手放す。

今年ごっそりと処分するのは
あちこ

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ネーミング魔力発動「トット・のえる」

ネーミング魔力発動「トット・のえる」

イラストやストーリーを
創作することも楽しいけれど
私がいちばん好きなのは
名前をつけることかもしれない。

デザイン事務所
ネットショップ
雑貨屋
ブログ

どんな活動始めるときも
すごくわくわくするのが
名前をつけること。

バリエーションを展開して
候補とイメージをつなげる。

ひらがな
カタカナ
アルファベット
漢字

どんな文字で表記するか。
アレコレ思考している
その瞬間がたまらない。

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曖昧なモノの扱い方

曖昧なモノの扱い方

いつでもどこでも
扱いに困るのは
曖昧な物や人。

来年も着るかもしれない服。
アイロンをかける洗濯物。
今すぐに使わないけど
やりたいことの道具。

すぐに処分したり
片付けられないものを
いっとき置く場所があると
普段の生活が快適になる。

これは日々の選択にも
応用できるテクニック。
即決できないことは
いったん保留する。

迷う物事や人間関係から
なるべく物理的に
距離をとってみる。

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朝の思考体操とまるいホログラムメモ

朝の思考体操とまるいホログラムメモ

身体の筋肉をほぐすように
朝起きがけに
思考の体操をする。

ごちゃごちゃ考えて
動けなくなる場合は
すっぱりやめて
身体を動かす。

このバランスは
とても大切。

どちらかに偏ると
結局はどちらかの負担が
大きくなりすぎて
動けなくなってしまうから。

頭に浮かんだことを
デジタルメモする。
手元にスマホがなければ
手帳や紙にキーワードを
さっと書いておく。

ゆとりがあれば
思考の流れを文章

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思い出を「使う」「飾る」という楽しみ方

思い出を「使う」「飾る」という楽しみ方

私は惚れっぽい。
すぐに恋に落ちる。
そうして側にやってきたモノ達が
やがて静かに反乱を起こす。

ねえどうして構ってくれないの?
あんなに熱烈に情熱的に
アプローチしてくれたのに。

嗚呼モテる人間は辛い。
要領よくあちこちにいい顔して
日替わりで楽しんでいたモノ達が
うらめしそうに収納場所の
奥からワタシを見つめている。

ゴメン。また今度ね。
今度っていつ?
アタシはあんなに尽くしたのに

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やりたいことがあるからやるべきことを減らす

やりたいことがあるからやるべきことを減らす

私は好奇心旺盛。
あれこれやってみたいので
なるべく日常の雑務を
減らすことにしている。

物を探すのが
好きではないので
定位置を決めて
使ったらもとに戻す。

暮らしの動線が
快適であって欲しいから
よく使う物はワンアクションで
さっと使えるようにしている。

ワンアクションとは
文字通りひとつの動作だけで
目的の物を手に取れる状態。
収納棚の扉や引き出しを
開けるたらすぐに
使えるように物を

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過去の栄光と偶像崇拝

過去の栄光と偶像崇拝

やましたひでこさんの断捨離動画で、成長して独立した子供達のおもちゃやトロフィー・賞状などをたくさん飾る親の家を紹介していた。実家あるあるだと思う。

前回日本に帰国したとき懐かしい飾り棚を空にした。30年間止まっていた空間。

幼稚園卒園記念のうさぎの貯金箱。誕生日にもらったオルゴール。おばちゃんが買ってくれた花瓶。捨てられないチビ鉛筆。大好きだったキャラクターバッチ。

小ぶりのガラスケースに綺

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スキマ

スキマ

片付けをするときに「今」と「これから」を意識する。「これまで」の記憶や思い出は人生のスパイス程度でいい。そうやって取捨選択している。

隙間産業がやがて成長するように、持物の間にできた空間に新しいアイデアが降りてくる。そして広がっていく。

隣の人と肘がぶつかるような狭い空間ではゆったり食事ができない。それとすごく似ている。

とにかくたくさんの素材を抱え込んでいたから、単純に作業がやりにくかった

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もったいないおばけ

もったいないおばけ

物が山ほど溢れている現代社会で生きているのに、今だに私達の遺伝子には貯めないと生き残れないという情報が組み込まれている。食べ過ぎや貯め込みは、いずれも生存本能にも関与している。そんな説があるらしい。

それに加えて個人的に、物が訴えてくるイメージを感知してしまうので、すぐに使わない物でもなかなか手放すことができない。

こうしてこうするとこんな風になるよ。あれと組み合わせるとこうなるよ。という感じ

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グラフィック効果

グラフィック効果

誰かに何かをわかりやすく伝える手段のひとつとして、フローチャートやグラフ、イラストやシンボルマークなど視覚に訴える方法がある。このグラフィック効果に関する情報は私のアンテナをくすぐる。

仕事の企画書・個人スケジュール・旅の行程表・スクリーン画面管理・料理のレシピ・使用説明書など、個としても集団としてもおおいに活躍する基本構造だから、あちらこちらで見出すことができる。

その普遍性に触れるとぞくぞ

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潔癖症で完璧主義者のインスタグラム

潔癖症で完璧主義者のインスタグラム

Instagramが世の中に出る、はるか昔のアイデアメモにそれっぽい絵が描いてある。

私自身はプログラマーではないから、既存ソフトでインスタのようにぱっとひと目でわかるようなものを作ろうと思ってたいた時期。

当時は素人が簡単にきれいなサイトをさっと作れるほどアプリもサービスも細やかに進化していなかった。

インスタの画面をはじめて見たとき、運命の恋人に出会ったような喜びがぶわっと湧き上がった。

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