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アレコレ楽書きessay

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はてなブログのつぶやきエッセイを転載。イラストエッセイには書かないこぼれ話あれこれ。
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2022年10月の記事一覧

クールビューティーな彼女がこちらへ走ってくる

クールビューティーな彼女がこちらへ走ってくる

先日職場が停電になった。
暗くなってすぐに
フロアの反対側で働く
クールビューティーな同僚が
小走りでこちらにやってきた。

まっすぐに私の所へ来て
みてみて!と手を出した。
中指に光る指輪を指して
「これね、犬の足跡なの!
 かわいいでしょ?!」
と満面の笑顔で息を弾ませる。

今月の初旬に彼女と一緒に
初めて出かけてから
距離感が近くなった。
職場で挨拶を交わすときの
彼女の表情に親しみ度合い

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たったひとりのために

たったひとりのために

大勢からの喝采や承認を
糧にしたいと感じられない。
どうしてもこれだけは
成し遂げたいという
個の欲求が薄い。

なにかに夢中になれる
きっかけはたいてい
たったひとりのだれかのため。

なにがなんでも
その人の期待に応えたいとか
笑顔をみたいとか
そんな重い感覚ではない。

これ好きなんだよね、とか
あれ食べたいな、なんていう
軽い言葉に反応する。

じゃあやってみようかな
っていう気軽な感じ。

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なぜ瞳を閉じるのか

なぜ瞳を閉じるのか

たとえアイコンひとつにも
その人の心理ははっきり現れる。
まっすぐ正面を見つめる写真や
イラストを私は使わない。

フェイスブックもインスタも
他の場所でもアイコンに
正面写真や瞳を見開いたものは
いっさい使っていない。
猫の写真以外は。

それには訳がある。
意識的にそうしている。

心の目が開いているから
凝視する必要がない限り
瞳をやや閉じがちにしている。
肉眼の視力もむちゃくちゃ良好。

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不味くても食べられるだけマシなのか?それとも食べないほうがマトモなのか?

不味くても食べられるだけマシなのか?それとも食べないほうがマトモなのか?

これを人間関係にあてはめたら
「食べない」方がいい。
近くに居たらどんどん
体調が悪くなるような関係ならば
さっさと離れるのが賢明。

後味悪い人と群れるより
ひとりの時間を豊かに過ごすと
心身も頭もほぐれる。

ただし多少の違和感を
感じることで学びにもなる。
不味い人間関係は
美味しい関係を再認識させてくれる。

仕事にあてはめたら
「割り切り思考」で
無我の境地でやると楽。

必要に駆られて

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水をまく体験

水をまく体験

息子達がまだ小学生の頃
近所の店の駐車場に
苗木が植えられた。

ひょろひょろとした
まだ根の張りが少ない木々は
その年の暑さにあっという間に
やられてしまいそうだった。

私達は夜に水をまいた。
近くの消化栓をひねり
大きなバケツを水で満たし
近所の数家族がほぼ毎晩
わっせわっせと水を運んだ。

誰が言い出しだのだろう。
私だったかもしれない。
記憶はおぼろげ。

結局その苗木達は
大地に根を伸

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イタリアで日本語を渇望した頃の話【会話よりも文字が恋しかった日々】

イタリアで日本語を渇望した頃の話【会話よりも文字が恋しかった日々】

その頃簡単に触れられる日本語は持ってきた自分の本や雑誌。新しいものは簡単に手に入らない貴重品だったから、友達から回ってくると雑誌広告から編集後記まで活字という活字を読み尽くした。母が送ってくれた荷物のパッキングに使われている、くしゃくしゃの新聞も読んだ。

古本をダンボール箱につめて船便で送ってもらったこともある。どんなジャンルでもいいからとにかくあるだけ送って、と友達にお願いした。自分では絶対に

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ヨコヤリさん登場、ブレーキどうもありがとう

ヨコヤリさん登場、ブレーキどうもありがとう

そう来たかと、納得してしまう。
ホロスコープを学びはじめて約3年。
予測不能の出来事の気配の
しっぽを予め視るやり方が
だいぶ上手くなった。

やたらと細かい
「完璧主義君」がかけるブレーキは
それはそれで私らしさでもあり
コツコツ学ぶガソリンになる。

もともと気配を感じる
アンテナ感度は高い。

誰もが目の前で見ることができる
資料としてのホロスコープの
図表があることで
ひとりよがりの危険を

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早朝の読書についてくるおまけとコーヒー牛乳の記憶

早朝の読書についてくるおまけとコーヒー牛乳の記憶

職場の近くにあるバールで
エスプレッソコーヒーを飲みながら
その朝手にした本を読む。

毎日ではないけれど
頻繁に通っているから
「カフェ・マッキアート?」と
注文する前に聞いてくれる。

「うぱぱるわいな」と
独自流派の日本語で挨拶してくる
おじさんと笑顔を交わす。

ほぼ毎日スピードくじを
買いに来るメガネおじさんも
挨拶交流メンバーのひとり。

この店の女の子達は
みんな魅力的で笑顔が素敵。

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なぜそのタイミングだったのか

なぜそのタイミングだったのか

過ぎてからわかることがある。
むしろ、過ぎてみないと
実際になにが起こって
どこにつながっていたのかなんて
わかるはずがない。

確かに気配らしきものは
予感として感じる。
けれどもそれは単なる気。
ふわふわしてつかめない。

どうせならなんとなく
いい感じの気配を選んで
今まで生きてきた。

なぜ?と問われても
「なんとなく」としか
答えられないことがある。

「ほら、これだよ。
 このために

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がっしゃーん!どぼん!ぱちんっ!【絵本と人生と音楽】

がっしゃーん!どぼん!ぱちんっ!【絵本と人生と音楽】

息子達が幼い頃のお気に入り絵本は

「さる るるる」五味太郎
「もこもこもこ」谷川俊太郎・元永定正
「Il grande ploff」 Chiara Carrer

言葉の響きがリズミカルで
ドラマ性があるストーリー。

なにかが落ちたり弾けたり割れたり。
そういう効果音が入っている絵本が
息子達は大好きだった。

なんど読んでも

がっしゃーん!
ぱちんっ!
Ploff(どぼん) !

と言う音

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ラッキースターの使い方【成長を促す鍵の在り処】

ラッキースターの使い方【成長を促す鍵の在り処】

占星術で木星は幸運の星と呼ばれている。
「いいこと」の定義は人それぞれだし
「幸運」の捉え方もバラバラ。
「拡大」の象徴という解釈が
いちばんしっくりくる。

つまり生まれた時に
どこに木星があったかによって
「なにが成長の後押しをしてくれるか」
がわかりやすくホロスコープにかいてある。

とても簡単にまとめた動画を見かけたので
要点だけ抜粋シェアします。

You Tube動画リンクはこちら。

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思い出にしがみついて立ち止まらないように

思い出にしがみついて立ち止まらないように

この辺りの街角には
通称カリタスと呼ばれる
中古物品収集システムがある。

リサイクルボックスを使って
服・靴・かばん・毛布・寝具
などを収集して必要な所へ配布する。

ゴミ捨て場ではないから
もちろん使えるものだけ。
不要になった物が
別の場所で命をふきかえす。
とても便利なシステムだ。

昨日数枚、夏物を処分した。

楽しい旅の思い出
友達とのイベント
忘れられないひととき

こういう思い入れ

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学校を卒業したら辞書って使いませんよね?

学校を卒業したら辞書って使いませんよね?

という問いかけに出会ったとき
マジでびっくりした。
え?使わないの?!

それと同様な驚きを
さっき体感して思い出した。

「中庸って言葉聞いたことありますか?
 あまり聞かないですよね。」

という一文を目にしたから。

個人的にはしょっちゅう
使っているし目にする。

辞書に関しては
最近の断捨離でごっそり
処分したので使用頻度は
かなり落ちたけれど
全く使わないなんてあり得ない。

電子辞書

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感動的なシーンの舞台裏がみえる

感動的なシーンの舞台裏がみえる

AGT(アメリカズ・ゴット・タレント)
などのタレント発掘番組で
よく見られる感動シーン。

YouTube動画で私も楽しんでいる。
すぐにぼろぼろともらい泣きをする。
涙もろい質なのだ。

リアルショーだから
参加メンバー達の反応が
人間くさくてよい。

例えば癌治療中の家族や
貧困・いじめ・犯罪行為からの脱却。
生まれつきまたは事故による身体障害
といったわかりやすい背景が
感動的なストーリー

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