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私のふわふわなイマジナリーフレンド~「ブルー君は大丈夫」を見た~
小さい頃、住んでいたアパートの玄関口にハム太郎のキックボードがあった。後輪が2つで安定感があり、低年齢の子ども用だったように思う。ハンドルの前に何も入らないくらいの小さいカゴがついていて、ハム太郎のフィギュアが鎮座していた記憶がある。それは「私のもの」だった。少なくとも私の記憶ではそうだった。足を置く台の色がすすけていた気がするので、私の前は3歳上の姉が使っていたのかもしれない。でも、私の記憶の
もっとみる私たちうつ病患者は「休んで」いるのか NHKスペシャル「山口一郎 "うつ"と生きる ~サカナクション 復活への日々~」を見て
連休中、NHKでサカナクションのボーカルである一郎さんが(なぜか苗字が出てこない)、うつ病であることを告白したことで特集が組まれていた。番組中、バンドのメンバーが「絶対言っちゃいけないけど『いつまで休んでんだよ』って言いたくなる」と心中を明かす。一郎さんはリハーサルの時間になっても姿を現さず、遅刻や欠席の連絡すらない。
https://www.nhk.or.jp/music/programs/
家族愛でも自己実現でもない「ソウルフルワールド」が見せた新境地~なんのために私は生きるか~
私たちはなんのために生きているか
ディズニー・ピクサー映画「ソウルフルワールド」を見てきた。
なんというか、しみじみと、いい作品だった。
いまはリバイバル上映という扱いで、2020年に公開されていた作品である。
当時から、SNSのジェンダー・フェミニズム界隈(革新派)から評判の良さは聞いていたのだけど、多分コロナ禍とかだったからか見てはいなかった。
なんというか、地味だし。
主人公がおっさ
ドラマ「つくたべ」を見てリササワヤマさんの「Chosen family」を発見した話
私の趣味の一つはドラマをみること。
母も姉もそうなので、たまに電話をすると今回のクールの注目作品はこれだとか、この回が特によかったとか、そういう話をする。
今回も注目作の1つは、NHKで放送している「作りたい女と食べたい女」。
シリーズ1もしっかり見ていたので、2も期待していた。
期待は的中。
登場人物がみんな誠実で邸内に作られた作品だった。
中でも最高だったのが、17話。
春日さんが仕事