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インドに来て4ヶ月。素直なインド人を生まれて初めて見た瞬間である。
チベット・インド旅行記 #46 ,リシュケシュ④【前回までのあらすじ】まえだゆうきはロシア人師匠のサーシャと、インドの山奥で、ツーリスト向けの禅のクラスを始める事になった。
昔々、インドのお釈迦さまのもとに一人の修行僧がやって来て尋ねた。
「お釈迦さま、心の中の雑念がどうしても止まなくて苦しいのです。
どうすればこの心を静める事が出来るのでしょうか」。
お釈迦さまは修行僧の話を聞くと、川のた
私は旅に出た事でほんの少しだけ、自由になったのかもしれない。そんな事をふと、思った。
チベット・インド旅行記 #43 ,リシュケシュ①【前回までのあらすじ】ロシア人師匠のサーシャと禅の修行を始めた、まえだゆうき。一向はヨガの聖地リシュケシュへとやってきた。
【リシュケシュ】インド東北部、ヒマラヤ山脈の近くに位置するヨガの聖地。インド国内はもちろん、海外からも巡礼や修行の為に大勢の人が訪れる。
世界的ロックバンドのビートルズも修行と作曲の為にリシュケシュに滞在し、髪の毛ぼうぼう髭ぼ
何も求めず、囚われず生きていく。それは一体、どういう事なんだろう。
チベット・インド旅行記 #41 ,ブッダガヤ④【前回までのあらすじ】まえだゆうきは、インドのブッダガヤで出会ったロシア人のサーシャと、修行の旅に出る事にした。
2004年大晦日。
ブッダガヤの日本寺は、年越し蕎麦が振る舞われるという噂を聞きつけてやって来た大勢の人達で賑わっていた。
境内では炊き出し用の鍋が設置され、発泡スチロールの器に蕎麦が配られ、除夜の鐘がゴーン、ゴーンと鳴り響く。
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もしかしたら、いつの日か禅の極意を掴む日が来るかもしれませんね。
チベット・インド旅行記 #40 ,ブッダガヤ③【前回までのあらすじ】まえだゆうきは、インドのブッダガヤで10日間の瞑想コースを受けたのであった。
旅は風を切りながらどこまでも転がり続けていく。ブッダガヤ郊外のゲストハウス、ババアシュラムには、ヴィパッサナー明けのメンバー達が集まり、今日もわいわい楽しくやっている。
中でも特に仲良しだったのが、私と、ロシア人のサーシャと、日本人のマモさん。
マモ
何気なく暮らすこの星も、よく見てみれば不思議が溢れている。【インドヴィパッサナーメディテーション】
チベット・インド旅行記 #39 ,ブッダガヤ②【前回までのあらすじ】ブッダガヤへと辿り着いたまえだゆうきは、10日間の瞑想コースを受けることになったのであった。
【ブッダガヤ・ヴィパッサナー瞑想センターの決まり】
■ 10日間の瞑想コース中は誰とも話をしてはいけない。
■ 10日間の瞑想コース中は誰とも目を合わせてはいけない。
【ブッダガヤ・ヴィパッサナー瞑想センターの戒律】
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サイババに会いに行こう
チベット・インド旅行記 #36 ,バラナシ③【前回までのあらすじ】インド、バラナシに熱気に当てられて、まえだゆうきの心は次第に弱っていくのであった。
体が重い。
頭の奥の方で、ずしんずしんと鈍い痛みが響いている。
天井を見上げると、壊れかけのファンがカタカタと風に吹かれて回っている。
薄暗い部屋に、格子窓から光が差し込む。
今日もバラナシの街は暑くなりそうだ。
じわじわと汗が噴き出してくる。
オーマイゴッド、なんて事だ…。お前の前世は修行僧。しかも私を遥かに上回るチャクラを身体に宿した高僧だったようだ。
チベット・インド旅行記(最終章) #35 ,バラナシ【前回までのあらすじ】インド、バラナシにて、まえだゆうきの心は次第に弱っていた。
グリコのおまけに付いて来そうな1㎝正方形の小さなタリスマン(お守り)を手に持って、ババ(ヒンディー語で父の意味)がブツブツとマントラを唱えている。
ガジュマルの木のようにどっしりと茂った髭と白髪、おそらく何十年と散髪をしていないのだろう。
ババはインド人男性が好