記事一覧
コンテンポラリーデザインが導く循環する未来への糸口
雑誌Highsnobiety Japanへ持ち込んだwe+さんのインタビュー。昨年、雑誌にて出版された拙筆ですがウェブに上がりましたので、ご紹介させていただきます。
デザイン事務所we+さんが一般的なそれと一線を画すのはとにかく圧倒的な美学と、アーティスティックリサーチに起因するコンセプト解釈の深さなのではないかと思います。彼らはコンテンポラリーデザインファームとして活動しています。彼らの作品を
業界初。繊維廃棄物100%でつくられた新素材ジャケットで目指す循環型ファッション
ZARAから2024年1月23日に発売されたジャケットLOOPAMID® X ZARAが循環型ファッションに新たな波紋を広げています。
循環型ファッションへのシフトは喫緊の課題
ファッション産業における環境汚染は世界の全産業の第二位。コットン作りや染色時に大量の水(930億立方メートル/年)が使われ、プラスチック制の衣類から大量のマイクロファイバー(約50万トン/年)を海に流し込み、搬送時には
自然あふれる小さな島、ボーンホルムにはクリエイティブで等身大な美しい暮らしがある
10月28日まで展示中のDESIGNART TOKYO 2023『ボーンホルム島のモノづくり』展で見つけたのは、デンマーク本土から東へ150km離れた人口4万人を抱えるボーンホルム島で作られた美しいクラフトの数々。スカンジナビアらしい街並みと海や山遊びで80年代から観光業を主とするこの町では、訪れたアーティストたちがいつの間にか定住させてしまうほどの魅力がある。
それは、陶器やガラスのクラフトに
最近のファッション界では、わかめが服になったり、きのこが鞄になったりする。
きのこの構成している菌糸体を強化することでレザーのような質感の素材が作られ、革製品の代替素材として活用されるようになって久しい。一般的に採用されるほどの普及までにはコスト面などのハードルが立ちはだかるが、Stella McCartneyやGANNIなどのサステナブル推進を高らかに謳うハイブランドだけでなくても徐々に増殖しつつある。
2022年にロシアがウクライナの侵略を始めたことによりファッショ
南野拓実選手のファッション撮影BTS
雑誌HIGHSNOBIETYの表紙のひとつであった南野拓実選手の撮影のディレクション、プロダクション、インタビューを行いました。本誌ISSUE 07は2021年に発行されました。責任をテーマに掲げた特集でしたので、ファッションを軸にしながら様々な責任にたいする質問を投げかけました。
https://highsnobiety.jp/p/minamino-takumi-issue07/
2020年
マイナスから芸術を見出す天才集団が「捨てる501」で作る新しい価値
穴が空いたり汚れたりして古着屋さんでも売れないような穿けなくなった膨大な量のリーバイス501。ロサンゼルスのとある工場で聳え立つその山を見たヤマサワプレスの山澤さんは、これをアップサイクルして未来が作りたいと買い付けたところから、彼の冒険がスタートしました。ヤマサワプレスでは、主にアメリカの普通の人たちに愛されてきたぼろぼろの501をまるっと買取り、それを洗浄して服だけでなく新たな形で世界に一つだ
もっとみる強い心でメッセージを届けるスポーツ選手たち
スポーツというプラットフォームを通して、社会の歪や大衆の声を形にする勇敢なスポーツ選手たち。彼らを応援するNIKEとの取り組みでファッションマガジンi-D JAPANが手がけた企画に参画しました。
年が明け、改めてコンテンツを紙に、という声のもと制作した記事をこちらに残しておきたいと思います。
THE SESSION WITH FUTURE CHASERS
対話から見出す未来へのアクション
サッ
最も身近な男性に聞いた、ジェンダーギャップがなぜ埋まらないか。
少し前のことだけれど、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長を辞任された森喜朗氏の辞任に至るまでの連日の報道。
結果的に森氏は辞任をしたものの、その後も続く女性蔑視的な発言やら騒動はおさまらず、誘致時に意気揚々と立候補したが、現代の国際化社会から大幅に外れた時代錯誤な国の恥部を全世界に何度もさらけだすことになり、情けない気持ちでいっぱいな国民は多い。(私はいまだにや
否定には成功が隠れてるって話
それが何かによるけれども、君に注意をすると、全く耳を貸さなくなってしまうことがある。
「やっちゃいけないってわかってるし、やっちゃった自分が悔しい。わかってるから、もう言わないで。言わなくたって、わかってるんだから!!」。
そういう気持ち、よく分かる。
キミがしたことにわたしが怒ること、キミはキミ自身が怒られている!と思うみたい。でもちがう。キミを怒ったってキミを悪い子とは思わないし、キミが
これからの「仕事は自分でつくるもの」考
たしか昨日、どなただったかツイッターで発言していた「仕事はつくるもの」的なのが我が意を得ており、いまリツイートしいのに探し出せなくて困った。
(見つけ出したら貼り付けたいと思ってる。アート的思考文脈のどなたかのはずなんだけど...見つからない涙)
ずっと言われてきていることだし、自分も仕事をするようになってその言葉が当然だと思って15年以上やってきたけれど、いま本当の意味が変わってきてるのが顕著
キミに教えたい。不安との上手な付き合い方
やらなければいけないのに、終わっていないモヤモヤ。
人に謝らないといけない時の、ココロの中のおもり。
プレゼンがうまくいくかどうか、止まらないドキドキ。
これらの「不安」はやがてダルくのしかかり、後回しにするほど面倒になる。気持ちの重みが呪縛となって、いつまでもとりかかれない状況になってしまう。
いまこそキミに教えよう!不安をどのように解消したらよいのか。
簡単なこころのスイッチひとつで、きみの
休校、在宅、そしてそれから
自宅学習で多くの親がさまざまな嘆きをあげるいま。子どもたちは少し長くなった夏休みに歓喜の声がおさまらないようだ。学校に代わって寄り添う低学年の親には負担が多いけれど、家族との時間で取り戻したものも多い。それぞれの複雑な感情をのせて、今日もカレンダーは進んでいく。
息子はクラスメートの顔を知らず、入学式もなくなった何百人の「まぼろし一年生」のひとり。3月は保育園から小学校へ変化の時だった。1月から
良かれと思っての落とし穴
男性に理解してほしいと思うことや、男性社会にこうあってほしいと思いが、女性なら多かれ少なかれあると思う。それはひとえに、暮らしやすい世の中になってほしいという願いからきているわけで、7歳男児を持つ母としてその責任の一翼を担っているという認識は当然ある。そこで、ゆるやかに意識を広げるための生活の中での提案、気付きや発見、感じたことを綴ることにする。メモから派生する何かがあれば良い。グッドガイが増えて
もっとみるためになる、楽しくて美しいこと
ほぼ毎日ひと日記チャレンジ、モチベーションの筋トレ。
今日はいつから行われていたか知らないけれど、チョット泣いちゃったファッション会社のあたらしい(?)試みを見つけた。
一人を起点に、ファッションを作る。
基本的に何らかの障害のある人に対して、ユナイテッドアローズが真剣にファションを提案するというもの。
https://store.united-arrows.co.jp/shop/ua/dat
これからのメディアと働き方
今、自粛生活も板につき、それぞれがそれぞれの立場で働き方、仕事、暮らし方、生き方について考え直しているときだと思う。今日は元雑誌編集者という目線で振り返りつつ、これからのファッション系メディアの発展とフリーランスの関わり方について少し考えてみたい。
徹夜上等の月刊誌戦国時代ときは2001年。編集部の忙しさは想像通りで、特に小規模な編集部の場合担当する割合も多く、駆け出しの自分は抱えきれないほどの
消費される子どもたち
資本主義の世の中において、企業は成長しなきゃいけないってことになっている。売り上げは前年比よりも上まわっていないといけなくて、効率が最重要しされた仕組みが出来上がっている。それ以外の成長はきちんと評価軸としてあまり構築されていない。
昨日とある媒体でファッションデザイナーのTARO HORIUCHIさんにインタビューさせていただいた時も、芸術と密接している、またはそれ自体が芸術となりうるラグジュ