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仕事のコツ その6 突き抜ける 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 今回も結構現実的な話です。

 何でもかんでもではなくて、

狙いを決めて1点に集中して突き抜ける…

 IT企業から総合商社系の会社に移った直後の、印象に残っている出来事。

世界一のスパコン「富岳」、「2位じゃダメなんですか」への科学者の答えだった…2009年11月[あれから]<30>

2022/11/14 19:39

 2009年の民主党政権での「事業仕分け」を、このセリフとともに記憶している人は多いだろう。「2位じゃダメなんでしょうか」。ちょうど13年前の11月13日、参院議員の蓮舫さん(54)が放った言葉である。

出典 読売新聞オンライン

 私に言わせれば

突き抜けないと駄目なんです。


 生物学を学べば、それが良く理解できます。

 そもそも、自分自身の存在もある日ある時刻に放たれた1億個以上の精子のたった1つの立場で卵子に向かって泳ぎ、1位になって受精卵となれたのです。まぁ、一卵性双生児という稀有なケースもありますが、私は唯一無二の1位。

 そういえば細胞膜突き抜けた(笑)

 理屈抜きにネイティブが先ずは1番じゃなきゃ駄目と。

 それに従って生きて来てその有効性の恩恵に何度も預かりました。

運と勘としつこさの人生

 小学校の代表委員(学級委員)から始まって、代表委員会議長、生徒会長、私立大学最難関校、基幹産業、新規事業中核人材としての抜擢、海外駐在、マネーシンクコンサルタント、役員、社長と…
(この件(くだり)、ウザいのでやめようかと迷ったのですが、まぁどうせ人間卒業したら関係無くなるレベルの話なのでそのままにしました…(笑))

 兎も角、1つ突き抜けるとAvalanche(アバランシェ 雪崩)の様に次々と突き抜ける感覚を楽しみました。

 この楽しい人生のキーワードは、

突き抜ける

でした。

 例えば、家族帯同の海外駐在。

 努めていた鉄鋼会社は、毎年春にTOEICを全員受験させられ、それが序列の公平なパラメータの1つとなっていました。何かにつけてあいつはTOEIC何点だから云々と、人事配置についても多大なる影響力が有りました。鬱陶しい位。
 受験でもう一生分の試験は受けたと思っていました。社会人になってもペーパーテストかい?と不愉快極まりなかったのです。

 これが米国駐在で見事に解消。2度とTOEICを受けることはなく、語学力に関しては何も言われなくなりました。

 勿論、海外駐在はこんな些末なレベルの話ではない強烈な経験で、私の人生を一変させました。

 元々は研究職だったので、まぁ上司が論文ドクター取得のためにイギリスのケンブリッジ(剣橋)大学に長期出張したりしていましたから、研究職だとそんな所までかなぁ…とぼんやり思っていました。

 ですから、3年間の育成指導期間後に研究職から事業部門に異動できたので、海外駐在が手に届くポジションになれたのでした。ここから突き抜けてあざと可愛く米国家族帯同駐在を勝ち取りました。

閑話

閑話休題

 帰国後当時最大口径の8inchウエハを使い、鉄鋼生産で培ったフルオートメーションを半導体生産に転用した世界初の量産工場を立ち上げ、これまた世界最速のメモリの量産に成功しました。
 そして前代未聞の自分で開発し量産まで漕ぎ着いた半導体をセールス&マーケティング部門に強引に異動して自分で売るということまで… 
 ついでに希望していた事業企画迄やって、IT企業、総合商社系と転職しサラリーマンの成れの果て待てまで突き抜け切りました。

 こんな感じで突き抜けるのは、実績を伴った私の仕事のコツなのです。

蛇足
 ちなみに、蓮舫さんのネタのオチは…

出典 読売新聞オンライン

高い 汎用はんよう 性と計算速度、そこから生まれる社会への貢献――。「富岳が、蓮舫さんの問いに対する我々の答えなんです」。松岡さんは力強く語る。

( 山口優夢記者  やまぐち・ゆうむ 2011年入社。甲府支局、東京社会部を経て22年11月から福島支局。大学院では米航空宇宙局(NASA)の探査機の画像で火星を研究したが、今回の取材を終え、科学にはお金がかかると改めて実感した。36歳。)

ということでした。

超蛇足
 車はLincoln Town Car (当時世界最大級セダンの1つ)
 バイクはVF750F   (当時国内最大排気量)
今でも大切にしています。(笑)



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