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お金について考える その4 自国通貨 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

〜税金から逃れるとか、そこから何か給付して貰うのではなく、全く逆の発想で十二分に税を納める…だって社会貢献なんですもの…


経緯
 その1では、父が持って帰ってきた造幣局が作った貨幣の歴史に関する本がキッカケで、変動相場制、ニクソン・ショック(ドル・ショック)などをリアルタイムで経験しつつup to為替相場まで、これらの激しい変化も全てお金が仮想化されているからしなやかに吸収できているんだなぁと理解。そんな知識整理が人生の早い段階で整い始めたという経緯で、お金について考える時には仮想化ということを何時も意識する様になっているというお話でした。

 その2は、経済という切り口でのお金への理解。仮想化されたお金というパラメータが日常生活から世界経済まで等しく機能しているという理解のお話でした。

 そもそも経済とは市場が生産活動を調整するシステムこことで、古典ギリシア語の οικονομία(家政術)に由来するので日常生活からというのは当たり前過ぎなのですが、それこそ意識しなくなっていることでした。 

 その3は、お金について考え抜いたから基幹産業での人生を選び、その考え抜いた結果を確実に実践できたサラリーマン人生だったというお話でした。

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 今回は、自国通貨のお話です。
(ネタバレですが、世界のお金の総額は20~30京円の桁感で、各国通貨の総和。そこには仮想化の極みたる外国為替取引が必須でその話への布石です。)

 正に当たり前過ぎて意識しなくなっていることなんですが、お金について考える前提としての一度自国通貨について纏めて置きたいと思います。そこから見える景色。

 そもそも国という概念自体極めて厄介で、民族とか国とか言い出した瞬間に争い事が始まってしますよね。ですが通貨は現実的には基本国という単位で管理·運営されています。勿論良い意味でEU等の例外も有りますが。
  
 行政区分の階層構造として国の下にも、日本なら都道府県、市区町村が用意されています。しかしその程度だとまぁ都道府県や市区町村での戦争ってのは略無くなっていると見えています。勿論グローバルに見れば今でも村同士での争いですら無くなっている訳ではありませんが。日本でも昭和位までは例えば水争い等をしていた様です。
 余談ですがお恥ずかしいことに「江戸時代までは」と高校の教科書レベルの知識、記憶での下書きしたのですが、念のための事前調査で初めて昭和の時代まであったと知りました。

 人類としては段階的に何とか世界を綺麗にまとめようとしてきました。でも…まだまだそうではない方々もいらっしゃる様ですよねぇ。
 私がリアルタイムに経験した1990年前後は、ベルリンの壁崩壊や天安門事件などが有って、

しかもEU何ていう挑戦も確実に前進していて

なんとなく良い雰囲気になりつつ有ったと当時感じていたのですが。

 残念ながら今のところ逆行。上手くいって居ないですね。それどころかクリミア·ウクライナやイスラエルへの侵攻など武力での現状変更を仕掛け争い事の原因を作るという方々が相変わらず存在するという無様(ぶざま)な状況。

(そこから卒業したんじゃなかったんかい人類)

 一方でお金というパラメータを駆使すると…
そんな人類の一員として、日本政府の現行の支援の動きを一票と納税としてのお金(円)で支えることができているいるという構図ですかねぇ。雇役という直接的なものではなく、

一旦お金という仮想的なものに変換して使い勝手を良くして、実に合理的ですよね。 

怪しい団体を目極めるのは難しいので余裕が有ればお金をスマートに利用して先ずは身近なことから1つ1つ

“減税制度とか給付金とか利用せず満額税金を納める”

(税金から逃れるとか、そこから何か給付して貰うのではなく、全く逆の発想で十二分に税を納める…
国とかお世話になっている地方自治体に寄付する感じ…
だって社会貢献なんですもの…)

というのも大人のお作法の1つなのかと。

 勿論ここでの円建てでの税金、仮想化されたお金が国庫と地方自治体の予算経由で国連活動から始まって各種の人道支援(含自治体の独自支援)として形になっているとの理解が前提です。

 私の場合は、例外的に海外駐在時には現地の銀行に口座を開いてその国の通貨での決済、納税をすることも有りました。
 家族帯同での米国駐在時は、支度金、引越費用に加えて自動車購入費、住居費などなど各種手当などで見かけ上の収入が相当な金額になりました。勿論通常の国内での円建ての給与とそれに対する年金等の支払いは有りました。当時は年金は米国でも納めていて、日本と米国と両方に支払っている期間となりました。今は片方のみで良いことになっています。
 日本は当然渡米翌年から無税です。米国は渡米した年から納税が有り、その税金も凄い金額でした。それは米国に連邦税、州税、市税(郡税)経由で当たり前ですが米国民としての社会貢献に充当されたということになりますね。

 ということで自国通貨は各人の能力に応じて納税という形で社会貢献に使われることが最大の機能の1つだと理解しています。そして徴兵制度も無いので雇役からはお金のお陰で完全開放されているという理解です。仮想化の賜物かと。
 
 納税までは完全に国内で閉じているという稀有なケースですよねぇ。

つづく


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