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岡本太郎の大きさを感じる一瞬の出来事|岡本敏子さんの思い出
岡本太郎の養女だった最晩年の岡本敏子さんと、忘れられない思い出がある。
人生に迷う時代に熱中した岡本太郎大学生の頃、たまたま書店で出会った岡本太郎の本。
みすず書房『岡本太郎の本』シリーズの「呪術誕生」や、青春文庫「自分の中に毒を持て」などは何度読み返しただろうか。
自分というものがまだ確立せず、何者かもわからない20代前半にあって、「危険なことにこそ飛び込んでいくべき」と繰り返し訴えかける
アフターコロナのためのエチュード#06
申の刻下がりからふり出した雨は、いまだに上るけしきがない。
そこで、下人は、何をおいても差当り明日の暮しをどうにかしようとして――云わばどうにもならない事を、どうにかしようとして、とりとめもない考えをたどりながら、さっきから朱雀大路にふる雨の音を、聞くともなく聞いていたのである。
芥川龍之介「羅生門」
アフターコロナのためのエチュード#05
”いや、どこにも行きたくないと同じ場所に留まっている自分の一部があるのかもしれないし、すでに別の一部はすっかり未来に飛んでいってしまっているのかもしれない。”
アフターコロナのためのエチュード #04
”県外への移動は自粛、県外からの移動は歓迎”
アフターコロナのためのエチュード #02
「狂人走不狂人走」
- 狂人走れば不狂人も走る -
清巌宗渭禅師
(一人の狂人が走り出せば、狂人でない人々も釣られて走り出す)
アフターコロナのためのエチュード 200928 #01
「インフルエンザをとめたければ、文明が組織する戦争をやめるしかない。
科学にたいする信仰のもとで、そのうち薬ができるだろうと希望をもつこともできるでしょう。
でも、それは薬物を投与しながら戦争への動員をつづけるということにすぎない。
もともと近代医学は、軍隊のための医学という面があります。」
(『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』(河出書房新社編集部 著)より)