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【組織作り】ITベンチャーエンジニアのマネジメント術

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上場を目指すITベンチャー12年目のエンジニアが、組織作りや採用についての記事を発信するマガジンです。
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2024年7月の記事一覧

#140 フルサイクルエンジニア② ~星野リゾートから学ぶ、高負荷マルチタスクとの付き合い方~

#140 フルサイクルエンジニア② ~星野リゾートから学ぶ、高負荷マルチタスクとの付き合い方~

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

昨日は、「事業をエンジニアリングする技術者たち」という本で紹介されているフルサイクルエンジニアと星野リゾートのサービスチームと共通点が多いということを述べさせていただきました。

いずれも共通しているのは、顧客に価値を提供する一連のサイクルに一つのチームが関わることで、より良い解決策をより早く提供できるということだと理解しています。

今日はフ

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#138 「やり抜く力」。継続させるコツ

#138 「やり抜く力」。継続させるコツ

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

昨日は継続するために自分で工夫出来るコツについての記事を書きました。

こちらの記事では、私自身がジブン株式会社マガジンを継続できている理由について紹介していますが、継続できているのは自分自身で工夫しているコツだけでなく木下斉さんのvoicy放送でお尻を叩いていいただいてる効果が大きいと感じています。

また、最近私が所属している社会人サッカー

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#136 【採用面談】人がやっているのを見てできそうと思っても意外とできない

#136 【採用面談】人がやっているのを見てできそうと思っても意外とできない

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

最近、私は採用に力をいれています。
採用面接は社外の方と話せる楽しい時間である一方、互いのマッチングを見極めることは非常に難しく、失敗談による学びをシェアさせていただいています。

さて、今日は私の後輩と一緒にカジュアル面談をした際に、「あちゃー」と思ってしまうくらいに後輩がテンパってしまったことについて考察します。

〇おしゃべり上手の後輩が

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#130 サッカーのポジションチェンジから得るビジネスの教訓

#130 サッカーのポジションチェンジから得るビジネスの教訓

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
昨日、東京都心は午前9時台に最高気温35℃以上の猛暑日となり、午後は更に気温が上がりました。

そんな中、私は屋外でサッカーをしていました。
自分でもこんな暑さの中で馬鹿じゃないの?と思いますが、それでもやりたくなるのがサッカーの魅力であり、不思議なものです。

今日は、サッカーのポジション変更での気づきと、職場での異なる視点を取り入れることで得

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#129 【採用】それは期待か?願望か?

#129 【採用】それは期待か?願望か?

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

最近、自分のチームをレベルアップさせるために、採用活動を頑張っています。

しかし、採用面接で候補者の方とのマッチングを見極めるのはとても難しいものです。面接を繰り返し、反省と改善を続けています。

以前に面接した方で、初めにお会いした際にはぜひ私のチームに来てほしいと思ったものの、オファー面談で具体的に期待する動きをすり合わせる中で違和感を感

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#128 オンボーディングでチームは強くなる

#128 オンボーディングでチームは強くなる

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

4月に入社した新入社員が研修期間を経て、私のチームに配属されてきました。新入社員を迎えた4月からあっという間にもう7月でビックリします。

また、今週から新たな業務委託の仲間も加わっていただき一気にチームに2人のメンバーを迎え入れることが出来ました。

ということで今日は、チームメンバーの受け入れ、オンボーディングについての話です。

〇私のオ

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#126 もやもやは境界から生まれる

#126 もやもやは境界から生まれる

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

昨日はプロセスにこだわりを持つことの難しさと、こだわるためには境界を無くすことが有用という話をしました。

先日、チームの若手エンジニアとの1on1で「もやもやしている」という話を聞いたのですが、まさに境界から生まれたもやもやでした。

今日はもやもやが境界から生まれる理由について考えてみます。

〇もやもやの正体とは?若手エンジニアSさんは現

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#125 プロセスにこだわるには境界をなくせ

#125 プロセスにこだわるには境界をなくせ

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

前回はプロセスにこだわることの難しさについての話でした。

長期の視点で成果を出し続けるためには、しっかりとした土台を作る必要があります。土台を揺るがすような変更を加えずに開発プロセスにこだわる重要性、そしてこだわり続けることの難しさについて考えました。

今回は、プロセスへのこだわり続けるための困難を取りのぞく方法についての話です。

〇プロ

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#124 プロセスにこだわることの難しさ

#124 プロセスにこだわることの難しさ

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

前回は成果物とプロセスへの思い入れのバランスを取る話をしました。

今日はなぜプロセスにこだわるのかについて、システム開発の現場で起きるプロセスにこだわることの難しさについて考えます。

〇プロセスにこだわるべき理由私は受託システムの開発・運用を担当するエンジニアであり、システムを作るプロセスに強いこだわりを持っています。
システム開発は家を建

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#122 成長を促す責任と挑戦

#122 成長を促す責任と挑戦

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
前回はチームにメンバーを迎え入れる時に立ち上がりを加速されるためにはお客様のように扱うべきではないという話でした。

今回は若手の成長機会をどのように作るべきかという話です。

〇後輩の安定感の理由今年度に入ってから一緒に仕事をするようになった新卒4年目のHさんはとても仕事が出来ます。技術への関心も高く、開発力があるだけでなく仕事力があります。

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#121 仲間に対してそれはどうなのだろう?

#121 仲間に対してそれはどうなのだろう?

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

最近、採用活動を頑張っています。
前回は採用面接についての記事を書きました。

今日は採用関連で、チームへの新メンバーの受け入れについての話です。

〇立ち上がりを加速させるオンボーディング4月に入社した新入社員が研修を経て、私のチームに仮配属としてやってきます。
私は、その新人Aさんのメンターではないのですが、メンターとなるメンバーBさんと受

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#118 マネージャーはすぐに縦パスを付け直せ! ~銀の弾丸などない~

#118 マネージャーはすぐに縦パスを付け直せ! ~銀の弾丸などない~

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
今回はサッカーで例えるマネージャーの続きです。

前回の記事はこちら。

今回のiwasaki さんのこちらの記事で触れられている横パスでなく縦パスをつける勇気に関連します。

〇銀の弾丸など存在しない意思決定の難しさソフトウェア工学には、魔法のようにすぐに役に立ちプログラマの生産性を倍増させるような技術や実践 (特効薬) となる「銀の弾丸」(S

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#116 ストライカーを活かす名将になる!

#116 ストライカーを活かす名将になる!

こんにちは。IT ベンチャーエンジニアのこへいです。
前々回は、プロジェクトマネージャーをサッカーの監督で例えてみました。

そして、前回は人に戦術を当てはめる名将とプロジェクトマネージャーの共通点について考えました。

今回はスペシャル・ワンであるストライカーが得点を量産できるチーム作りや戦術の落とし込みができる名将に例えて、マネージャーの仕事について考えます。

iwasaki さんの最新記事

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#115 名将は人に戦術を当てはめる

#115 名将は人に戦術を当てはめる

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
前回は、プロジェクトマネージャーをサッカーの監督で例えてみました。

isawakiさんのサッカーで例える「なんたら長」の動きシリーズの最新記事はこちら。

なんたら長は「なんかこう良い感じの中堅」とは言ってはいけない。
徹底的に把握していればこのような要求とはならず、要求内容を明確化して人員要求をするはずです。

徹底的に把握することの重要性を

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