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#130 サッカーのポジションチェンジから得るビジネスの教訓

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
昨日、東京都心は午前9時台に最高気温35℃以上の猛暑日となり、午後は更に気温が上がりました。

そんな中、私は屋外でサッカーをしていました。
自分でもこんな暑さの中で馬鹿じゃないの?と思いますが、それでもやりたくなるのがサッカーの魅力であり、不思議なものです。

今日は、サッカーのポジション変更での気づきと、職場での異なる視点を取り入れることで得られる効用についての話です。

〇サイドバックがサイドハーフで発揮できる強み

私は社会人サッカーチームに所属しており、現役でプレーしています。
ポジションはサイドバックです。
以前に『サッカーで例えるマネージャー』関連の記事を何本か書きましたが、私の考える良いサイドバック(SB)についてこちらの記事で紹介させていただいています。

サイドバックは遊撃隊であり豊富な運動量とサッカー(業務全般)への深い理解が必要と述べています。

さて、先日の練習試合では、攻撃陣の集まりが悪く私はサイドハーフでプレーしました。普段は最終ラインでプレーしているため慣れないポジションに最初は戸惑いましたが、サッカーはサッカーであるとすぐに順応できました。

守備の時は普段サイドハーフに出している指示をそのまま実行し、攻撃の時は普段対峙する相手サイドハーフにやられたら嫌なことをすることにしました。

守備時はサイドバックにとって嬉しいサイドハーフの動きをしながら、細かい部分もサイドバックとコミュニケーションを取りながら修正することで私のサイドから崩されることはほとんどなく、むしろことごとく相手の攻撃をストップしカウンターのチャンスにつなげることができました。

攻撃時は味方のサイドバック、フォワード、ボランチの位置を把握しながら、相手のサイドバックに対して数的優位を作れる位置に立ったり、相手の守備者がプレッシャーをかけにくい位置に立つことで起点となり、攻撃のチャンスを何度も演出しました。

攻撃陣に求められるスピードやクイックネスなどの身体能力は備えていないため個の質で違いを作ることは難しかったですが、位置的優位や数的優位で違いを作ることが出来ました。

普段とは異なるポジションでプレーすることで常に強みを発揮できるようなプレーができとても楽しかったです。

〇フロントオフィスがバックオフィスの視点を持つべき理由

最近、仕事の場面でも同様に普段の役割と異なる視点を取り入れることでより質の高いアウトプットを出せると気づきました。

私はいわゆるフロントオフィスの業務をしています。営業とエンジニアで直接顧客と対峙し課題解決することで売り上げを作り出します。
最近、法務部の方と話す機会があり、社内のビッグプロジェクトに関して非常に大変な思いをしていると聞きました。

法務部の方はそのプロジェクトの顧客との契約内容を確認し、問題点について顧客と調整するように営業担当に依頼をしています。その問題が案件受注のギリギリのタイミングでまだ改善されていない状況に追い詰められていました。

なぜ、そんな状況になってしまったかと言うと、営業担当が顧客との調整を怠っていたためです。この話を聞いて、「営業しっかりしようぜ!」とは思いませんでした。

もちろん、営業担当の責任は大きいですが、「営業担当にしっかりやらせる」というだけでは解決しません。同じ問題が何度も繰り返され、そのたびに次回はきちんと対応すると言っても解決していません。

サイドバックの視点を持つ私がサイドハーフでプレーすることで味方サイドバックがプレーしやすい動きができるように、営業が法務の視点を持つことで法務がより効果的に動ける状況が作れるはずです。

〇仲間の視点に立って要求する価値

サッカーの試合において、サイドハーフがサイドバックがプレーしやすいように動くことは、試合に勝つためにより有利な状況を共に作っていくことです。

仕事においても、フロントオフィスもバックオフィスも一緒に価値を生み出し、顧客に提供する仲間であることはサッカーと同じです。

バックオフィスの人々は売り上げを生み出さないからと、フロントオフィスに遠慮してしまいがちですが、ポジションが異なるだけで、同じ目的を達成する仲間ですから、上下関係はありません。

法務の仕事が滞らないように営業にアクションを要求することは、お互いにフォローし合い、成果を生み出すポジティブな行動です。
ポジションの異なる仲間が自分の視点から効果的なプレーを共有し合い、お互いに要求することは、新たな視点を取り入れ、アウトプットの質を向上させ、チーム全体のレベルを引き上げることにつながります。


ということで、異なる役割を担うことで得られる視点共有の利点についてお話ししました。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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