inuyamajo1537

犬山城と400年余り共に過ごした成瀬家。その記録を残しておきたいとnoteを始めました…

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犬山城と400年余り共に過ごした成瀬家。その記録を残しておきたいとnoteを始めました。いろいろなご意見があると思いますが、今までの成瀬家の生きざまを垣間見ると思い、お読みいただければ幸いに存じます。

記事一覧

姫様俳話

11 政治家最近色々な分野で、政治家の資質を問うような問題が起こっている。内容を聞くと、とても残念な内容が多い。あまりに今の時代、問題になってる事を、政治家は知ら…

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inuyamajo1537
2日前
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眠れる虎 成瀬正虎伝を始めるにあたって…

財団にある掛軸の中に、私のお気に入りで「眠れる虎」が描かれている掛軸がある。この掛軸の虎の姿を見るたびに、私は「2代正虎」を思い出す。 彼は「徳川家臣団随一の忠義…

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2日前
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姫様俳話

10 私の推し 私の推しは、なんと言っても犬山城だ。しかし当の犬山城は、どうも私が嫌いなようだ。 犬山城は、国宝だけあってプライドが高い…と私は思っている。犬山城の…

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3週間前
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犬山祭

今年(令和6年)犬山祭も無事終わった。2日間雨が降らなかったのは、私が知っているなかでも少ない。私の記憶では、父の亡くなった年が、珍しく2日間晴れて、周りからは「最…

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inuyamajo1537
4週間前
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姫様俳話

9 父の事 犬山城の最上階に、歴代の姿絵や写真がある。そこで1番の人気の人物は、前は祖父であったが、最近は父であると聞く。確かに祖父は女子大で教えていて、教え子の…

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1か月前
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姫様俳話

8江戸時代の和菓子父は俳人であったため、生前季節のものは、季節に食べたい人であった。だから老舗の名品を和菓子、洋菓子を問わず、私によく教えてくれた。だから私は、…

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1か月前
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姫様俳話

7 ファッション私は生まれたときから、カッコから入る性格だったような気がする。だから幼いときから、特に服装にはこだわってきた。社会人になってからは、バックにこだ…

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inuyamajo1537
2か月前
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姫様俳話

6 梅の木今年も梅の花が咲いた。この花が咲くと、私は毎年身が引き締まる。それは、この実を使って酢で作る梅サワーと梅ジャムをもう10数年前から、私が作っているからだ。…

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2か月前
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怖い母

最近、子供が喉をつまらせて死亡した事件があった。喉をつまらせることには、高齢者も多いと聞く。特に高齢者は、咀嚼が不十分なのか、喉につまらせるのは、正月に食べるモ…

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2か月前
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姫様俳話

5 スペイン旅行2013年から14年は、スペインと国交交流400年に当たった。 私のお茶の兄弟子の中には、その当時スペインマドリード郊外に、夫婦で住んでいる外国の人がいた…

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2か月前
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姫様俳話

5  中国旅行 成瀬家で犬山城をお預かりした者は、夫婦だった場合でも、2人で一緒には、決して飛行機には乗らない。だから私は、犬山城を預かるまでは飛行機に乗っていたが…

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inuyamajo1537
3か月前
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正成400回忌 名古屋白林寺編

初代正成の戒名を作ったのは、前にも書いたが天台宗の日光輪王寺住職であった天海大僧正だ。 今でも300回忌の時の写真が財団に残っているが、それは大正時代のことだ。その…

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3か月前
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成瀬家と相撲

成瀬家は、多分江戸時代から、相撲が大好きだったはずだ。なぜならば、江戸時代のお相撲の力士は、藩のお抱えが多かったからだ。そのせいかわからないが、徳川家も相撲が好…

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inuyamajo1537
3か月前
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姫様俳話

4 成人式 私の時代の成人式は「1月15日」で、日にちが固定だった。またその日にちは、七五三のように、古くからそう決まっているものと、私は信じていた。しかし、調べると…

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inuyamajo1537
4か月前
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正成400回忌 日光編

こんなに暖かい日光は、初めてだった。毎年の初代正成の法事は寒く、私はこの寒さを「修行」と呼んでいた。それは、この寒さに耐えられなければ、犬山城などは受け継げない…

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4か月前
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犬山城の初日の出

石川能登半島地震の地域の皆様には、色々と今大変な事と思います。先ずもって、お見舞い申し上げます。 いよいよ令和6年が開けた。皆様には「新年明けましておめでとうご…

inuyamajo1537
4か月前
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姫様俳話

姫様俳話

11 政治家最近色々な分野で、政治家の資質を問うような問題が起こっている。内容を聞くと、とても残念な内容が多い。あまりに今の時代、問題になってる事を、政治家は知らなすぎるような気がする。昔の殿様は、知らなくて良いことは、家臣は知らせない風潮があったが、それが公になった時、殿様が責任を取り、藩は改易となって、殿様は腹を切る。殿様が腹を切らない場合は、家老、尾張藩では成瀬家のような家がその役割だ。

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眠れる虎 成瀬正虎伝を始めるにあたって…

眠れる虎 成瀬正虎伝を始めるにあたって…

財団にある掛軸の中に、私のお気に入りで「眠れる虎」が描かれている掛軸がある。この掛軸の虎の姿を見るたびに、私は「2代正虎」を思い出す。
彼は「徳川家臣団随一の忠義の臣」と呼ばれた、初代正成の長男だ。彼は珍しく、正室の生んだ子供だ。正成には、記録上側室はいない。だから立場を考えると、彼はすごく大切に、育てられても良い人物だ。ところが幼い時に、生母を駿府で亡くしてしまうところから、不幸が始まった。そし

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姫様俳話

姫様俳話

10 私の推し

私の推しは、なんと言っても犬山城だ。しかし当の犬山城は、どうも私が嫌いなようだ。
犬山城は、国宝だけあってプライドが高い…と私は思っている。犬山城の創建年代は、室町時代末期であり、世の中が乱世・戦国時代になりたての頃だ。
また犬山城は、日本最古の城というプライドも持っている。その犬山城が、個人所有末期から現在に至るまで、400年以上を共に時代を乗り越えて来た成瀬家のお城番が、こと

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犬山祭

犬山祭

今年(令和6年)犬山祭も無事終わった。2日間雨が降らなかったのは、私が知っているなかでも少ない。私の記憶では、父の亡くなった年が、珍しく2日間晴れて、周りからは「最後のお殿様のご褒美」と言われたことに驚きながら、東京の密葬を終えたような気がする。父は「晴れ男」だったが、亡くなってからの法事は、雨が多く、不思議だ。

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姫様俳話

姫様俳話

9 父の事
犬山城の最上階に、歴代の姿絵や写真がある。そこで1番の人気の人物は、前は祖父であったが、最近は父であると聞く。確かに祖父は女子大で教えていて、教え子の母曰く、すごく祖父は人気があったようだ。母もその1人だったらしい。でも父は…父が亡くなって、今年は17回忌を迎える。

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姫様俳話

姫様俳話

8江戸時代の和菓子父は俳人であったため、生前季節のものは、季節に食べたい人であった。だから老舗の名品を和菓子、洋菓子を問わず、私によく教えてくれた。だから私は、食に関しては、ちょっとした食通になれたような気がする。

しかし今、日本ならではの季節感は、地球温暖化のせいもあってか変わりつつあり、中々思う通りになってないのも、事実だ。だからもともとあまり上手くない私の句作は、困難を極め、犬山城に頼って

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姫様俳話

姫様俳話

7 ファッション私は生まれたときから、カッコから入る性格だったような気がする。だから幼いときから、特に服装にはこだわってきた。社会人になってからは、バックにこだわるようになった。

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姫様俳話

姫様俳話

6 梅の木今年も梅の花が咲いた。この花が咲くと、私は毎年身が引き締まる。それは、この実を使って酢で作る梅サワーと梅ジャムをもう10数年前から、私が作っているからだ。サワーはアルコールが入っていないせいか、使い勝手が良いという周りの意見もあり、私は梅サワーを作っている。アルコールがお好きな方は、ご自身でアルコールと割ってお飲みいただいている。

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怖い母

怖い母

最近、子供が喉をつまらせて死亡した事件があった。喉をつまらせることには、高齢者も多いと聞く。特に高齢者は、咀嚼が不十分なのか、喉につまらせるのは、正月に食べるモチが多いらしい。昔は、モチをつまらせたら、即掃除機をくわえさせて、吸い出せと教えれた。
しかし今の掃除機は、前と形が変わっていて、平べたくなっていたり、充電式が多く、そのせいで掃除機の圧がよわくなったりするように感じるので、そういう時には役

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姫様俳話

姫様俳話

5 スペイン旅行2013年から14年は、スペインと国交交流400年に当たった。
私のお茶の兄弟子の中には、その当時スペインマドリード郊外に、夫婦で住んでいる外国の人がいた。奥様は日本人。今から15~16年になるだろうか?私は、明治村の明治村茶会で、濃茶の席主を務めた。その時彼の立ち振舞いが、すごく話題を呼んだ。それもあり、2012年に行った如庵での2代正虎350年遠忌の茶会に、彼にはスペインから参

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姫様俳話

5  中国旅行
成瀬家で犬山城をお預かりした者は、夫婦だった場合でも、2人で一緒には、決して飛行機には乗らない。だから私は、犬山城を預かるまでは飛行機に乗っていたが、今はほとんど乗っていない。しかしそんなしきたりの中で、何回か致し方なく、引き受けてしまった海外旅行がある。そのうちの1つが、中国旅行でだった。当初は講演の依頼だったが、良く聞くと「中国長江クルージングの旅」での講演とのことであった。そ

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正成400回忌 名古屋白林寺編

正成400回忌 名古屋白林寺編

初代正成の戒名を作ったのは、前にも書いたが天台宗の日光輪王寺住職であった天海大僧正だ。
今でも300回忌の時の写真が財団に残っているが、それは大正時代のことだ。その当時から正成の法事は、日光輪王寺で行なうことが基本だったようで、そこには祖父正勝が、学生服で写っている。だから父や祖母の存在すらない。
白林寺でこの正成の法事は、行われていたのだろうか?そして350回忌は、どうしたのか?など今いくつも疑

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成瀬家と相撲

成瀬家と相撲

成瀬家は、多分江戸時代から、相撲が大好きだったはずだ。なぜならば、江戸時代のお相撲の力士は、藩のお抱えが多かったからだ。そのせいかわからないが、徳川家も相撲が好きで、先代のご当主が、升席を持っているとおっしゃっていた。
御三家の中で一番相撲に力をいれていたのは、おそらく紀州家だったと思う。私は前に、浮世絵で紀州家の力士の練習風景を見たことがある。そして今でも、和歌山県出身の力士が多いのは、そこから

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姫様俳話

姫様俳話

4 成人式
私の時代の成人式は「1月15日」で、日にちが固定だった。またその日にちは、七五三のように、古くからそう決まっているものと、私は信じていた。しかし、調べると「1月15日」が固定になったのは、第2次世界大戦の戦後の1949年だったようだ。意外にも、新しいことに驚く。

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正成400回忌 日光編

正成400回忌 日光編

こんなに暖かい日光は、初めてだった。毎年の初代正成の法事は寒く、私はこの寒さを「修行」と呼んでいた。それは、この寒さに耐えられなければ、犬山城などは受け継げないと思っていたからだ。
今年の墓参りは「初代正成400回忌」だ。いつもより法事の日が早いのは、今回は名古屋の菩提寺でも行なわければならないからだ。

日光の菩提寺はかの有名な天台宗の「輪王寺」だ。
しかし、名古屋で尾張藩主・初代義直公が正成の

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犬山城の初日の出

犬山城の初日の出

石川能登半島地震の地域の皆様には、色々と今大変な事と思います。先ずもって、お見舞い申し上げます。

いよいよ令和6年が開けた。皆様には「新年明けましておめでとうございます」とご挨拶をしたい。
昨年はいろいろあった。
しかし今年は、いろいろ忙しい年になりそうだ。先ず年明けに、初代正成の400回忌を迎える。それに財団も、20周年を迎える。犬山市も市制70年。ついでに、私も年女だ。
今年の辰年は縁起が良

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