記事一覧
短編小説『山裾の小径』Kindle版発売
ニュースです!
瞬那浩人の短編小説『山裾の小径』Kindle版が本日発売開始されました。
実は数日前から個人でKindle-Direct-Publishingに小説のデータ入稿をしていたんですが、先ほどAmazonから「Kindle ストアで販売が開始されました」とメールが届きました。
自力でKindle本の出版に成功したんですよ。自分でも驚いております。
短編なので定価300円に設定しま
連載童話『スチュの冒険』4
***
「おやおや、私としたことが……、いつも気をつけていたんだけど」
それはジョンの声ではなく、祖父の声だった。アメリカに降り立ったと思ったスチュだったが、ここは日本の田舎、祖父の部屋。祖父がステレオの前で何かしている。レコードが終わってトーンアームを戻しているところだった。
「おじいさん、どうしたの?」
スチュが祖父に訊いた。スチュの体は小さくなって小学一年生に戻っていた。
「
連載童話『スチュの冒険』3
「ジョン、ひさしぶり!」
アストリッドが飛び出して来てジョンに抱きついた。
「驚かせてごめんなさい。だってそうでも言わないと、ジョンはドイツまで来てくれないでしょう」
アストリッドがジョンにウインクをするものだから、スチュは目を白黒させた。
それからスチュとジョンとアストリッドの三人は油絵具の匂いが残るアトリエで夜通し飲み明かした。その夜遅くアストリッドはジョンに言った。
「ジョン、あなたの
連載童話『スチュの冒険』2
祖父は箱の中から一枚目とは違うレコードを取り出した。
「これもビートルズ?」
「そうだよ。後期のビートルズなんだ」
レコードジャケットの写真で、祖父がジョンだと教えてくれた男の人は髭を生やしていた。さっきの写真のお兄さんとは全く違う人のように見えた。お兄さんというよりは、おじさんといった方がいいくらいに。祖父が言う「こうきの」とはどういう意味なのか、七歳になったばかりのスチュには分からなかった
連載童話『スチュの冒険』1
スチュは男の子の多くがそうであるように物心ついた頃から機械いじりが好きだった。幼稚園に入ってすぐに家の懐中電灯を分解して、年長になると今度は目覚まし時計に挑戦した。その結果、時計は動かなくなった。
母に怒られると思ったスチュはベソをかいたが、母は頭ごなしに怒ったりする人ではなかった。
「これからは分解するのは自分の玩具だけにしなさいね」
母はそう言って泣いているスチュを慰めた。それ以来、スチ
AI生成画像がすごいことになっている
Canvaを使って「残された命の証し」のシーンを再現させてみた
私のようなド素人でもここまで描けるのは驚き
ただ難点もある
機械は日本人の顔を作るのが苦手なようだ(笑)
ちなみに以下の動画もCanvaを使って自力で作成した
画像は豊富で、著作権フリー・商業利用可となっている
ただ、これも日本人の画像が少ない
書籍はAmazonで好評発売中
https://www.amazon.co.jp
初めてのKindle出版「無料キャンペーン」をやってみて
脱サラの小説家として細々と活動している瞬那浩人です。
今や出版不況と言われて久しいですが、電子書籍の伸びは堅調なようで、誰でも手軽に電子書籍が出せる時代になりました。
ですが、私の著作に電子書籍は無しです。何とも時代遅れのアナログ作家。
それが今回、縁あってヒーロー出版から初めて電子書籍を出版することになったのです。
Kindleの販売戦略には「無料キャンペーン」があります。
Amazonで買い物
NOW AND THEN
ジョンが弾き語りをしたカセットテープの音源を基に3人のビートルは集まったが、技術的障壁で楽曲完成を断念したのは1995年。その後ジョージも2001年に世を去った。
残された音源に立ちはだかる技術的な障壁を28年の時を経てAIがブレイクスルーした。45年前の声を蘇らせた(生成したのではない)。
今回のプロジェクトに賛否両論があるのは当然だが、
プロデューサーであるポールの熱意と友情はジョージ・
『家出少女は危険すぎる』進捗状況2
出版が遅れておりました「家出少女は危険すぎる」ですが、出版社のHPにて発売日が発表されました。2023年12月13日です。
私はビデオメッセージと予告編を作成しました。ご覧ください。
スポット イン ザ スポット
文学フリマ大阪(2023/9/10)で知り合った作家の鈴山理市さんのミステリー小説。禁酒法が廃止されたばかりの古きアメリカの小都市を舞台に、サーカスの道化師が猟奇殺人を繰り返す。
登場人物が多く視点も頻繁に変わるが、ストーリーを追っていくのは難しくない。上下巻で850ページという超大作ですが、忙しい人は斜め読みしても大丈夫。もちろん小説を書く身としては、どんな小説でもじっくり読んで欲しいのです