瞬那浩人

知的探求心を刺激し心が揺さぶられる、そんな物語を紡ぎたい  ミステリー「下弦の月に消え…

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知的探求心を刺激し心が揺さぶられる、そんな物語を紡ぎたい  ミステリー「下弦の月に消えた女」「家出少女は危険すぎる」「残された命の証し」好評発売中

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最近の記事

短編小説『山裾の小径』Kindle版発売

ニュースです!  瞬那浩人の短編小説『山裾の小径』Kindle版が本日発売開始されました。  実は数日前から個人でKindle-Direct-Publishingに小説のデータ入稿をしていたんですが、先ほどAmazonから「Kindle ストアで販売が開始されました」とメールが届きました。  自力でKindle本の出版に成功したんですよ。自分でも驚いております。  短編なので定価300円に設定しました。  Kindle-unlimitedに登録したので、Kindle-unli

    • 十角館の殺人

       今年映画化されて再ブームになっている「十角館の殺人」を読んだのは30年も前のこと。当時の私には衝撃だった。推理小説を読んで騙されるのは快感だけど、これは違った。アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュで本格推理だと思って読み進んでいのに…  図まであってトリックを楽しみにしていたのに…  期待していたトリックはなく 一発ギャグのノリ!  確かに破壊力抜群で強烈な「衝撃の一行」だった。宣伝文句に嘘はなかった。でも、そういう騙され方はしたくなかったんですよ。読

      • 連載童話『スチュの冒険』4

             *** 「おやおや、私としたことが……、いつも気をつけていたんだけど」  それはジョンの声ではなく、祖父の声だった。アメリカに降り立ったと思ったスチュだったが、ここは日本の田舎、祖父の部屋。祖父がステレオの前で何かしている。レコードが終わってトーンアームを戻しているところだった。 「おじいさん、どうしたの?」  スチュが祖父に訊いた。スチュの体は小さくなって小学一年生に戻っていた。 「ああ、レコードを聴きながら寝すごしてしまった」  祖父は両手でレコードを持って笑

        • 連載童話『スチュの冒険』3

          「ジョン、ひさしぶり!」  アストリッドが飛び出して来てジョンに抱きついた。 「驚かせてごめんなさい。だってそうでも言わないと、ジョンはドイツまで来てくれないでしょう」  アストリッドがジョンにウインクをするものだから、スチュは目を白黒させた。  それからスチュとジョンとアストリッドの三人は油絵具の匂いが残るアトリエで夜通し飲み明かした。その夜遅くアストリッドはジョンに言った。 「ジョン、あなたのスチュを返してあげる」  スチュは我が耳を疑った。 「どういうことなんだ。アスト

        短編小説『山裾の小径』Kindle版発売

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        記事

          連載童話『スチュの冒険』2

           祖父は箱の中から一枚目とは違うレコードを取り出した。 「これもビートルズ?」 「そうだよ。後期のビートルズなんだ」  レコードジャケットの写真で、祖父がジョンだと教えてくれた男の人は髭を生やしていた。さっきの写真のお兄さんとは全く違う人のように見えた。お兄さんというよりは、おじさんといった方がいいくらいに。祖父が言う「こうきの」とはどういう意味なのか、七歳になったばかりのスチュには分からなかったが、今度のレコードにも興味があった。  スチュは勇気を出して言うことにした。 「

          連載童話『スチュの冒険』2

          連載童話『スチュの冒険』1

           スチュは男の子の多くがそうであるように物心ついた頃から機械いじりが好きだった。幼稚園に入ってすぐに家の懐中電灯を分解して、年長になると今度は目覚まし時計に挑戦した。その結果、時計は動かなくなった。  母に怒られると思ったスチュはベソをかいたが、母は頭ごなしに怒ったりする人ではなかった。 「これからは分解するのは自分の玩具だけにしなさいね」  母はそう言って泣いているスチュを慰めた。それ以来、スチュの楽しみは自分の玩具の分解になった。だから家にあるスチュの玩具は半分くらいが壊

          連載童話『スチュの冒険』1

          AI生成画像がすごいことになっている

          Canvaを使って「残された命の証し」のシーンを再現させてみた 私のようなド素人でもここまで描けるのは驚き ただ難点もある 機械は日本人の顔を作るのが苦手なようだ(笑) ちなみに以下の動画もCanvaを使って自力で作成した 画像は豊富で、著作権フリー・商業利用可となっている ただ、これも日本人の画像が少ない 書籍はAmazonで好評発売中 https://www.amazon.co.jp//dp/B0D2XFMWYB

          AI生成画像がすごいことになっている

          SAKIMORI

          読みたいと思いながら中々読めていなかった「SAKIMORI」を読んだ。 あとがきで著者の石藏拓さんは、フランソワーズ・サガンの「優しい関係」のオマージュであることを明かされているが、私はその作品を未読だったので、全くニュートラルな気持ちで読むことが出来た。 そのことが結果的に良かったと思う。 物語は久留牟田沙樹子という四十歳の女性脚本家が、監督と意見が合わずに私小説を書く、というスタイルで始まる。物語の中に、古き良き時代の映画のシーンが巧みに盛り込まれていて、読んでいて実に心

          初めてのKindle出版「無料キャンペーン」をやってみて

          脱サラの小説家として細々と活動している瞬那浩人です。 今や出版不況と言われて久しいですが、電子書籍の伸びは堅調なようで、誰でも手軽に電子書籍が出せる時代になりました。 ですが、私の著作に電子書籍は無しです。何とも時代遅れのアナログ作家。 それが今回、縁あってヒーロー出版から初めて電子書籍を出版することになったのです。 Kindleの販売戦略には「無料キャンペーン」があります。 Amazonで買い物をしたことがある人なら、「無料キャンペーン期間」であれば、購入ボタンをポチっとす

          初めてのKindle出版「無料キャンペーン」をやってみて

          地方紙を買う男

          朝一で道の駅「丹波おばあちゃんの里」に丹波新聞を買いに行きました。 実は先日、地元の未来屋書店で丹波新聞社の取材を受けていたんです。 店長に頼まれて数冊サインも書かせて頂きました サイン本は僅かです。 丹波の方でサイン本が欲しい方は、書店にお急ぎください(笑) (私の場合、サイン本は古本屋に売る時は叩かれますので要注意ですが) 地元の本屋さんにない時は、Amazon、楽天ブックス等のご検討をよろしくお願い致します。

          地方紙を買う男

          「家出少女は危険すぎる」予約受付中

           一般発売は12/19からですが、クラファン支援者には少しだけ早く商品をお届けできると思います。  現在、Amazon、楽天ブックスでは予約受付中です。  広告動画をYouTubeにアップしましたので、ぜひご覧ください。購入検討して頂ければ幸いです。  皆さま、よろしくお願い致します。 発売前ですが、楽天では12/4(月)~12/10(日)の週間ランキングが出てました。拙作は1235位、う~ん… 来週のランキング12/11(月)~12/17(日)では微増したいなぁ 楽天ブ

          「家出少女は危険すぎる」予約受付中

          805たんば「サケラジオ」にゲスト出演

          YouTubeに収録音声の抜粋を公開しました本日(2023/12/25)、コミュニティFM・805たんば「サケラジオ」でのおしゃべりを20分に短縮してYouTubeに公開しました。 ミステリー小説の話、酒にまつわる音楽の話、ビートルズの話… 盛沢山の内容です。ぜひお聴きください。 以下は2023/11/28にnoteに投稿した記事です 昨夜は805たんば「サケラジオ」に生出演しました 番組ではサケ(酒)にまつわる曲のCDを持って行きました 音楽談義に花が咲き、盛り上がりま

          805たんば「サケラジオ」にゲスト出演

          NOW AND THEN

           ジョンが弾き語りをしたカセットテープの音源を基に3人のビートルは集まったが、技術的障壁で楽曲完成を断念したのは1995年。その後ジョージも2001年に世を去った。  残された音源に立ちはだかる技術的な障壁を28年の時を経てAIがブレイクスルーした。45年前の声を蘇らせた(生成したのではない)。  今回のプロジェクトに賛否両論があるのは当然だが、 プロデューサーであるポールの熱意と友情はジョージ・マーティンが商業主義で作った「LOVE」とは一線を画している(と私は信じたい)。

          『家出少女は危険すぎる』進捗状況2

          出版が遅れておりました「家出少女は危険すぎる」ですが、出版社のHPにて発売日が発表されました。2023年12月13日です。 私はビデオメッセージと予告編を作成しました。ご覧ください。

          『家出少女は危険すぎる』進捗状況2

          スポット イン ザ スポット

           文学フリマ大阪(2023/9/10)で知り合った作家の鈴山理市さんのミステリー小説。禁酒法が廃止されたばかりの古きアメリカの小都市を舞台に、サーカスの道化師が猟奇殺人を繰り返す。  登場人物が多く視点も頻繁に変わるが、ストーリーを追っていくのは難しくない。上下巻で850ページという超大作ですが、忙しい人は斜め読みしても大丈夫。もちろん小説を書く身としては、どんな小説でもじっくり読んで欲しいのですが。  私の場合、本書を読みながら「ここは読者に隠しておけば後で読者を驚かせられ

          スポット イン ザ スポット

          書評の紹介

          読書家のHidekoさんが拙著の書評をFacebookに投稿してくださいました。 作者冥利に尽きるもので、noteでも紹介したいと思い、Hidekoさんの承諾を得て全文を転記させてもらいます。 少しでも多くの方に興味を持って頂ければ幸いです。 よろしくお願い致します。

          書評の紹介