hikari to oto(ヒカリトオト)

2018年秋に神奈川から北海道へ移住した夫婦です。おもにフィルムカメラで写真撮影を楽し…

hikari to oto(ヒカリトオト)

2018年秋に神奈川から北海道へ移住した夫婦です。おもにフィルムカメラで写真撮影を楽しんでいます。四季の移ろいを光と影・草花などから感じつつ、日々の戯言を写真とともに綴っています。 https://hikaritooto.jp

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  • 写真で巡る旅

    旅をしたあの日に戻れるような、記憶に淡く濃く残る写真たちと、その想い出を綴ったnoteを集めています。

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固定された記事

自分の撮りたい写真を信じて

当たり前のことかもしれませんが、撮る写真には人それぞれのテーマがあったり好きなテイストがあって、楽しみ方や撮り方、編集の仕方も違います。 雑誌の1ページのような…

桜色の街を巡る − 2023年 写真月記 4月 −

こんにちは。 帰省をしたり仕事に熱中していて、随分とお久しぶりになりました。 北海道は桜の季節を迎えています。 この写真月期の季節を追い越してしまいましたが、冬の…

帰省の記憶は春色ブレンド− 2023年 写真月記 3月 後編 −

飛行機でたった1時間半。新幹線なら4時間。 冬と春の混ざり合う「あわい」な春を過ごした北海道から、ぴょんとワープしたくらいの関東。 そこはくっきりはっきりとした…

あわいな春 − 2023年 写真月記 3月 前編 −

3月上旬 雛飾りに似合う春色のドライフラワーを買いました。 道南の広大な農園で育てられた草花が、ブーケのようにふわりと束ねられた可愛らしいドライフラワー。 根雪…

光の春  − 2023年 写真月記 2月 −

私の記憶は、実際の時期より1ヶ月くらい遅いかもしれない。 冬至に向かって日暮れが早くなり、12月の今は16時には日没を迎えます。14時を過ぎると陽は傾いてオレンジ色に…

ひと月ごとでふり返る「2023年 写真月記」

雪ではなく雨が降る12月。 北海道でまだ10℃以上もあるなんて珍しいんじゃない? そんな話をする朝を今日も迎えました。 暖かい日が多いし、あっという間に季節が移ろいで…

フィルムへの想いを綴るnote

暫く使っていなかったCONTAX ariaの写真が、現像から帰ってきました。 普段、何も考えずともカバンに入れるのは、夫が大切にしていたフィルムカメラたちの中から数年前に…

いにしえと今と風景と。美味しさも満喫の大山詣り。

病気平癒のお参りに行こう。 珍しいことを兄が言いました。 母が入院することになり、私が毎日看病に行けるよう兄の家に居候することになったのは数年前。夏と秋のはざま…

スマホで撮る空が最強過ぎて、夏

先日、観測史上最も高い気温を更新した地域もあり、北海道の夏はこれからもこうして暑い日が続くようになるのでしょうか。 じりじりと照りつける日差しは容赦なく、それで…

北海道の夏景色。街も野も、その白い花で溢れてる。

夏になるとあちこちの空き地いっぱいに白い花が咲く、その風景がとっても好き。空き地に限らず、どんなところでも。 あの「らんまん」のモデルになられている牧野富太郎博…

この夏に出逢いたい。そらを凌いで咲く花よ。

北の国へ移住して今年で5回目の夏を迎えました。 花が好きな私としては、季節ごとにこの街のどこにどんな花が咲くかということはもう目を瞑っても分かるくらい。 なんて、…

Canon Autoboy sⅡで撮る 夏の青

Canon Autoboy シリーズの中でも上位機種と言われたそうな、Canon Autoboy SⅡ。 ○年前の今時分は何をしてたっけ…と時折カメラロールを眺めるのが好きでなのですが、先日…

私の暮らす地域ではいま紫陽花が見頃です。
写真は最近ショートドライブで訪ねた江差の風景。
ネムノキやノウゼンカズラ、向日葵も綺麗。
そしてそして、秋桜もちらほら…
初夏と夏と初秋が混在?
北海道あるある な今日この頃です。

青水無月の頃 〜6月が私にとってちょっぴり特別な理由〜

「水無月」。 わたしにとって6月になくてはならないもの。 とんと昔は平安時代。 暑い夏に涼むにも、当時氷は貴重品でした。 そこで代わりに、氷を模したこの「水無月」を…

今も心を軽くしてくれる、あの頃かけられた言葉たち

春ですね。 新しい生活を始める人ではなくてもどこか新しい気持ちになるのは、真新しく塗り替えられたように風景が色づく季節だからでしょうか。 枝だけだった北海道の木々…

思い出フィルム/春の伊豆へ小旅行 

関東を離れる少し前に知った温泉宿があります。 1度目は秋に宿泊し、とても気に入ったので春に2度目の宿泊をしました。 気に入っていたのは各部屋に内風呂と露天風呂の…

自分の撮りたい写真を信じて

自分の撮りたい写真を信じて

当たり前のことかもしれませんが、撮る写真には人それぞれのテーマがあったり好きなテイストがあって、楽しみ方や撮り方、編集の仕方も違います。

雑誌の1ページのような写真

映画のワンシーンのような写真

絵本の中のような写真

エアリーな雰囲気、食べ物やポートレート、絶景や日々の暮らし

そしたら…

私が撮る写真のテーマって?
私が写真を撮るにあたって大切にしていることってなに?
私は何を撮りたい

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桜色の街を巡る − 2023年 写真月記 4月 −

桜色の街を巡る − 2023年 写真月記 4月 −

こんにちは。
帰省をしたり仕事に熱中していて、随分とお久しぶりになりました。
北海道は桜の季節を迎えています。

この写真月期の季節を追い越してしまいましたが、冬の間に少しずつ書いていた前回のnoteの続きが完成しました。

こちらの3月後半の帰省は4月へと続きます。
ちょうどクリエイティブルックの記事の撮影を兼ねていたので、写真の色味がまちまちですが、それも楽しんでいただけたら幸いです。

写真

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帰省の記憶は春色ブレンド− 2023年 写真月記 3月 後編 −

帰省の記憶は春色ブレンド− 2023年 写真月記 3月 後編 −

飛行機でたった1時間半。新幹線なら4時間。
冬と春の混ざり合う「あわい」な春を過ごした北海道から、ぴょんとワープしたくらいの関東。

そこはくっきりはっきりとした、紛れもない「春」の世界でした。
北海道より1ヶ月くらい季節が進んだ景色は「春爛漫」。

3月下旬

新幹線で帰省する割合が多い我が家。
朝早く北海道を出発すればお昼前には東京駅に到着。4時間というと長く感じるかもしれませんが、外の景色を

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あわいな春 − 2023年 写真月記 3月 前編 −

あわいな春 − 2023年 写真月記 3月 前編 −

3月上旬

雛飾りに似合う春色のドライフラワーを買いました。

道南の広大な農園で育てられた草花が、ブーケのようにふわりと束ねられた可愛らしいドライフラワー。

根雪が溶け始めて、春の兆しを感じても外の植物たちは寒さがも少し緩むまで顔を出さないので、しばらく部屋で春を感じたくて。

生花が大好きなのだけれど、ちょっと節約したい時は長く楽しめるドライフラワーはとってもありがたい存在。

雪景色が消え

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光の春  − 2023年 写真月記 2月 −

光の春  − 2023年 写真月記 2月 −

私の記憶は、実際の時期より1ヶ月くらい遅いかもしれない。

冬至に向かって日暮れが早くなり、12月の今は16時には日没を迎えます。14時を過ぎると陽は傾いてオレンジ色に見えてくるからもう夕暮れのように感じて少しソワソワし始める。

雪が降ってもパッと青空が広がって陽が差して、そしてまた雪が降って…というコロコロ天気が変わりやすい日もあれば、雪が降り続いて、吹雪いて、灰色の空が一日中広がる日もありま

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ひと月ごとでふり返る「2023年 写真月記」

ひと月ごとでふり返る「2023年 写真月記」

雪ではなく雨が降る12月。
北海道でまだ10℃以上もあるなんて珍しいんじゃない?
そんな話をする朝を今日も迎えました。

暖かい日が多いし、あっという間に季節が移ろいで行くので、まだあの暑かった夏を引きずっているような感覚。

あっという間だった今年一年、どんな写真たちを残したのかな…
と1月から毎月のカメラロールを改めて眺めてみることにしました。

前回のnoteに、デジタルカメラは撮り過ぎてし

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フィルムへの想いを綴るnote

フィルムへの想いを綴るnote

暫く使っていなかったCONTAX ariaの写真が、現像から帰ってきました。

普段、何も考えずともカバンに入れるのは、夫が大切にしていたフィルムカメラたちの中から数年前に譲ってもらったNikonFE2。
フィルムカメラを撮り始めてから、ずっと使っている安心感と、ちゃんと写ってくれるという信頼感。
実際は失敗に思える写真もたくさんあるのだけど、もちろんそれは私のミスなだけで。

CONTAX Ar

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いにしえと今と風景と。美味しさも満喫の大山詣り。

いにしえと今と風景と。美味しさも満喫の大山詣り。

病気平癒のお参りに行こう。

珍しいことを兄が言いました。
母が入院することになり、私が毎日看病に行けるよう兄の家に居候することになったのは数年前。夏と秋のはざまの頃でした。

兄の家に居候しようと思うなんて、私自身が少し信じられなかったのですが、通院しやすい場所であることがその時はラッキーに思えました。だから、日常の会話も弾まないであろう居候暮らしは想像できていましたが、そんなことを考えている場

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スマホで撮る空が最強過ぎて、夏

スマホで撮る空が最強過ぎて、夏

先日、観測史上最も高い気温を更新した地域もあり、北海道の夏はこれからもこうして暑い日が続くようになるのでしょうか。

じりじりと照りつける日差しは容赦なく、それでいて見上げると青空に映える夏雲には子供の頃のように気持ちが昂ぶるものです。

ぐんぐんもくもくとわき立つ入道雲。
風の強い日にはレンズ雲。
暑さの中にも、目に音に 秋を感じるようになった最近ではひつじ雲も浮かんでいたり。

空の青さと雲の

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北海道の夏景色。街も野も、その白い花で溢れてる。

北海道の夏景色。街も野も、その白い花で溢れてる。

夏になるとあちこちの空き地いっぱいに白い花が咲く、その風景がとっても好き。空き地に限らず、どんなところでも。

あの「らんまん」のモデルになられている牧野富太郎博士が昭和初期に見つけ、命名したことをつい先日知った「ノラニンジン」。

レースフラワーがこんなに普通にたくさん咲くなんて!と勘違いしていた頃が懐かしい。

むむ…厳密3行じゃなくなったけど、私的3行日記初挑戦◎

この夏に出逢いたい。そらを凌いで咲く花よ。

この夏に出逢いたい。そらを凌いで咲く花よ。

北の国へ移住して今年で5回目の夏を迎えました。
花が好きな私としては、季節ごとにこの街のどこにどんな花が咲くかということはもう目を瞑っても分かるくらい。

なんて、ちょっぴり得意気な気持ちがどこかにきっとあったのかも知れません。

横浜に住んでいた頃から大好きだった夏の花を無性に撮りたい気持ちになりました。
この5年間たくさんの花を撮ってきたつもりでしたが、その花はカメラロールで振り返ってみても現

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Canon Autoboy sⅡで撮る 夏の青

Canon Autoboy sⅡで撮る 夏の青

Canon Autoboy シリーズの中でも上位機種と言われたそうな、Canon Autoboy SⅡ。
○年前の今時分は何をしてたっけ…と時折カメラロールを眺めるのが好きでなのですが、先日ぼんやりと眺めていたときに2年前の夏の濃い青が目に止まりました。

空と海の濃い青と雲の白。

淡く眩しいキラキラとした夏のフィルム写真も大好きなのですが、こんな潔いほどの夏の色もコンパクトフィルムらしくて、夏

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私の暮らす地域ではいま紫陽花が見頃です。
写真は最近ショートドライブで訪ねた江差の風景。
ネムノキやノウゼンカズラ、向日葵も綺麗。
そしてそして、秋桜もちらほら…
初夏と夏と初秋が混在?
北海道あるある な今日この頃です。

青水無月の頃  〜6月が私にとってちょっぴり特別な理由〜

青水無月の頃 〜6月が私にとってちょっぴり特別な理由〜

「水無月」。
わたしにとって6月になくてはならないもの。

とんと昔は平安時代。
暑い夏に涼むにも、当時氷は貴重品でした。
そこで代わりに、氷を模したこの「水無月」を暑気払いとして食べるようになったそうです。
上に乗っている小豆には、厄除けの意味があると言われています。

我が家は、北海道ではお馴染みのお菓子屋さん「六花亭」さんの4つ入りの水無月をいただきます。

六花亭さんでは「季節のお菓子」と

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今も心を軽くしてくれる、あの頃かけられた言葉たち

今も心を軽くしてくれる、あの頃かけられた言葉たち

春ですね。
新しい生活を始める人ではなくてもどこか新しい気持ちになるのは、真新しく塗り替えられたように風景が色づく季節だからでしょうか。
枝だけだった北海道の木々も、みるみる間に緑の葉が顔を出し、春風に揺られています。

スタートの季節だからということではないのですが、以前からnoteに残しておきたいなと思っていたことがあります。
社会人になって、上司や同僚、友人からかけられた、今でも時々ふと思い

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思い出フィルム/春の伊豆へ小旅行 

思い出フィルム/春の伊豆へ小旅行 

関東を離れる少し前に知った温泉宿があります。
1度目は秋に宿泊し、とても気に入ったので春に2度目の宿泊をしました。

気に入っていたのは各部屋に内風呂と露天風呂の2つが付いていること、お値段が比較的優しいこと。
客室全6室は離れになっていてプライベートな雰囲気でとても静かに過ごせるこじんまりとした宿でした。

春の宿泊は桜の時期。
宿の近くに桜の名所があると知り、ますますワクワクとした気持ちは晴れ

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