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あわいな春 − 2023年 写真月記 3月 前編 −

3月上旬

雛飾りに似合う春色のドライフラワーを買いました。

道南の広大な農園で育てられた草花が、ブーケのようにふわりと束ねられた可愛らしいドライフラワー。

根雪が溶け始めて、春の兆しを感じても外の植物たちは寒さがも少し緩むまで顔を出さないので、しばらく部屋で春を感じたくて。

生花が大好きなのだけれど、ちょっと節約したい時は長く楽しめるドライフラワーはとってもありがたい存在。



雪景色が消えゆき植物はまだ目覚めきれぬ、ぼんやりとした3月。


あわいな季節。



だからというわけでもないけれど、カフェで美味しいものを食している写真が多かった。

硬めのプリン、実は先月に続きこの日が2回目。
窓際のカウンター席から市電が通るのが見える間借りカフェで。
カラメルのほろ苦さも、綺麗な長方形になる硬さもちょうど良く、好みのプリン。

カフェの後はやっぱり海で撮影タイムの始まり。
砂浜に雪の気配はなし…。

ドライフラワーのブーケ、友人にも用意していたのでプレゼント。
せっかくなので持ちましょう!
と持って浜辺へ出てくれました。

彼女に似合いそうなシックなドライフラワー。
まだ浅い春の夕暮れだというのに、アウターを羽織っていないところを見ると寒さは幾分和らいでいたのですね。

日が伸びたね。

夫とカフェの日。
目的は 桜パフェ。

見事なほど春満載の、なんてなんて贅沢なパフェ。

見てください 小さいながらも存在感たっぷりの道明寺の桜餅を!
桜のクリームに桜餡、ピンク色の求肥にメレンゲ。

苺もこんなにいっぱい!
大好きな春の香りとお味が五感に染み渡る、それはそれは至福なパフェでした。

その横で夫は苺のシフォンケーキとほうじ茶ラテ。

夫、桜が苦手ではないのですが、桜のお菓子に飛びつくのはいつも私だけなんです。パフェも味わって欲しかったけど、濃厚なほうじ茶ラテを大絶賛だったので一緒に来て良かった。

窓の外の桜の木はまだ寒そうだけど、4月も後半になればお花見気分になれる特等席です。
いえ、緑の季節も紅葉の季節も雪の季節も特等席。


3月中旬

カヌレ、好きですか?
友人と行ったカフェになんとも魅惑の響きの「桜のカヌレ」というものがありまして。
わぁ… って思っていたら帰り際に友人がプレゼントしてくれました。

私はカヌレ目的でお菓子屋さんに行くほどではないのですが、そのカフェのカヌレは以前にプレーンなものをいただいてとても美味しかったので嬉しい!

さてさて、次の日お家でカヌレカット。

綺麗な桜色。 

ほんのり桜の香りもして、この段階でもう美味しい。

私一人でゆっくりといただきました。

カリッ モチッ ほわっ 。



またその後日のカフェ。

関東に移住した友人が遊びに来てくれて一緒に入ったのは、昭和の初めに建てられた歴史ある建物、ニチロビルにあったカフェ。
老朽化のため2024年にニチロビルが解体されることが決まり、こちらのカフェも現在は移転準備中。

このカフェに入ったのはこの時が初めてだったのですが、想像していたより遥かに広くて、アーチ状の大きな窓からの光を一層明るく感じさせる黄色い壁がとっても印象的でした。
私より少し年上のような女性の店員さんのパキパキとした接客が美しくカッコ良く、気持ちよかったな。

8月に大好きな番組「ふるカフェ系 ハルさんの休日」で放送されたときはびっくり。ハルさんのように、もっと細部まで見ておきたかったな。

ずっと入ってみたかったカフェなのに、市内だからいつでも行けると思うとなかなか行かないもので、ここの場所にある時に入ったのはこの一度きり。
あの空間でゆっくりしてみたかったけど、一度でも入れて良かった。
移転後が楽しみです。




3月半ばを少し過ぎた週末。
海沿いを走って(もらって)思い出作りのドライブ。

凄く風の強い日。
オールドレンズに映る夕暮れの光が綺麗な日。
16時40分頃でこの陽射し。

あぁ、春が待ち遠しい。

バターを使った濃厚なソフトクリーム。こちらの駐車場にある売店で3月中旬から11月中旬まで販売されています。
私には少々甘過ぎるのですが、観光ガイドなどで紹介されている人気のソフトクリームです。

生まれ育った街をこの春に離れることになった友人とソフトクリームを記念撮影。
確か初めて食べたと言っていました。

長年暮らした身近な場所のものでも、初めての場所や味って意外とたくさんあるんですよね。

地元神奈川を離れた私もそうです。

フィルムカメラとオールドレンズ好きな私たち
一つ前noteで雪の中、おみくじを引いていた彼女

残雪とアウターの薄さに春を感じる写真たち。
中はたくさん着込んでたけど。笑

100円ショップで見つけた小さなドライフラワー、良い演出してくれたね。

彼女が新たな地へと向かった3月下旬、私は帰省していたので見送ることはできなかったので、この日が「またね。」の日でした。


帰省した関東でのお話は後編として書きたいと思います。

のんびりなペースなので、年内に書き終えないような気がしますが、
ゆっくりとお付き合いいただけたら嬉しいです。

読んでくださりありがとうございます。

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