桜色の街を巡る − 2023年 写真月記 4月 −
こんにちは。
帰省をしたり仕事に熱中していて、随分とお久しぶりになりました。
北海道は桜の季節を迎えています。
この写真月期の季節を追い越してしまいましたが、冬の間に少しずつ書いていた前回のnoteの続きが完成しました。
こちらの3月後半の帰省は4月へと続きます。
ちょうどクリエイティブルックの記事の撮影を兼ねていたので、写真の色味がまちまちですが、それも楽しんでいただけたら幸いです。
写真は全て、お気に入りのオールドレンズ Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 で撮影しました。
4月上旬
久しぶりに会う友人と巡る場所に決めたのは「聖蹟桜ヶ丘」。
映画「耳をすませば」の舞台にもなったこの街の写真をSNSなどで見て、いつか訪れてみたいと思っていました。
京王線の多摩地区にあり、実家からは気合いを入れなくても行ける距離なのに、憧れるばかりだった場所。
会う約束をしていた友人に「どこに行こうか決めておこうね。」と、メッセージを送った次の瞬間、頭に浮かんだのが聖蹟桜ヶ丘。
「桜ヶ丘」だもの、桜の時期は絶対素敵に決まっているし、人気の写真スポットとして知られているのだから絶対彼女も賛成してくれるはず!
という根拠のない核心は当たり、「いいねー 私も気になっていたの!」と彼女からの返信。
帰省してから、あまりお天気に恵まれていなかったのですが、当日は朝からよく晴れて、絶好の桜日和。
未踏の地というのは辿り着くまでの道のりも楽しい。
見慣れた八王子駅を出発したら京王線の車窓からは、まだ見たことのない景色が広がってきました。
待ち合わせた友人と聖蹟桜ヶ丘の駅ビルでお昼のパンを調達したら出発です。
中学生の頃は「りぼん」派で、原作者の柊あおいさんの作品が大好きでしたが「耳をすませば」はきちんと観ておらず、調べておいたスポットを巡る感じ。
駅から伸びる桜通りは桜並木にピンクの提灯がアクセントに。
外のポストが桜の木で隠れてしまったけど、バスを待ってる風の友人の写真。
次のスポットは大栗川。桜と土手の芝生の緑が綺麗で、まだスタートしたばかりというのにテンションの高まりが止まらない私たち。たくさん撮影したい気持ちになりますが、先が長いのでここではさらっと。
次のスポット「いろは坂」。
くねくねと九十九折りの道路は急なヘアピンカーブ。
坂の途中には階段が所々にあって、坂の曲がったところまで行かずに上の段まで登ることができるので少しショートカットになります(伝わりますかね 笑)。
坂を登り切った先にも心弾む光景が待っていました。
さすが、聖地巡礼の街。やはりカメラを手に歩いている方と時々出くわして、そうすると「どんな風に切り取っているのかな」と気になってつい話しかけたくなってしまうのですが、その気持ちは毎回秘めたままにしておきます。
憧れていた階段は既にかわいらしい二人の女の子が写真の撮り合いっこしていて、
その横でちょっと恥ずかしい年頃の私たち 笑
この辺りは高台なので、ところどころに階段があって、街を見下ろせるのも良かったな。
いろは坂通りはもう少し続くのですが、私たちはさくら公園で折り返し。
小さな公園ですが、ここにも素敵な衣装を着て撮影をしている方々がいらっしゃいました。
そしてそして、下りながらの風景も楽しい帰り道の始まり。
さて、陽が傾いてきて、名残惜しいですがそろそろ帰る時間です。
まるで冒険のような街巡り。
坂を上って下りて、たくさん歩いて、もう春が終わってもいいくらいお腹いっぱいに桜を楽しんで。
ホクホクとした気持ちで満たされたら、帰りの電車は降りる駅を間違えたっけ。笑
心地よく歩き疲れたので、八王子で寄り道して自分にご褒美ラテ。
寄るかどうか迷いに迷ったのですが、八王子で降りて…
なんて、帰省してもなかなかない行動。
それにとっても心地よい帰り道だったから、気になっていたカフェで一息して、少しこの余韻に浸っていたくて。
お気づきでしょうか。冒頭の写真のこの桜の木との違いに。
実は帰省最終日、東京駅へ向かう前にまたこの街を歩きました。
帰省期間中にもう一度歩きたいと、あの日すぐに思って、どのタイミングでなら行けるのかと考えに考え…。
新幹線に乗る前のちょっと慌ただしくもある時間だったのですが、坂を上っていろは坂通りを少し歩くことができました。
まだまだ咲いてる!と思った桜も、写真で見てみるとだいぶ葉が目立つようになっていました。
聖蹟桜ヶ丘駅近くのスターバックスで、桜のシフォンとアイスコーヒーでクールダウンをしたら、新幹線に乗る前にもう一箇所だけ!と企んでいた場所へ。
桜の時期は初めての千鳥ヶ淵公園。
途中の駅構内で迷いそうになり焦ったりもしましたが、それでも諦めずに来て良かった。
とっても穏やかな春の日の光景が、この帰省の締めくくりで本当に良かった。
もう春が終わってもいいくらいお腹いっぱいに桜を楽しんでも、おかわりは別腹。
そう思いながら、足早に東京駅へと向かいました。
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