商売は、「差」があればあるほど回る。だから「下」を叩いたり、「上」を強調するのだろう。だが商売が盛んな国でも実験によって、違いを強調しない教育が有効とされつつあるのは面白い。筆者は商売を否定しないが、日本人が序列大好きなのは気になる。現状では、商売と序列とが悪く絡んでいるような。
私はいつも競争に負けた。高校入試には失敗して、大学入試は辛うじてどうにかなったが、大学に入学してからの序列争いでは後退して、就活では全くと言っていいほど勝ち目がなくて、一度もまともな形で就職できず、勤務先では後から入った年下の者に抜かされた。社会からは締め出されてほぼ需要がない。