挿画のsachia

「針のひとさし」によって諦めや暗闇から現実を切り開いていきます。意識と自然が味方です。…

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「針のひとさし」によって諦めや暗闇から現実を切り開いていきます。意識と自然が味方です。箱庭のように畑をやっていました。 小説雑誌に挿画を描いている画家です。

最近の記事

『ゴッホ〜日本の夢に懸けた芸術家』圀府寺司著

pp.59 ゴッホが、聖職者であった父親に対して持つ感情の記述があります。 《開かれた聖書のある静物》で、ファン・ゴッホが古いキリスト教世界を葬るために持ち出した「闇の中の光」という表現は、まさに彼がそのキリスト教世界から授かった「基本的真理」にほかならなかった。ファン・ゴッホはいわば敵から授かった武器で、その敵を倒そうとしていたのである。そのことに、はたして彼自身は気がついていただろうか。 〜中略〜 父親は師であると同時に敵であり、自身の心身の一部であると同時に、自分の

    • 頭の中と外

      頭の中に、川床にあるヘドロをさらって外へ出す、を電車の中や、自室でイメージしていると、福島第一原発のデブリ取り出しのニュースが入ってきます。 偶然です。 ビッグイシューを売っている友達に、奇数と偶数があるよね。 奇跡は、oddなものを、足跡として残していくことだよ、と言ってみました。 今の社会においては、偶然、たまたま、という言葉に、「神」と同じ機能がある、とする本を読んだことがあります。 もともとは、たまたま地球が生まれているんですから、そうですね。 私もサイコロ

      • フラットについて

        人の悩みの多くは、人間関係であると言われます。人間関係の悩みに対処する方法として、フラットな関係を指向するのが、私の中で流行っています。 上下関係がありながら、フラット、という状態、これは、上下関係があっても、悩み苦しみが少ない状態、ということもできます。 家族が、呪いの連鎖である。このことは、実体験と、R.Dレイン『狂気と家族』などにより、私の中に強くあります。 家族の中に、一人、みずから呪いを解いた人が現れると、連鎖的に他の人の呪いがとけていく、ということを考えてみ

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        • 何故かはしらん

          上下関係について考えています。 ぱっと見の解決策は、家族っぽいルールに従って立てるべき父を立てる、なのですが、流れないところに高低差を作り出そうとすることが、辛さのもとになっているかもしれない、と考えて見ました。 別に罪でもなんでもないのですが、私が頑張り屋ではない、という前提のもとに、頑張り屋になれ、みたいなやりとりになると、疲れます。 いいことを思いつきました。 「お前は人を思い通りにしようとしてる」と言われたら、「してないよ」と笑って答えるというシンプルなものです。

        『ゴッホ〜日本の夢に懸けた芸術家』圀府寺司著

          「窓をひらく」J-STAGE抄録ピックアップ

          1.「統合失調症」浜田芳人 本書のポイントが3点挙げられている。 ①診断はICD-10で行い、外因性の精神疾患を鑑別する。外因性の精神疾患とは、脳器質性疾患、症状性精神病、薬物性精神障害である。 ②治療目標は当事者が希望を抱き自分の能力を発揮して「自ら選択できる生き方personal recovery」を支援することである。 ③薬物療法はSGAs(第二世代向精神薬)を低使用から適用量まで増量、漸減すること。リスペリドンについて自家薬龍中のものとすること。 統合失調症は、発生

          「窓をひらく」J-STAGE抄録ピックアップ

          J-STAGE抄録ピックアップ

          1.若年生統合失調症患者における多発外傷の一例 少女の怪我の一例が出ている。少女と両親に困難の増えないことを願う 2.統合失調症の脳病態に即した早期発見・早期治療の実現のために 社会的機能とQOLの低下という、当事者目線の問題設定がある。統合失調症スペクトラムという概念が見られる。前頭前野の大幅な体積減少により、側頭葉の異常の顕在化が生じるとある。 また、脆弱遺伝子と環境因子により発症するとある。 さて、友人には、精神疾患が遺伝子による、と発言する人がいる。医師の大谷氏

          J-STAGE抄録ピックアップ

          ヴァン・ゴッホ

          ・前回のメモで拾えていないところ ・父親ファン・ゴッホが弟テオにあてた手紙 「なんとか自分の過ちに目をひらかせようとはしてみた。効き目はあるだろうか」 ブリュッセル王立美術アカデミー1880年末 アントウェルペン王立芸術アカデミー(1886年) ・1885年「ジャガイモを食べる人々」 1886年2月パリ ニューネン(二年間) 作品「農民の墓地」 廃墟が僕たちに語っている、どれほど地面に根を強く張っていても信仰や宗教が朽ちていったかを 理想化された農民←に「教会」以上の

          ヴァン・ゴッホ

          毛細血管なのか(その2)

          母が認知症の薬を投薬されてから、しばらくたっています。 手の震えのための降圧剤を処方されていたのですが、副作用の蘭を見て、めまい、寒気などの現状にあてはまるということに、気づきました。 本人が自主的に、かかりつけ医に行ったら、減薬していいということでした。 寒気がするのは、減ったみたいです。 今日はまた道に迷い、行方がわからなくなりました。携帯で場所を確認して父が迎えに行きました。 感情は明るいです。 根拠のない自信があって、「もう一人で出かけても迷わない」といって

          毛細血管なのか(その2)

          印象派における象徴の扱われ方

          印象派は不安定である ・生きている絵とは「対照」である 光と影との 生きているものと死んでいるものとの 揺らぎを感じさせる 周波数を感じさせる 絵を見て、現実を見て、変わって見えるのはどうしてか。 ・目の解像度の変化 ・脳の変化 絵の一要素(効果) ・印象派の絵から人々が受けている感動は、絵の波動と自己の波動の「相乗効果」である(出典) ←モネの光のチラチラは揺らぎである ←魂の揺らぎは効果である ←あってる 「変化」をもたらす「効果」 ・「色のヴァルールは画家が

          印象派における象徴の扱われ方

          ゴッホ

          ゴッホが売れない画家であった理由は何だろうか。 まだ世間が、ゴッホに追いついていなかった、と言ってみることはできて、でも、それが何なのかは、言えない。 変な癖のある、新機軸に見えていたかもしれない。

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          毛細血管なのか?

          母が若い頃から、冷えとのぼせを繰り返す体質です。 毛細血管が弱いみたいです。 雑学落書きノートがあるのですが、血管を強くするのはタンパク質、毛細血管には、発酵法によるシトルリンが効くとあります。 発酵法?なんのことかわからないですが、とりあえずシトルリンは瓜科、身近なところではメロンとすいかに含まれるとあるので、今日はメロンとスイカの昼食です。 シトルリンはアミノ酸の一種らしいです。 アミノ酸は一酸化窒素を生み出し、血管を拡張する働きがあるそうです。 これまでもフルーツ

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          イラストレーターになるまでの話

          イラストレーションの学校で教わったことのうち、たくさんの人にイラストを見てもらうこと、というのは、大事なことですが、見てもらう際に抜けていたことについて、書こうと思います。 友人にデザイナーで画家志望だった方がいるのですが、イラストレーターのプロモーションをしているギャラリーのオーナーさんに指導してもらった経験から、ここにいくといいよ、とアドバイスいただき、行って全く実りがなかったことがあります。

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          エミル・ベルナール『ゴッホの手紙』切片

          岩波文庫「ゴッホの手紙」を読んでいて気になった箇所があります。 著者エミル・ベルナールは友人で、ゴッホとの書簡において、詩もやりとりし、批評し合っていたことが伺われます。 「形式的な反逆者とほんとの自由主義者との間には雲泥の差がある。彼等のあいだのこの距離感が、落ち着かない気質を前者に感じさせ、そして本質的には時代の空気の中を浮遊するだけの理論で付け焼き刃の性格を無性にこしらえあげようとする」(pp.34) 例えばであるが、「距離感と居心地の悪さ」があとづけの理論を作り出

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          エミル・ベルナール『ゴッホの手紙』切片

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          雑記

          お知り合いの占い師の足代由紀先生に、誕生日にアマゾナイトのペンダントをいただきました。 アマゾナイトって、女戦士のことですね。 自身の詩に、いろいろな象徴の「見える化」行ったボードレールという詩人がいます。この人に心酔していた霊能者にスウェーデンボルグという人もいます。鉱物の研究者だったそうです。 お父さんが宗教者で、自分は研究者だったから、葛藤がすごくあったらしく、悪魔とかにも詳しかったようです。 面白いのですが、夢マニアだったようです。 私の経験ですが、夢で、「退

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          ヴァン・ゴッホについてのメモ

          近代絵画についての分析が少しでもできればと思います。 線について ミレーの木版画「羊飼いの女」 たった一本の線でなんと多くのことができるものかと、ゴッホは讃嘆している。 ミレーの作品の線には、素直さと暖かさ、対象を浮かび上がらせるムーブメントが感じられる。 ゴッホの作品であるクラシナ・マリア・ホールニクをモデルにした「悲しみ」にあらわれた、緊張した、固い線とミレーの線とは、正反対のようにも思えるし、共通したものもあるように思える。 垂直に入ってくる線、否定の線、そのように「

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          ヴァン・ゴッホについてのメモ

          近代絵画とは19世紀に始まる絵画史の重要なジャンルであり、現代の芸術は近代絵画を基礎として発展した。 その代表的な作家ゴッホについて、断片的に書きます。 画題について ・宗教的類型にもとづいて対象を理解し、画題とすることがみられた。画題のリアリティは、対象に置くのではなく、対象の解釈に置かれた。解釈の手立てとなるのはバイブルである。象徴としての、多くのモチーフが、画面に現れたが、ゴッホにとり絵の対象となった人物は、関わりのある生身の人間ではなかった、との記述が見られる。(

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