主に大学入試の文法問題を使って英文法を学びます。
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ご挨拶いつも持田のnoteをお読みいただきありがとうございます。この記事では2024年度の文法能力開発のオンライン個別指導についてご案内いたします。なお、当年度はオンライン個別指導のみのご案内となります。移動の関係で家庭教師はお引き受けできませんのであらかじめご了承願います。 時間枠について指導可能な時間枠についてですが、長期間指導可能な常設の時間枠を、120分換算で週に12枠設けております。このうち9枠はすでに埋まっております。 指導時間枠の設置例 月曜:10:00~
予備校生は、そろそろ開講して1か月を迎える時期です。いわゆるゴールデンウィークのイレギュラーにも耐えて通学・受講を続けている人、すでに挫折して授業には出ていない人、いろいろな状況の人がいると思います。 そして、そろそろ差がつき始める時期です。 明らかな差となるのは秋頃でしょうが、すでに少しずつ差がつき始めています。模試の文法・語法問題は知識を直接問う問題ですから、比較的学習効果が早く反映される領域です。こうした問題での失点をケアレスミスと断じてしまうのは危険です。 また
昨年、こんな記事を書きました。 この時期の受験生であれば、読解問題の本文を、全体を通して精読するのも有効だと思います。今の模試は、解説冊子に本文の詳しい解説が載っています。正直、当事者から見れば割に合わない仕事です。受験生の皆さんに活用してもらえなければ報われません。本文の全文解説は、復習の際に本文を通して読み込むことを想定して書かれたものです。読めていない箇所が把握できれば、解けていない原因も明確になります。 「問題形式ガー」という人もいます。それもひとつのやり方です。
今も、単語のリストをひたすら眺め、文法問題集を赤シートで多いながら眺め、知識の確認を行っている受験生がいます。この春から本格的に受験勉強を始めて、さっそく知識の確認です。進学校で定期考査で常時9割以上の得点率の人には、身につけてきた「学校英語」を「受験英語」の視点で自己評価する上で大切な学習です。 えっ、そんな人そんなにたくさんいるんですか? 上記のタイプの人たちは高1の頃から塾や予備校に通っていたりして、学校の勉強と受験勉強を並行させてきています。問題は、そうではない「
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「大学入試で学ぶ英文法」の第二弾のリリースです! Session 1とこのシリーズの趣旨については、こちらの記事をお読みください。 今回のSession 2も4択・5択問題20題で、テーマは「名詞+文」です。名詞の後に文が埋め込まれるパターンに触れながら英文法の知識を整理していく内容になっています。前回のSession 1が全20ページでしたが、今回のSession 2は全25ページです。このうち解説に費やしたのが約23ページです。 今回も、チラ見せします。 そして、
解説をじっくり読んで学ぶ英文法!文法能力開発から新たな学習コンテンツをリリースします。その名も「大学入試で学ぶ英文法」です。過去30年くらいの大学入試で出題された文法問題を解き、その解説をじっくり読むことで英文法をしっかり学んでいこう、という趣旨の教材です。問題の解き方よりも、問題を解くのに必要な文法知識という観点から掘り下げています。 4択・5択問題を20題収録!取り上げたのは、なんと、穴埋め式の適語選択問題、いわゆる4択問題です(一部は5択)。英語の先生方の間でも試験と
今回の問題
国語は文学か語学か、などという「議論」が交わされたことがあります。このとき、国語の教師であれば、まずは「国語」「文学」「語学」がいったい何を指しているのか、という定義を明らかにしようとします。明確な定義が確立できないとしても、当面の議論に支障を来さないようにとりあえずの定義を共有しようとします。この手順を経ないで議論に参加する国語教師はいません。 さて、その文学ですが、文学もまたことばで紡ぎ出されるものである、という紛れもない事実があることを忘れるわけにはいきません。作者が
オンライン個別指導につきましては、こちらでご案内しております。 日曜日の指導に可否ついてお問い合わせをいただくこともあるのですが、現状では日曜日は授業準備や教材研究などのために充てる日としております。日曜日の新規の受講は受け付けておりませんし、緊急を要する場合を除いて他曜日の指導の振替として日曜日に指導を行うこともございません。 どうぞよろしくお願いいたします。
個別指導とは何か、ということなのですが、ひとことで言えば、学習者の個に応じた学びを支援することです。英語で言うと、模試の偏差値が同じくらいだと同じ学力・英語力があるように思われがちですが、実際は学習者ごとに特徴、特性のようなものがあります。問題を感覚的に解いている人、理詰めで分析的に解いている人、時間切れだが解けている問題は完璧な人など、いろいろです。また、丸暗記が苦でない人、とにかく暗記が苦手な人、暗記を意識しないのに問題を解いているうちにその知識を覚えてしまっている人、と
今回は、読者の皆さんへの提案はいっさいせずに、持田の個人的な思いを書き綴ります。 学部選びのこと。大学受験において、どの学部を目指すのかはあらかじめ考える必要があります。就職のことを考えて選ぶ人もいますし、興味本位で選ぶ人もいます。偏差値で選ぶ人もいます。ある学部よりこの学部のほうが序列が上とか下とか、そういうことを考える人もいます。 大学の学部、学士課程というのは、勉強するところだと思っています。受験勉強という手足を縛られた学びから解き放たれ、自由な学びを存分に愉しむ空
考えるためには、ある程度の知識が必要です。知識を身につけるには、時に思考によって整理することが必要になります。そして、知識を整理するときの思考には、学ぶべきことを書き出してみることが有効だったりします。 大学受験英語において、英語の文章を読んで内容を考えることができるようになるには、語彙や文法といった知識が必要です。語彙や文法を学ぶには、時に分析的な思考が求められます。そしてこの分析的思考は、英文を紙に書き出して可視化することで明確になります。これで覚えやすくなるわけです。
5月5日です。現代語の「五月晴れ」はすっかりこの時期の晴天を指すようになっていますが、本来は梅雨の合間の晴れ間を指します。端午の節句も高温多湿で体調を崩しやすい時期を健やかに過ごそうという意図がこめられたものでした。 二十四節気ですと、5月5日は立夏です。暦の上では夏です。そんなの現代人には関係ないだろ、と思いがちですが、予備校では夏期講習の受講登録の時期となります。予備校の学校暦では夏到来なのです。 2か月後の学力・学習状況を予測することが、この時期に求められます。そん
「受験英語」というのは、入試問題が解けるようになるための英語学習を指します。「受験に出る」というのは「入試に出る」の意味で、「うんこする」の代わりに「トイレする」というようなメトニミー(metonymy;換喩)によるものです。もっとも「入試」という言葉には「うんこ」ほど忌避の必要性はなさそうなので、「受験に出る」は単に「頭の悪い人の語法」なのかもしれません。 受験勉強ですから、受かるために勉強したいと思うのは自然なことです。無駄は排除したいという受験生の気持ちもうなずけます
新年度の新習慣が形成されるさなかで我々を襲うのが大型連休です。これをゴールデンにできるかどうかは個々の心の持ちよう、方針の明確化にかかっています。 ここでちょっとリセットをしようと思う人がいます。通い始めた大学を辞める、予備校に通うのを止める、といったことが頭によぎるわけです。 現状を続けた場合のメリット・デメリット、リセットした場合のメリット・デメリット、これらを総合的に考える必要があります。ここで1年ないしは数年をかけて人生の軌道修正を行うことが自分にとって妥当なのか
大事なことですが、問題集は回りません。 問題集を3回回すみたいな話が一部のSNSで流布しています。英文法問題集(の文法語法の章)への取り組み方を改めてまとめておきたいと思います。 上の記事でも触れていますが、文法問題集の取り組みは3段階で進めていきます。 [1回目]全文書き出しにより文構造を分析しながら解き、身についていない知識を文法書・辞書で確認し、抑えておくべき事項は書き出す。 [2回目以降]口頭で音読しながら解く。 [補強]何回やっても解けない問題はカードに書
知識をとりたてて学ぶ機会がない。知識の定着度や運用能力を評価する試験があまりない。それでも学習時間はそこそこ蓄積している。この状況で入試問題を解く。解けない。これは実戦力不足ではないか。 この自己認識のまま、数か月、数年と時間を無駄にしてしまう受験生は少なくないようです。危機が常にそこにあるわけですが、危機感がないのです。
「インプット」と「アウトプット」という言い方がよくなされます。英語の文法や語彙といった知識に関して、特に大学受験英語の文脈で言うと、文法問題集や英単語集で「インプット」を試みる人も多いと思います。これはこれでいいでしょう。問題はこの知識を「インプット」できたとしても、そのまま「アウトプット」につながるわけではありません。 知識を英文理解や英文表現のために使えるように活性化させていく学習段階が必要です。このためによく用いられる方法が、英文和訳や和文英訳です。予備校にも「英語構
今日は「昭和の日」とされています。今上陛下のおじいさまにあたる昭和天皇の誕生日にちなんで設定された祝日です。昭和は約62年間続きましたから、「昭和的なもの」と言っても本来は一括りにはできません。持田も昭和の4分の1くらいしか生きていません。そこで、昭和末期と令和でことばの学習を取り巻く環境の変化についていくつか取り上げようと思います。 学習用音源 持田が英語学習を始めたのは昭和60年でした。このころ、英語の音声教材はカセットテープで販売されていました。翌61年の中学入学と