なかなか1ページ目を開くのが、何かもったいない気がして、しみじみと過去の村上春樹氏作品と自分自身のあの頃を思い出そうとしている。私の場合、一番深く作品と共鳴できたのは『1Q84』、『ねじまき鳥クロニクル』、『羊をめぐる冒険』、『風の歌を聴け』となる。もう私の過去の血肉化している。
起床して1時間半。 後輩のために身を削るような働き方ができるのは、あとどのくらいなのだろう。 きっと職業人としてのわたしの血肉も、先輩方が絞り出したもので多分にできているのだと思う。
過去とは、出会わず、居合わせなかった自己である。 過去の何が欠けてもいまの自己はない。 ゆえに、過去のすべては必要不可欠な肉親である。 大罪さえ、原罪、原悪さえも、私の血肉の元である。