Reijiro Kaneko

身体を壊さないダンスを教える事を仕事にしています。趣味が高じて仕事にしちゃったので最近…

Reijiro Kaneko

身体を壊さないダンスを教える事を仕事にしています。趣味が高じて仕事にしちゃったので最近カメラを始めて趣味が出来て嬉しいおじさんです。

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6月7月のstudio CASTレッスンスケジュール

🔵6月7月のstudio CASTレッスンスケジュール※レッスンに関するお問い合わせ・ご予約は各種SNS(LINE、Instagram、Messengerなど)、または下記のメールアドレスからお気軽にどうぞ! castcontemporary@yahoo.co.jp ◉Basic Contemporary¥3,300 6/5(水)13:15~15:45 高田馬場 Arty Ast 6/19(水) 13:15~15:45 高田馬場 Arty Ast 7/3(水) 13

    • 身体の棚卸し

      今回のAmazon Prime Dayでは購入したものの殆どがキッチン用品だった、という見事な自炊ブームを表した結果となった。 だからと言って特別なものは何も買っておらず未だに我が家には炊飯器もミキサーも食洗機も無い。 必要最低限の調理器具すら欠けていた期間を埋めるべく安価な万能スライサーやガラス製のタッパー、そしてシャープナー付きの包丁や滑り止め付きのまな板なんかを揃えた。 いざとなれば鍋で米は炊けば良いしハマりつつある菓子作りも必死の形相で泡立て器をカシャカシャやれ

      • ニー

        「ねぇ、あのほらあの映画に出てた女優さん誰だっけ?小柄でショートヘアで幸薄そうな、ほら、、、」みたいなやり取りが高齢の両親だけでなく身の回りで日常茶飯事になってきた。 僕の場合、だいぶ前から人の名前と数列関係を忘れるどころかそもそも記憶する時点で壊滅的な欠陥により覚えられないのだが、それでも何とかして覚えようと努力した結果、頭文字で覚えるのではなく構成している文字列の一部で覚えるという癖がついた。 例えば「木村拓哉」なら「Y」が入っている、という仕様だ。子音と母音の組み合

        • それでも世界は美しい

          自分のダンス人生の半分以上の期間、ずっと好きでいるカンパニーが来日公演を行った。今のパートナーと付き合うキッカケになったそのカンパニー公演のチケットを取る際、安くはない額なので念のためパートナーに聞いてみると即答で「行く!」と言うので二人分を発売初日に押さえた。 前から4列目のほぼドセンターなんて席は今まで座ったことが無い。ダンサーが低い姿勢になってしまうと少々見づらい席ではあったがダンサー達の息遣いや繊細な所作がしっかり見える席だったのはとても良かった。 演目はこの数年

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        6月7月のstudio CASTレッスンスケジュール

          続・駆け込み発症

          前回診てもらった時からヘタをすると数年経ってしまったにも関わらず以前と変わらず「はい、今日はどうしました?」と穏やかに問いかけてくださる所から始まる。 問診と立ち姿チェック数分。「うーん…」と思案して「じゃあ、これからやってみましょう」と提案されたのが2つの球が連なったマッサージボールで仙骨の上の筋肉をゴリゴリ解す筋膜リリース。普段もたまにやってはいるので「はいはーい」と気楽にやり始めたは良いが指示通りに動くと何箇所か激痛が走る。先生は、というと仁王立ちでニコニコしている。

          続・駆け込み発症

          8月・9月のstudio CASTスケジュール

          🔵8月・9月のstudio CASTスケジュール ※レッスンに関するお問い合わせ・ご予約は各種SNS(LINE、Instagram、Messengerなど)、または下記のメールアドレスからお気軽にどうぞ! castcontemporary@yahoo.co.jp ◉Contemporary Adv.¥3,300 8/3(土) 15:15~ 17:45 Worcle大久保 302 8/10 (土) 14:15 ~ 16:45 Worcle大久保 301 8/17

          8月・9月のstudio CASTスケジュール

          駆け込み発症

          実に久しぶりに身体を痛めている。体感では5年前のあわや再起不能かと覚悟を決めた酷いぎっくり腰以来かと思う。 この数ヶ月の間じわじわと進行してきた症状は股関節の擦れ合うような違和感と痛みに端を発し、それを庇ってなのか同じ方のアキレス腱の鈍痛に移行し先日遂に同じ側の腰の疝痛へと繋がってしまった。 もともと仙腸関節が異常に緩く開脚前屈は股関節や内転筋の柔軟性では無くガバッと骨盤自体を開くことで虎の敷物の如くベッタリと床に伏していたのだが、5年前の事故を機に骨盤を固定した上での新

          駆け込み発症

          オールドレンズ②

          さて、前回いそいそとオールドレンズを買って帰ってきた話をしたが今回は実際に使ってみてどうだったかの話をしたいと思う。 詳しい方はすっ飛ばしてお読み頂くとして、現行のデジタルカメラに昔のフィルムカメラのレンズを装着するためにはマウントアダプターというフランジバック(レンズの装着面からカメラのセンサーまでの距離)を調節したりねじ込み式の旧型レンズをワンタッチで装填出来るようにする装置が必要になるので、レンズを買う前に先ずは適合するマウントアダプターをAmazonやヨドバシカメラ

          オールドレンズ②

          オールドレンズ①

          コロナ突入直前にデジタル一眼レフカメラをいきなり購入し使いこなせぬまま次々に仕様の異なるカメラを購入してこの短期間で4台ものカメラが手元に集まってしまった。こんなんじゃいけないと熟考を重ねFujifilmのミラーレス一眼カメラだけを残して他の3台を売却し、その売れたお金で手元に残したカメラの映像撮影にも定評のある上位モデルを購入。 かくしてFujifilmのミラーレス機が2台手元にあるわけだが今のところ浮気性の虫も騒がずとても満足している。 本体に関しては。 そう、レン

          オールドレンズ①

          噫無情

          感情の向くままに書き記すととんでもなくAgressiveなニュアンスになり己の業の深さに辟易することが度々あって、そんな時は信頼出来る誰かにその下書きを読んでもらって返ってきた感想に救われ早まってあんなものを公に明らかにしなくて良かったと溜飲が下がる。 「溜飲が下がる」を誤って使っているが、やってはいけないことを正しく咎められるのは自分の中に捻じ曲がったプライドがどっかりと存在していない限り妙にスッキリするものだ。してやったり、の溜飲ではなく嗚呼やられた…の溜飲。 こうい

          All of us Strangers

          何故安くもない料金を払って映画館で映画を観たいと思うのか。映画が好きだから、の理由だけで十分なのだが細々と心理をほじくり返すのが好きなのでちょっと考えてみる。 「映画館」という非日常な空間で鑑賞する愉しさは筆頭に挙げられるだろう。不特定多数の他人と肩を並べて虚空を漂う様々な感情を肌で感じながらスクリーンに没入する。これはどんなに素晴らしいホームシアターでも味わえない醍醐味。誰かと一緒に観劇する事が死ぬほど嫌いな性分なのに家で独りきりで観るのも嫌い。例え横でボリボリ煎餅を食べ

          All of us Strangers

          Phantom

          一気に様々なものが繋がる瞬間が定期的に訪れる。 大抵その直前には煮詰まったようなスッキリとしない期間がある程度続き、きっとこれを乗り越えるとトンネルの向こうには見たこともない美しい景色が突然出現するんだろうなぁ…と淡い期待を抱いてやり過ごすことにしている。 トンネルの長さはまちまちではあるが長くても1週間。早い時には数時間で抜け切ることもある。「見たこともない景色」という形容は決して過剰な描写ではなく毎回驚かされるし間違いなく待ち望んでいた質感のものであるから狙って宝くじ

          戦争ゲーム

          多分自分の感覚が変なんだろうなと自覚することは多々ある。 例えばいかにも涙を誘う哀愁感たっぷりの曲に感情移入してサメザメとした表情で歌詞をそのまま忠実に再現するような意味合いの踊りを恍惚と踊る人を観ているとここはヤクーツクかしら?と錯覚するぐらい気持ちが冷える。周りは?と見回してみると皆さんもれなくサメザメと泣いていらっしゃる。 あぁ、またか、とそこで我に返る。 そのまた真逆の現象も起きることがよくあって、本当に何気ない日常のワンシーンの描写で哀しさなど微塵も無いのに音

          戦争ゲーム

          虚空と様式美

          パートナーからは散々やれと言われていたがなかなか手を付けられずにいた事を一つ始めた。 それはこれまでに自分が創ってきた作品のアーカイブスを整理して公にお披露目する事。各作品のDVDのストックはあるのだが、いかんせんデジタルに弱いためYouTubeや SNSにアップ出来ずにいた。去年買ったMacBookも一眼レフで撮ったデータを取り込んで編集する作業こそ慣れたが、DVDのデータを読み込むなんてことは想像もしたことが無くサッパリ理屈が分からないと人間て虚空を見つめるんだなぁと再

          虚空と様式美

          布石

          調子に乗るとコケる。これまでの人生で何度も経験しながらも懲りずに繰り返してきたことの一つ。なぜ学習して二度と同じ過ちを冒さないように気を付けないのか、己の浅はかさにつくづく呆れる。 2005年の旗揚げ公演の成功に気を良くした僕は2年後にとんでもない大風呂敷を広げる。公演を観て、或いは出演者から話を聞いて、新たなメンバーが沢山スタジオに来てくれるようになり、きっとこの人数をもってすれば凄いことが出来るぞ!と有頂天になりとんでもない規模の公演を催すことにした。 改めて当時の映

          「空」

          なにかしらの理由があってトラウマになってしまった事に対して驚くほど呆気なく封印が解けることがある。 今がまさにそんな時期。これまでどうしてそんなに意固地に過去の自分や周囲を否定し続けてきたのか今となっては苦笑するしか無いのだが、当時は本当に辛くて苦しくてもう二度とやるもんか!と心を閉ざしていた。 きっと誰かに辛辣な批評でも言われたのだろう。あるいは当時の自分の理想が高すぎて自分も周囲もその高みに至れない不甲斐なさが主な理由なのではないかと経験上推測する。 微かな記憶の中