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駆け込み発症

実に久しぶりに身体を痛めている。体感では5年前のあわや再起不能かと覚悟を決めた酷いぎっくり腰以来かと思う。

この数ヶ月の間じわじわと進行してきた症状は股関節の擦れ合うような違和感と痛みに端を発し、それを庇ってなのか同じ方のアキレス腱の鈍痛に移行し先日遂に同じ側の腰の疝痛へと繋がってしまった。

もともと仙腸関節が異常に緩く開脚前屈は股関節や内転筋の柔軟性では無くガバッと骨盤自体を開くことで虎の敷物の如くベッタリと床に伏していたのだが、5年前の事故を機に骨盤を固定した上での新たな可動域や柔軟性を追求してきた。

取り急ぎ自分で対処出来ることは全てやり尽くしてみて中臀筋と斜角筋のあり得ない張りを発見した。が、所詮素人見立てなので「で?」と先の見えない不安に取り巻かれる。「もう自分で全部調整出来ちゃうでしょうから来なくて良いですよ」と太鼓判を押されたのか見放されたのか分からない事を言われたパーソナルトレーナーに連絡してみると直ぐに診てくれることになった。

ひとまず安心。病は気から、とはよく言ったものでそうなると前日までの不具合がみるみる楽になっていく。不安やストレスが身体に与える影響の甚大さを再確認。プラセボ効果なんてその最たるものだ。でも所詮根治はしてない身体なので調子に乗らずに明日は大人しくパーソナルトレーニングを受けてこようと思う。

3の倍数の月はぎっくり腰発症警報の月、と整体の専門家から聞いたことがある。「なんだか調子良いぞ〜♪」と油断していたら軽傷ではあるが駆け込みでぎっくり腰発症。季節に敏感というか素直というか、そんな身体を恨めしく感じることもあるが、それよりも大自然の力を前にどうしたってその影響力からは逃れられない宿命を晴れやかな気持ちで受け入れた方が愉しい。

こんなことするぐらいには元気です

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