グルテンフリーのその後

グルテンフリーという身体の棚卸しみたいな事をしていると前回の記事で書いたが、猛暑でバテることもなく寧ろ元気なぐらいだ。

ここ数年、毎年更新される「記録的な猛暑」の謳い文句にゲンナリして夏は時間があれば涼しい室内でダラダラしていたい派だったのだが、今年は少し様子が違う。

流石に炎天下に一定時間居るとダメージは来るので帰宅してからアイス食べて昼寝なんぞするも10分程寝るとパッと目が覚めてしまいイソイソと夕ご飯のおかずの買い出しに行ったりキッチン周りの利便性を向上させるべく大改修を始めたりしてしまう。

とにかく起動力が半端ない。というかじっとしていられない。

日本人はグルテンをうまく消化吸収できない体質だと聞いたことがあるが、僕はその典型だったのかもしれない。そんなに四六時中パンとパスタとうどんばかり食べていたわけではないが、思い返せばそういう食事の後は決まって異常な眠気に襲われたり身体が重くなっていた。腸にへばりついたグルテンの層が他の大切な栄養素の吸収を妨げていたり、分解できないグルテンを躍起になって消化しようと身体が頑張りオーバーヒートしていたのかもしれない。

そういう感覚がまるで無くなった。消化がスムーズだから早くお腹が空くかと思えばそうでもない。ちゃんと一定時間を経てお腹が空く。加齢も手伝って胃の容量も定まり暴食も無い。「ちょっとお腹空いてるけど別に間食も必要ないなぁ」という状態では頭も良く回るし身体の動きも良い。

良いことづくめではあるが気をつけたいこともある。

それは「宗教的な盲信」。

効果を感じる何かに出会えるとそれだけで宇宙の摂理全てが理解できてしまうかのような錯覚を覚え、自分だけで納得しているならまだしもネズミ講よろしく「私はこれでこんなに豊かな人生を送れるようになりました」と涙ながらに誰彼構わず公言するトラップには嵌りたくないなぁということ。

身体の細胞は一定周期で生まれ変わっているのだから、この瞬間に良いと感じたことも時間が経てば新しい身体に合わなくなるのは当然。今回のグルテンフリー計画だってたまたま現時点での身体が必要としていたから効果を感じただけの話であって、数ヶ月後数年後には毎食ラーメンドカ食いしているかもしれない。

Amazon Prime Saleで購入したイワキのタッパーを使いたくて作り置きを大量に作成

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