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身の内に海を溜める

 2023年10月27日
 午前2時頃の脳内にいきなり湧き上がった。

(文字数:約400文字)


 紙媒体の書籍に限らない。
 私は小説のみを崇高とはしない。

 マンガであろうと映画であろうと、
 音楽であろうと舞台であろうと、
 古典であろうと最新型ラップであろうと、
 スポーツであろうとライディングであろうと、

 私は血肉から湧き出た表現全てを尊ぶ。

 私の感覚においては誰しもが、
 膨大なページ数を有する書籍と同様。

 享受して身の内に海を溜める。
 ああ余裕で身に収め切れる。

 時折海の底から言葉を拾い上げる。
 天からの啓示ごときであるものか。

 血肉を侮るな。

 胸いっぱいに吸い込める空気があるのなら、
 まずはそこを寿げ。

 呼吸すらろくにさせてもらえない状況など、
 そこかしこに存在する。

 我々一人一人がそれぞれに作り上げた空気だ。
 罰が当たるのは当然だろう?


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