あなたを待っているもの

落ち込んで、泣いている人が居て、その人はもう死にたい、と言いました。
そう言う時、あなたなら、なんて答えるだろうか。
「ダメだよ、死にたいなんて…」
と言いたくなる？多分ね。でもね、心理学によると、否定されればされる程、人ってやりたくなる所が有るんだって。
天邪鬼？
そうかもね。

でもさ…。そう謂う事もあるよね、人によっては。

疲れてしまった、元気が出ない人へ。1分時間をください

じゃ、なんて言うか。ビクトールフランク博士が、
「あなたの訪れを待っている何かが有るんだ。それはいつ頃で、あなたを待っているって何なのか。それは、誰？何？ さぁ、考えてみて」

泣きながら、疲れ果てて、死にたいって言ったら、人によっては開き直って、
「じゃ、死ねよ。あ？」
なんて言っちゃうと、死んじゃうよね。ホントに。

人間って最終的にそう謂われると、死んじゃう。じゃ、そうするわ、見ていてよ、と死んだ人の数は思う以上に多いのです。

精神科医もそれは分かっていて、以上以下で云える素敵な言葉ってすぐには見つかりません。
だから、フランク博士の様に、
「あなたを待っているものは何？」
と訊くのが、精一杯です。

ひすい先生が言ってるように、
「あなたの事を待っているのは、あなたの身体に流れる血、あなたの身体の中で育成していくもの…。それはあなたの身体です。
自分を信じられなくても、あなたの身体は待っています。
あなただけを」

私だったら、あなたを待っているのは、私、って言った事あります。
自慢じゃないけど、元学友が複数、自殺未遂や自殺してしまった人が居ます。だから、窓から飛び降りようと呆然自失してる人や、ナイフで自分を切りつけている人に説得して、死のうとするその腕を掴んで離さなかった事もある。

「死んでは、いけない。私が悲しむ。私、あなたに死んでくれと言いましたか。あなたは私を悲しませて、悲嘆にくれさせたいの？
あなたが自分を信じなくっても、私は信じてる。
だから、死なないで」、
と。

死にたくなったら、考えて。死んではいけない。
あなたを待っている人や物事がある。
あなたの血肉があなたの次の動きを待っている。
私があなたの掌を握って、心の底から待っている。

そして、神もあなたを待っている。

忘れちゃいけない言葉。あなたを待ってるよ。

ほら、手をよこしなさい。