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マーケティングの苦手意識を克服!?身近なものに例えて学びを血肉に変える。

デジタルマーケティンググループ所属!
「入口~出口~勝手口~♪」の出口です!

日頃、デジタルマーケティング業務に関わっていると横文字がたくさん出てきますし、覚えることも多いうえに担当する領域も広いので、少なからず何かしらに対して苦手意識ってありますよね?

今回ですけども、苦手意識を少しでも無くせるように、具体的にイメージしやすいように身近なものに例えてみて物事を考えると案外上手くいくよ!という話をします。


身近なものに例えてみよう

例えば、上司から自社のターゲットとなる顧客に合わせた打ち手を考えたいので、以下のような形で顧客情報を整理してくれと依頼を受けたとします。

<前提>
・私は入社したばかりの新人マーケター。
(あるいは別部署から異動してきたばかりの新人マーケター)
・自社ECのデジタルマーケティング業務を担当。
・マーケティング経験値はゼロ。
・横文字が苦手。
<上司からの依頼内容>
・次年度の自社ECのデジタルマーケティング戦略を考えたい。
・現状把握のために、顧客の何かしらの「特徴」でグループ分けをする。
・顧客を細分化してニーズを抽出するために「表」を作る。
・「◯◯、◯◯、◯◯…」といったかたちで顧客毎の優先度をつける。
・グループ分けをした顧客に対して打ち手を検討する。
※自社のポジショニングなどの話は割愛

上司からヒントはもらっているものの、理解が追いついていないので完成イメージが思い浮かばず、資料化することが難しい状態です。よ~いドン!でスタートして、すぐにゴールにたどり着くことは難しいです。ググってフレームワークを使おうとしても、前提知識が足りていなかったり、理解度が浅いとフレームワークを正しく使うことはできません。逆に『思考の沼』にハマってしまい停滞することのほうが多いです。そんな時は業務進捗を少しでも進めるために、視点を変えてみて資料の完成イメージを考えることにします。

私の場合ですと、ビデオゲームが好きなので、ビデオゲーム(対戦ゲームやカードゲーム等)で使われることが多い『ティア(Tier)表』で例えて考えてみることにします。


ゲームでよく耳にするティア(Tier)の意味とは?

そもそも、ティア(Tier)とは英語で、「層」、「段」、「列」といった意味があります。

対戦ゲームの世界では、強さを表すランキングの階層という意味で使われることが多いです。強さを段階にわけて表したものがティア表(ティアリスト等)です。ゲームのプレイヤー(選手)やゲームのキャラクター、戦術など、様々な強さを表すのに使われています。
1番つよいものを、トップティアやティア1と呼びます。
2番目につよいものを、ティア2と呼び、3番目がティア3といった呼び名になります。ティアの数値が大きくなるほど、弱いということになります。

逆にカードゲームの場合だと、メタゲームにおける、あるアーキタイプの流行度をしめすもの。『強さ』ではなく『流行度』を表す言葉として使われていたりします。例えば「Tier1が◯◯デッキでTier2が◯◯デッキ」というように後ろに数字をつけて使う言葉で、数値が大きくなるほど流行度は低くくなるので対策が手薄になるという形になります。

いずれにせよ、ティア(Tier)とはゲーム上で『強さ』あるいは『流行度』を意味する言葉になります。


実際に身近なものに例えてみる

資料の完成イメージを持つために、上記で述べた「自社ECのデジタルマーケティング業務を担当」という前提のもと、ビデオゲーム(対戦ゲームやカードゲーム等)で使われることが多い『ティア(Tier)表』で例えることにします。

上記はイメージ図となりますが、顧客毎の商品の購入頻度や購入金額をもとに「ティア(Tier)表」に例えて顧客情報を整理した表を作ってみました。
こういった形で顧客情報を整理するだけでも、ティア(Tier)ごとに「ここの状態の顧客に対しては、◯◯という対応をしていくのが良いかもしれない」という当たりをつけれるようになったり、具体的な施策イメージを持つことができるようになります。

さらに、直近の購買日(◯ヶ月以内)、購買頻度(◯回以上)、購買金額(00,000円以上)というような情報を上記の図に追加して肉付けをすることで、より詳細な顧客分析を行うことができるようになり、打ち手の質や根拠を向上させることもできます。

完成イメージや業務(依頼内容)への理解を深めるためにも、漠然とした状態のままでゴールを目指すのではなく、まずは身近なものに例えて情報整理を行い可視化することが、完成イメージへの近道だと私は考えています。


小さなことからコツコツと!

小さなことからコツコツと!

デジタルマーケティング業務において、コンサルタントやプロデューサーと呼ばれるような人たちは、はじめから一線で活躍したわけではありません。
学びや様々な経験を経て己の血肉にして業務遂行を繰り返すことで到達できる頂の1つです。

やはり、一足飛びにはいきません。
一歩ずつ確実に前に進むことが何より大切だと私は思います。

マーケティング業界の先輩たちにとっては小さな一歩かもしれませんが、新人マーケターにとっては偉大な一歩になるのです。
心配すんな。全部上手くいく。

では、また次の機会にお会いしましょう。

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