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愛を語る

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大好きなものへの愛を綴っています。
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Queenを愛してる #The Rhapsody Tour 2024 & IMAX

Queenを愛してる #The Rhapsody Tour 2024 & IMAX

夫への布教

イギリスのロックバンド、Queenが好きだ。10年以上推し続けている。
ひょんなことから付き合う前の夫がQueen好きと思い込み、仲良くなりたい一心でアルバムを聴き込んでいたら、どっぷりファンになってしまった。聞き覚えのある曲ばかりだったのが大きい。幼少期に車で『Greatest Hits』(アルバム)を流し続けてくれた父親に感謝である。

そんなQueenの来日公演があると知り、チ

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ミモザの女

ミモザの女

ミモザ。ふわふわほわほわしたポンポンが集まった、黄色い小さな花。は〜〜可愛いなあ愛おしいなあ。「可憐な」って形容詞はあなたのために使うのね……!と全肯定してしまうくらい、そのすべてを愛してる。春先になると至るところに現れて、それがまた幸せ。

ミモザが好きで好きで、ミモザにまつわるもろもろを集めたよ!というお話です。

植物のミモザそもそもミモザとは

なる……ほど……!複雑なのね、ミモザ。
本当

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旅先で食器を集めたい ─波佐見焼にひとめぼれ

旅先で食器を集めたい ─波佐見焼にひとめぼれ

 もともと食器には興味のなかった私。手持ちは実家から持ってきたものや、百均で買ったものばかりだった。

 ところが、お祝いでいただいたお皿をきっかけに、考えが180°変わった。いただいたのは渋めの和皿で、初めて手にするタイプ。せっかくだから、とおかずを盛ってみて、驚いた。お皿に乗せただけで特別感が出る。心なしか美味しそうにも見える。ただの野菜炒めが、こんなに映えるなんて……!

 以来、休みのたび

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ひよっこカメラライフ、始動

ひよっこカメラライフ、始動

 数年前に買ったミラーレス一眼をひっぱり出してきた。社会人1年目、初めてのボーナスで買ったカメラ、OLYMPUS PEN E-PL9。一眼レフってかっこいいなあとふんわり憧れて、でも新型は高くて手が出せずに、型落ち品を買ったのだった。遠距離恋愛だった当時、格安のビジネスホテルに素泊まりして、いろんなところに行った。観光地も、近場の公園も。出先でたくさん使おうと意気込んでいたのも束の間、流行り病で旅

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推しかけている

推しかけている

 最近、とあるボーイズグループの歌ばかり聴いている(気恥ずかしいので名前は控えます…)。四半世紀生きてきて、初めて特定のグループを推しかけている。

 友人たちは皆ご贔屓の歌手やアイドルがいて、それが昔から羨ましかった。新曲を買っただのコンサートに行っただの、「推し活」の話をする彼女たちの表情は明るくて楽しげで、キラキラ輝いていた。私は流行りの歌を浅く広く……広くはないけれど、多少は聴くタイプ。い

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わたしの本棚

わたしの本棚

 本棚を眺めるのが好きだ。人の本棚も、自分の本棚も、目の前にすると心が躍る。色とりどりの背表紙にわくわくする。

 友人の部屋にお邪魔すれば、つい本棚を見てしまう。好みのジャンルもファンの作家も、会話だけではその一部しか知り得ないけれど、本棚なら一目瞭然にわかるのだ。人の嗜好を覗き見ているようでちょっぴり後ろめたい、でも、楽しい。どうしてこの本を選んだんだろう、どんなところが刺さったんだろう、そん

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香水、付けたいけれど、

香水、付けたいけれど、

 初めてデパートで香水を買った。

 日曜日、高校時代の友人とショッピングへ出かけた。彼女の寄りたい店がボディミストを買ったブランドだったので、いいものがあれば私も欲しいな、と思っていたのだ(素敵なイラストをお借りしていますが、CHANELではないです……)。

 クリスマス商戦真っ只中のデパートで、化粧品売り場の一画へ向かう。友人のお目当てはヘアオイル。いろんな香りが展開されていて、どれを買うか

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ゴッホ展の備忘録

ゴッホ展の備忘録

 上野のゴッホ展に行ってきた。

 美術に疎い私だけれど、名前を知っている画家の展覧会は気になってしまう。大学で学芸員課程を取っていたこともあって(結局資格は取れなかったけれど)、美術展に足繁く通う同級生がたくさんいたのだ。いつもよりちょっぴりお洒落をして、颯爽と展覧会へ向かう彼女たちは魅力的だった。教養深くて素敵だなぁ、と憧れた。その面影に、いまだに影響を受けているのかもしれない。

 初めて本

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焼きいも 干しいも さつまいも

焼きいも 干しいも さつまいも

 スーパーの焼きいもを初めて食べた。

 朝ごはんを買おうとパンコーナーに寄ったら、袋に包まれた焼きいもが半額で売られていたのだ。おそらく、スーパーの焼きいも機で作られた、その日の売れ残り。「紅はるか」という品種らしい。
 安い!と恋人が喜びの声を上げ、明日の朝ごはんにしよう、と提案してきた。彼はさつまいもが好きなのだ。 
 あまり気乗りしないまま、いいよー、と頷いた。素朴なさつまいもは嫌いじゃな

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懐かしくてやさしい 現代短歌

懐かしくてやさしい 現代短歌

最近、小説が読めない。
物語の世界に浸ることがあんなにも楽しくて、わくわくするのだと再認識したはずなのに。積読が机の上で待っているのに、どうも開く気が起きない。

きっとなんとなく気分が沈んでいるせいだ。夏から秋へ移り変わるこの時期、いつも調子を崩してしまう。
浮きつ沈みつしながら仕事へ行き、家に帰り、疲れて眠る。生活するだけでエネルギーを消耗してしまう。
能動的に文庫本の文字を追うよりも、受動的

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個展に行きたい

個展に行きたい

絵って、いいなぁ。

好きな絵って、眺めているだけで作品の世界に吸い込まれるような心地がします。一瞬現実を離れて、作品の世界に入り込んで、その空気を感じ取れるような。

個展にいきたいなぁ、と思っているイラストレーターさんがいます。

ひとりめは、安福望さん。
以前、『お気に入りの作品』を語る記事で触れたことのある方です。

現代短歌の歌集や、詩集で挿絵を描かれています。
岡野大嗣さんの『サイレン

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『ブリジャートン家』を語る

『ブリジャートン家』を語る

連休っていいですね。来週木曜は秋分の日だし、祝日万歳な気分です。ずっと家にこもっていたいなぁ。気の向くままドラマを観返すなどしています。

昨日観たのは『ブリジャートン家』。Netflix独占配信の海外ドラマです。

舞台は19世紀初頭のロンドン。
名門貴族ブリジャートン家の長女、ダフネの社交界デビューから結婚までの道のりと、彼女を取り巻く人間模様が描かれます。語り手は正体不明のライター、レディ・

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通勤鞄にミッフィーを忍ばせる

平日って憂鬱です。
自分が望んで入った職場なのに、働きたくねーーーといつも思っています。やりがいは有給とお給料と、金曜終業後の達成感くらい。それ以外は、労働が禁止にならないかしらと甘美な妄想に耽ったりしています。

単調な毎日を繰り返す中で、最近のささやかな楽しみは、最寄りの雑貨屋さんに寄ること。閉業時間に間に合う日はいつも寄って帰ります。

可愛い小物や洒落たお菓子を眺めているだけで、あったかく

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『花束』と恋人と

『花束』と恋人と

「思い出の曲」のタグを見て、いちばんに思い浮かんだのがback numberの『花束』です。

大学時代にback numberが大好きな時期があり、ベストアルバムの『アンコール』をウォークマンに入れて聴きまくっていました。
花束はアルバムの2曲目。最初はサビのメロディに惹かれて好きになりました。「僕は何回だって 何十回だって」の「十回」で半音上がるのが、なんともツボで。
そのうち歌詞にも目を向け

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