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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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#文章

初心者ライターの私が知らなかったこと10選

初心者ライターの私が知らなかったこと10選

こんにちは、堀田です。
noteを書くのは何年振り?というぐらい久しく更新していませんでした。

Webライターへの転身と同時に立ち上げたこのnote。
思い入れはたっぷりです。
これからはもう少しちゃんと更新したいなと思う次第であります。
(「月に〇回」とか「最低でも〇ヶ月に1回」とか具体的な数字を言わないあたり、あまり期待はしないでくださいw)

前置きはさておき。
今日のテーマは「初心者ライ

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ライターが獲得すべき「よみたくなる文章力」とは、一体何なのか

ライターが獲得すべき「よみたくなる文章力」とは、一体何なのか

Books&Appsに寄稿をいただいていた、patoさんが本を出されるというので、帯に推薦文を書かせていただいた。

こういうことはあまり軽々しく引き受けるものではないが、今回お引き受けした理由は、patoさんは「文章力」というテーマを語るにふさわしい人だと思ったからだ。

だが、patoさんは決して「分かりやすい文章」を書くわけではない。また、「役にたつ文章」を書くわけでもない。

逆に言えば、

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文章に説得力が必要な理由

文章に説得力が必要な理由

読者を虜(とりこ)にするためには、
文章に説得力が必要です。

芸能人やインフルエンサー、
権威ある肩書きの人ならば、
「なんでだろう?」と思える文章も、
「この人が言うならば」と納得します。

でも、とくに影響力も持たない一般人なら
文章に説得力が必要です。

でないと、
「なんだ、こいつ?
 適当なことばかり言いやがって」
と即座にスルーされます。

というわけで、今回は、
「文章に説得力をも

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文章作法を守る意味

崖っぷち作家のニジマルカです。

先日、仲間内で文章作法について話題になりました。

今回は「文章作法を守るとはどういうことか」という話です。

文章作法とはほとんどの方はご存じだと思いますが、文章作法について簡単に説明しておきます。

文章作法とは、文字どおり、文章を書くときのルールです。

たとえば、以下のようなものがありますね。

三点リーダは「…」を偶数個つかう
× 「そうなのですね・・・

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あなたが文章を書くのに起承転結をやめたほうがいい理由。【ブロガーのためのスクワット09】

あなたが文章を書くのに起承転結をやめたほうがいい理由。【ブロガーのためのスクワット09】

■まずはこの記事を含むマガジンの登録を強く推奨する。単発記事の価格が変動してもマガジンは1800円据え置きなのでお得である。

ちなみに、前回の記事はこちら(諸事情で公開順を入れ替えたので、当初の次回予告と内容が変わっているのはご容赦願いたい)。

「起承転結くそくらえ」と書いたワケ。

 われわれはなぜか、小さい頃から「起承転結」というものを教わる。それはある種の文の読解には使えるかもしれないが

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宣伝会議の「編集・ライター養成講座」説明会に出てみた

宣伝会議の「編集・ライター養成講座」説明会に出てみた

しばらくは「書くこと」を頑張る、と昨日投稿しました。そして、思い立ったら即行動!ということで、早速ライター養成講座のオンライン説明会に出てみました。

これです。

「編集・ライター養成講座」主催しているのは、宣伝会議という出版社さん。僕はど素人なので恥ずかしながら初めて知ったのですが、広告・宣伝分野の雑誌を出版するとともに、編集者やライターの養成などの教育事業も幅広く展開されているそうです。

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自分の文章を読んで嫌悪感を抱いてしまうのをどうしたらいいか(文章を書く心がけ)

自分の文章を読んで嫌悪感を抱いてしまうのをどうしたらいいか(文章を書く心がけ)

質問はじめまして。いつもツイッターなどで拝見しております。先生の、信仰と思慮の深さあふれる文章に憧れております。

私も、書くことや言葉について知ることに関心があります。しかし、自分が書いた文章を後日読みますと、「つたなさ」や「つまらなさ」だけではなく「自意識の過剰さ」を強烈に感じてしまい、生理的に嫌悪感を持ってしまいます。そのため継続的に文章を書くことができず、結果的に進歩しません。

漠然とし

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「楽しいアルヨ」←なぜ中国人をイメージする?

「楽しいアルヨ」←なぜ中国人をイメージする?

◆「今日は暑いアルネ」

こういった話し方を聞いたあなたは、間違いなく中国人をイメージしましたね?
私もです。

ですが、実際に「~~アルヨ」と中国人が話す様子を見聞きしたことってありますか?

私は、ない。
一度もない。

「アルヨ」と話す中国人なんていないのに、「アルヨ」を聞くとなぜか中国人をイメージしてしまう。

というわけで、今回のお題。

1.そもそもどんな人が「アルヨ」を使うのか?

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人は見た目が9割!文章だって見た目が9割!(かも!)

人は見た目が9割!文章だって見た目が9割!(かも!)

読まれる文章は、身だしなみ(見た目)にだって気を配ってるんです!

こんにちは、くろめがです。

みなさん、自分の文章の美しさって気にしたことはありますか?

え、なに!?
くろめがが意識高いこと言い出した!?

と思われた方、ご安心ください。

格調高い表現〜とか、奥行きのある言い回し〜とか、アウトプットのための知識をつけましょう!とかそういうやつではありません。

単純に「ぱっと見」「見た目」

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私が下書きをしない理由

文章の書き方について書いてみる。

これは自分だけの感じ方かもしれないのだが、noteに何かエントリを書くときは、書きたいその時に一気に書くというのが一番良い気がする。

実際、自分は下書きというものをほとんどしない。しても上手くいかないことが多いのだ。もちろんnoteにも下書き機能があるので、途中まで書いて詰まったら下書きとして保存しておき、気が乗ったときに続きを書けばよいはずなのだが、これがで

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「括弧」の使い方を知ろう【文章術071】

「括弧」の使い方を知ろう【文章術071】

※前回の投稿から時間が開いてしまい、大変恐縮ですが、マイペースに投稿再開していきます。またよろしくお願いいたします。

本noteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。

今回は、記事執筆における「括弧(かっこ)」の使い方で、意識したいポイントをまとめよう。細かい内容になるが、職業としてのラ

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ライティングスキル|読まれて愛される文章術

ライティングスキル|読まれて愛される文章術

Kindle出版をサポートしていて、よく聞くお話があります。

それは「書くのが得意だと思っていたけれど、なぜか、なかなか書けないんです」というお悩み。

日記やジャーナリングのように、自分のために書く文章。
そしてKindleのように、読者さまに読んでもらうために書く文章は、やっぱり書き方が違います。

とくに、無料で読めるnoteやX、インスタ投稿とは違い、Kindleは少額であってもお金をい

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エッセイに必要なのは妄想力ではなく傾聴力

エッセイに必要なのは妄想力ではなく傾聴力

私は日記やエッセイを読むのが大好きである。
アメブロとかも好きな文章を書く人は、ダダ―ッと追いかけて数年さかのぼるなどザラだ。
noteでも好きにフォローしているが、普段の文章が上手くて読みたいなと思う方を積極的にフォローさせてもらっている。(別にフォロー返ししてくれなくても平気です。してくれるとめちゃ嬉しいけども)

ビジネスフォローとか無理だし(面倒)以前書いた通り無精なので、スピリチュアルに

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自然体から発せられる言葉に勝る名言なし。

自然体から発せられる言葉に勝る名言なし。

 専門用語が炸裂する専門分野はさておいて、普段の会話やメールの遣り取りで、難解な言葉をこよなく愛してやまない人がいるが、それでは、伝えたいことは伝わらない。

 難解な言葉を遣う方が頭の構造が良さそうに見えるが、それは表面だけのことで、実際には頭の構造が悪い人が多い。そこで、相手の理解力や読解力を考慮しつつ、核心を伝えるのが、頭の構造が良い人の手法である。

 また、江戸時代のような稀有なる故事

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