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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2023年1月の記事一覧

米津玄師が読み聞かせる桃太郎

米津玄師が読み聞かせる桃太郎

昨日の飯のことも覚えてないくらいなんで、これがいつ頃の話だったかよく覚えてないんすけど、どこかの片田舎に老夫婦が暮らしていたんですよ。

ある日、お婆さんが日常の営みとしてランドリーに、、あ、この村の場合は川なんすけど、洗濯をしに行ったら、そこに大きな桃が流れてきて….。確か、その時のサウンドはドンブラコドンブラコだったかもしれないですね。

川ってそもそもパブリックな場所じゃないですか。だかぁ、

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noteで読まれるコツ、ネタの集め方、『結局、人の悩みは人間関係』出ます、インタビュー募集してます

noteで読まれるコツ、ネタの集め方、『結局、人の悩みは人間関係』出ます、インタビュー募集してます

noteのネタの集め方ですが、まずネットで話題になっていることについて書くのは「禁止」って決めることをオススメします。

例えば、ツイッターのトレンドで話題になっていることとか、芸能人や政治家の不祥事のこととかをテーマにして書いて、そのコラムが面白い人って、天才というか、もう既にメディアで連載なんかをもっているプロだけです。

僕を含め、そういう旬のネタって、ほとんどの人がそんなに面白くは書けない

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いいタイトルには「潔さ」と「驚き」がある

いいタイトルには「潔さ」と「驚き」がある

こんにちは、くろめがです。

前回はタイトルって思ってるより大事なんだぞー!という話をしました。

今回は、じゃあ具体的にいいタイトルってなんなのか?について考えていこうと思います。

私的!独断と偏見で選ぶ、良きタイトルのベストセラー3選ではさっそく、タイトルにインパクトのあるベストセラーをいくつか見てみましょう。

みなさんも一度は目にしたことがあるであろうものを引っ張ってきました。どれも私の

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僕らの表現はなぜ相手に届かないのか。「伝える」と「伝わる」のちがい

僕らの表現はなぜ相手に届かないのか。「伝える」と「伝わる」のちがい

先週末、ぎふメディアコスモスを会場として開催されている「メディコス編集講座」で、グリーンズのスズキコータさんに声をかけてもらい、ゲスト講師をつとめさせていただいた。

テーマは「写真も撮れる編集・ライターになるためのインタビューカットの撮り方」。

そもそも自分ができてるのか?!とツッコみたくなるお題で恐縮しつつ、あとぎっくり腰でうめきつつ、いざ岐阜市へ。

まずもってメディコスという場所がすごく

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「記事タイトル作り」が苦手→得意になる方法と、2022年に書いた記事一覧

「記事タイトル作り」が苦手→得意になる方法と、2022年に書いた記事一覧

2023年あけましておめでとうございます!まこりーぬでございます。

ここ数年、年末年始に「今年書いた記事一覧まとめnote」を執筆してきたのですが……

2022年は「経営者からもらった大事な言葉たち」を冒頭にまとめようとしたところ、奥が深すぎて(あと、SLAM DUNKの読破にうっかり集中しすぎて)休暇中にまとめきれず、完全に出遅れてしまいました。申し訳ありません。

そんな「経営者からもらっ

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【2023年版】UXライティングの勉強におすすめの本3選【現役UXライターがおすすめ】

【2023年版】UXライティングの勉強におすすめの本3選【現役UXライターがおすすめ】

私は現在、UXライティングを専門とするライターである「UXライター」としてテック企業で働いています。前職の楽天でも、アプリやウェブサービスのUXライティングを担当していました。

私がUXライティングについて学び始めたのは2019年頃でしたが、その頃と比較すると、日本語で書かれた専門書も発売されて、非常に勉強しやすい環境になりました。

そこで今回は、2023年現在でUXライティングの勉強におすす

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文章とは可視化である。と、今頃気づく。

文章とは可視化である。と、今頃気づく。

相手の話には一切耳を貸さない、言いたいことばかり一方的に話す、というのもある種の言葉の暴力のようなものかもしれない。僕は幸い「対談」「連載」という場のおかげで「自身の立ち位置、話す量的割合、話すスピードとBPM」について意識せざるを得ない。それって相当有り難いことだと思う。

こんなツイートをしてみた。

僕自身を振り返ってみれば、自分の都合でワーッと話してしまったり、全体的みたときに自分の割合が

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【ライターの裏側】インタビューが得意な私が、インタビュー前の徹底的な下調べはしない理由

【ライターの裏側】インタビューが得意な私が、インタビュー前の徹底的な下調べはしない理由

ライター10年目を目前に自分の実績を振り返ってみると、とにかくインタビューの仕事が多い。
インタビューライターを目指して活動していたわけでもないのだけれど、私は現場を回す能力に長けているので、相手に対してぶっつけ本番で色々とお話を聞くインタビューの仕事ではずいぶん重宝していただけている。クライアントさんがそう言ってた。
あと、パンフレットとかホームページとかの仕事って、同日にカメラマンさんの写真撮

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どんなに正論らしく語ろうとも、毒は毒

よく、私が拝読している「やらぽん塾長」様のトピックより。

やらぽん塾長様の記事は、たとえ扱っている話題がネガティブ要素を含んでいても、必ずポジティブシンキングのトピックに転換してくださるので、安心して読めます(*^^*)
私が改めて語るまでもなく、多くの方がご存知であろう大人気のクリエイター様ですね。
こんな形の引用で、もしも不快に感じられたら本当に申し訳ありません🙏

ジェラシーはやはり毒に

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noteをはじめるきっかけになったネタ、無事に記事化完了。

noteをはじめるきっかけになったネタ、無事に記事化完了。

ほとんどの方はご存知ないと思いますが、そもそもnoteをはじめたきっかけは、自分の得意ジャンルである教育系の企画が、予定していた媒体からNGを出されたことから始まりました。

で、最悪、noteに書こうと。
10月にはネタを集めてしまっていたので、いろいろ考えていたところ、

「あ、そうだ! 古巣に企画、出そうっと」

と、フェイスブックでつながっている、かつて一緒に仕事をしていた編集者に紹介して

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気が向いたらまた読んでいただけたら幸いです、みたいに文末を締める人いるけど、その一言はよほど面白い内容の時しかつけてはいけないと思う。下手くそゴミ文章の時ほどゴミっぷりが際立つので。

おもしろい文章の、ひとつの定義。

おもしろい文章の、ひとつの定義。

忙しくなると、ここに書く内容も仕事に関連したものが増えていく。

就寝前に本を読む。睡魔が眼前ギリギリに迫ってくるまで、Kindle端末でなにかしらの本を読んでいる。しかも読みかけの本が常時10冊近くあり、その日の気分によって「きょうはこれ」を読む。とくに Kindle端末での読書が増えて以降、ひとつの本をぶっ通しで読むことは、ずいぶん少なくなった。

いま中心的に読んでいるのは、昨年の早い時期に

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ボクは国語が嫌いだった

ボクは国語が嫌いだった

毎月、読書感想文を書くと決めたのは良いけど、最後に書いたのはいつだろう。記憶に残っているのは、小学生まで遡らないと覚えていない。中学、高校でも書いたはずなのに、何も思い出せない。高2までのボクは、国語や現代文、古文がめちゃくちゃ苦手だった。登場人物が何を思っているか試験で問われたとき、『そんなん分かるわけないやん!』と思ったのがキッカケだ。

たとえば、こんなシチュエーションを想像して欲しい。

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なぜ私の文章は長くなるのか(自分の頭の整理をしてるだけだから)

ツイッターでもフェイスブックでも「文章が長い、もっと簡潔に」と要望される。私が読者ならこんな長い文章読みたくないので、お気持ちはよくわかる。
ところが、私の文章は、他人に読んでもらうためというより自分の頭の整理のため。だから一度吐き出さないとどこで文章止まるか自分でも分らない。

文章を書く前は「ん?このテーマで少し書けそう」という気がして書き始める。けど、どんな事柄とリンクするか、どんな展開にな

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