二重作 拓也

格闘技ドクター/スポーツ安全指導推進機構代表/ほぼ日の學校講師/『Words Of P…

二重作 拓也

格闘技ドクター/スポーツ安全指導推進機構代表/ほぼ日の學校講師/『Words Of Prince』アメリカアマゾンsoul部門1位 最新刊『可能性にアクセスするパフォーマンス医学』。

マガジン

  • プリンス!プリンス!プリンス!

    ミネアポリスが生んだ現代のモーツアルト、プリンス。

  • 紫本主義

    弱いからこそ強くなれる。拙書『強さの磨き方』を公開。

  • パフォーマンス医学

    可能性にアクセスするパフォーマンス医学

  • SNSと・・・

    テクノロジーと人間、終わりなき旅。

  • 北九州 Kitakyushu

    我が故郷、北九州。その魅力と可能性を探していきたい。

最近の記事

声と身体の可能性 オペラ歌手×ドクター

「いろんなジャンルのパフォーマー、プレイヤー、表現者たちで集まって、磨き合ったり、学び合ったりしたら面白いんじゃないか?」 そんな動機からスタートしたパフォーマンスDojo。リアルおよびオンラインで、いろんなジャンルの才能が集い、叡智を共有するシンクタンクです。  ありがたいことにSNSやメッセージなどで「パフォーマンスDojoに興味がある」「パフォーマンス医学を学んでみたい」といった声をいただくようになりまして(感謝) 「せっかくなんで、やってみますかー!」 という

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    • 「なりたい自分になるために」中井祐樹×オケタニ教授×二重作拓也 

      Dr.Fの最新著書『可能性にアクセスする パフォーマンス医学』の内容は、著者が格闘技を通じて得たさまざまな知見をベースにしながら、より幅広い範囲に応用できるものになっています。 それは「パフォーマンス」という言葉が示す通り、スポーツの範囲すら飛び出して日常生活のあらゆる場面に活用できるほど。  そんな本書の発売記念トークイベントは、その内容にふさわしく、トーク・テーマも多岐にわたりました。今回は3月28日、東京・下北沢の「本屋B&B」にて行われたイベントの模様をご紹介しま

      • プリンス・コード04 ”Hello,Uptown&Welcome” 

        1987年5月8日。 プリンスはスウェーデンの首都・ストックホルムから『サイン・☮・ザ・タイムズ・ツアー』スタートします。  当時のプリンスはヨーロッパでの人気が急速に高まっていった時期で、同年3月30日に発売された2枚組アルバム『サイン・☮・ザ・タイムズ』はスイスで1位、オランダで2位、ノルウェーで3位、上位にランクイン。  映画『パープル・レイン』の印象も強いアメリカでは「ロックスター」「ヒットメーカー」と認識されていましたが、1986年の『パレード・ツアー』がon

        • プリンス・コード03 巨大な才能

          プリンスという才能はあまりに巨大だ。 アルバムの累計セールスは1億枚以上、2000曲を超える完成した未発表曲、今後100年新作アルバムを発表できる膨大なストック、ワンステージのギャラが1億5000万円から2億円、と見えやすい数字で語ることもできなくもない。 少年時代からほとんと休みなく創造し続ける人生を送っているはずのに、卓球やビリヤード、バスケットボールの腕前も一級品である。自らのブランディングはもちろん、先輩ミュージシャンをサポートし(時には代わりに借金を返済し)、後

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        • プリンス!プリンス!プリンス!
          7本
        • 紫本主義
          18本
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          29本
        • SNSと・・・
          12本
        • 北九州 Kitakyushu
          3本

        記事

          プリンス・コード02 ~大阪レト・レポ―ト~

          AUT-O-マティック今回のトークライブは「本当に来てよかった!」と思えるイベントでした。 プリンスが楽曲、アルバムのレイアウト、デザイン、衣装、PV等に込めたメッセージの解説に「そんなことまで考えてたのか!!」と頭にThunderが落ちまくりでした! 個人的に衝撃を受けたのはAutomaticの解説。 あの曲の疑問点が一気に解決しました! PVを見ながら「リサのタバコの灰がプリンスに落ちそうー」と、そんなとこしか見てなかった自分が恥ずかしいです…。 それ

          プリンス・コード02 ~大阪レト・レポ―ト~

          プリンス・コード01 ~Talk Live in大阪レト~

          「場がある」というのは、とてもありがたいことです。集まる側にとっては、特に。 だけど「場をつくる/維持する」というのは簡単なことではなくて。想像できないくらい、いろんなことがあるはずです。それでも志をもってやり続ける人たちって、やっぱりすごいし、僕にとってリスペクトの対象です。 大阪・心斎橋にある「レトロバー・レト」をご存じでしょうか? プリンスをこよなく愛するファム(プリンスは支持者のことをファンではなくファムと呼んだ)、EIYOさんが創造するセンスあふれる音楽BAR

          プリンス・コード01 ~Talk Live in大阪レト~

          格闘技医学検定 記述問題 解答例 

          格闘技医学検定には、選択問題と記述問題があります。ここではご参考として記述問題の回答の一部を公開しています。 空手指導者・岡田努さん先日とあるTV番組で10年前に起きた韓国の船舶事故について取り上げられていて、その事故の原因などを深く考えると、今の格闘技、武道武術の安全につながる点が多くあるのではないか?と考えました。 船舶事故の大本の原因は違法改造、利益重視の加重超過などが挙げられていましたが、私は乗船する際の安全確認や安全指導(浮き輪や防具、小舟のありか等)を一切して

          格闘技医学検定 記述問題 解答例 

          格闘技医学検定 テストについて

          格闘技医学検定とは・・・  格闘技・武道を指導、実践する上で知っておくべき医学知識、人体の構造や機能、リスクや予防法などを正しく学ぶための検定です。  命や健康に関わることは、「知らなかった」「間違って認識してた」「今後、気をつけます」ではすみません。検定(テスト)の真剣さの中で知識の定着をはかります。 公式テキストはありますか? 格闘技医学第2版を公式のテキストとしています。問題は主にテキストの中から出題されます。 テストの方法、費用は? オンラインが基本とな

          格闘技医学検定 テストについて

          格闘技医学検定 2024

          格闘技医学検定とは?格闘技、そして武道競技。もともと命の奪い合いであった格闘技術にルールや制限を設け、安全性の上に成立するスポーツ文化です。格闘技や武道の実践を通じて得られるものは非常に大きく、人間のもつ潜在能力を引き出す身体文化といえるでしょう。 その一方で、気になることがあります。それは安全意識の低さです。 前日計量前に倒れ、救急搬送。減量が原因で亡くなった例。 空手の試合中に心肺停止をきたした14歳男児の例。 アメリカでは「安全のために子どもは非接触型の武道だけ

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          格闘技医学検定 2024

          糸井さんと羽生さん⑩ ~終わりと始まり~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day10。 (僕がメディアやインタビューなどを通じて知り得る範囲の)羽生結弦という人に、僕個人として感じている疑問(興味ともいえる)。 それを、あえて失礼を承知で言葉にするならば、 「なぜこの人はこうなのか?」 になる。 オリンピックで金メダル。それがゴールでもいいはずだ。 オリンピックで2つの金メダル。それもゴールでいいはずだ。 プロとしても及第点をやれば、多くの賛同と納得を得られるだろう。 手堅くやれば、手

          糸井さんと羽生さん⑩ ~終わりと始まり~

          糸井さんと羽生さん⑨ ~表現と時代~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day9。 すぐには伝わらなくても、 人の価値観って、そうやって、 変わっていくものでもあって。(羽生さん) 本人からすると妥協だったかもしれないものが、 一番、人の心を動かしたりもするし。(糸井さん) このあたりの話、僕は大好きだ。 僕の場合は規模も範囲も小さなものだけど、それでも「何かを表現する難しさ」には日々向き合わざるを得ない。そしていつも壁の前でジタバタしている。 でも、おふたりのようなトップランナーでも、そ

          糸井さんと羽生さん⑨ ~表現と時代~

          本気の魂は老いることはない

          田原総一朗さんの卒寿(90歳)のお祝い、そして新刊全身ジャーナリストの発刊記念パーティーに出席してきました。 お声かけいただいたときは、びっくりしました。 正直、「僕が行ってもいいのだろうか?」 と思ったわけですが、でも、気にかけていただけたことが、とっても嬉しくて。パブリックな場に出る時の「Tシャツにスーツ」で会場である早稲田のリーガロイヤルホテルに向かいました。 受付をすませパスをいただき、中に入ると・・・・・ もう完全に朝まで生テレビ・リアル拡大版状態。 「

          本気の魂は老いることはない

          糸井さんと羽生さん⑧ ~残るよさ/消えちゃうよさ~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day8。 「現代人が1日で受け取る情報量は、江戸時代の1年分、平安時代の1生分」 とも言われる未曽有の情報洪水社会。 「そんなことを書いてどうするの?」 敬意も、品位、矜持も見当たらない「煽り」「ゴシップ」「偏向」が拡散されてしまう。 ネガティヴな情報ほどキャッチしやすい脳の特性も相まって、信じる人が多ければ、ウソもホントになる危うい時代。 伝えたいメッセージも情報の洪水に飲み込まれてしまう。 そんな中、テーマは

          糸井さんと羽生さん⑧ ~残るよさ/消えちゃうよさ~

          最強の侵略者2代目・山口翔大選手×Dr.F③ ~物語と人対人~

          Dr.F 山口選手は小学生の頃から30代に至るまでずーっとチャレンジを続けてきて、「強くなりたい」というモチベーションがなくならないのはどうしてですか? どうしてそんなに強くなりたいんでしょう? 山口 僕が「強くなりたい」と思う理由をひと言で言うと、男に生まれたからやと思うんですよね。ただ、なぜ挑戦を続けているのかという理由は、簡単に言うと「中毒」なんですけど(笑)。  僕は漫画が好きで、『ドラゴンボール』だったり『ONE PIECE』だったりといろんな作品を読んでるんで

          最強の侵略者2代目・山口翔大選手×Dr.F③ ~物語と人対人~

          糸井さんと羽生さん⑦ ~環境と創造~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day7。 フィギュアスケートの過酷さに続いて、 練習環境の話題となる。 フィギュアスケートって、練習しようにもまず、 「氷がないとはじまらない」というのは、 なかなかたいへんなことですよね。(糸井さん) あー、これもまた、言われてみればそうなんだけど、ほとんど意識したことなかったなぁ。糸井さんの言葉はいつも、見えていないけど大切なところに光を当ててくれる。 想像の翼を広げ、氷山の水面下までやさしく理解してくれる大人の存

          糸井さんと羽生さん⑦ ~環境と創造~

          糸井さんと羽生さん⑥ ~進化の時~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day6。 アスリートも、ミュージシャンも、俳優も、パフォーマーも、 表現の場はあくまでも「本番」である。 だから「練習における本音」が公に語られることは案外少ない。 練習に全てがあるのだから、練習に関しては完全非公開のプレイヤーも少なくないし、中にはメディア用の受け応えをしているケースもある。 何かで「勝っていく」とは、シェア、発信、共有、拡散とは逆のベクトルを聖域としてもつということかもしれない。だから「プレイヤーが

          糸井さんと羽生さん⑥ ~進化の時~