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紫本主義

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弱いからこそ強くなれる。拙書『強さの磨き方』を公開。
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紫本01 推薦の言葉

ほぼ日代表 糸井 重里 ライター/『嫌われる勇気』(共著/岸見一郎) 古賀 史健 クリエ…

二重作 拓也
2か月前
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紫本02 はじめに

強さの磨き方―――これが本書のタイトルです。 ふつう強さに関する本は、「強い人」あるい…

二重作 拓也
2か月前
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紫本03 強さとは何か?

強さとは何でしょう? 強くなるとはどういうことでしょう?  残念ながら「はい、こういうも…

二重作 拓也
2か月前
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紫本04 人間VS……

 人間がもし裸のまま、一切の武器を使用せず、騙し討ちもなしで「正々堂々と」他の生き物と1…

二重作 拓也
2か月前
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紫本05 戦闘の非エリート

 他の生き物と戦闘能力を比較してみると、私たち人間は、遥かに体格差のある小さな生き物に対…

二重作 拓也
2か月前
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紫本06 人類最大の武器、脳

 では多くの野生動物に比べてフィジカル面で悲しいくらいに劣る私たち人類の武器は何でしょう…

二重作 拓也
2か月前
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紫本07 記憶とシナプスの可塑性

脳には様々な機能があります。中でも「脳は記憶そのもの」と言われるくらい、「記憶」は重要なキーワードです。 「山」という文字を見て、あなたは何を想像しますか? おそらく何らかのイメージが脳裏に浮かんだことと思います。 富士山なら、日本人もしくは日本や富士山に興味がある人。キリマンジャロなら、キリマンジャロに関心や何らかの想いがある人。皿倉山を想い出せば、おそらく北九州に関係ある人(思いっ切り地元びいきです)。 書類の山を想い出せば、電子化が進んでいない会社で今日も仕事に

紫本08 運動が生じるシステム

私たちの武器である脳も、脳単体では上手く機能してくれません。 脳は全く刺激のない環境に極…

二重作 拓也
2か月前
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紫本09 想像と創造

「前頭前野での運動イメージの想起をスタートとして、意図的な運動が具現化する」という一連の…

二重作 拓也
2か月前
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紫本10 運動の延長としてのテクノロジー

想像からの創造により、私たちは運動の延長としての高度なテクノロジーを獲得してきました。 …

二重作 拓也
2か月前
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紫本11 我々は超越する

このように人間は道具やテクノロジーをより高度に、複雑に、共有的に駆使することで運動の幅…

二重作 拓也
2か月前
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紫本2-1 弱さを眺める

 第1章では、「種としての人間」を駆け足で追うことで、我々がどのように強さを獲得してきた…

二重作 拓也
2か月前
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紫本2-2 逃げるの肯定

「弱さ」と聞いてはじめに浮かぶキーワードのひとつは「逃げる」ではないでしょうか。 かなり…

二重作 拓也
2か月前
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紫本2―3 嫉妬の正体

嫉妬も、弱さにつながる感情かもしれません。 「なんでアイツばっかり評価されるのだろう?」 「私のほうが、あの人より、あなたのことが好きなのにどうして?」 「あの舞台に立つのは、本当はおれだったのに・・・」  誰かを羨ましがる嫉妬心、敗北感や劣等感、嫉妬に狂う苦しみをサラリと手放すことができたら、どれほど気持ちは軽くなるでしょう?  私は聖人君子ではないですし、悟りを開く予定もないので、嫉妬の感情は無料配布できるほどたくさんもっています。だからこそ嫉妬という厄介な代物を、